■ 投稿レビュー RPG 22 | ||||
すでに私たちは地獄のまっただ中でした。 | World Wide Adventure | 冒険者の宿 | 頼むからzipにしてくれ | ふしぎの城のヘレン |
Realm of the Mad God | ウォーターは俺の娘 | HEBI QUEST | 天使のうつわ | 巡り廻る。 |
レビュワー [ lizu ] ジャンル [ クソとゲロと愛に満ちた魂のRPG ] 作者 [ ローゼンクロイツ さま ] 容量・圧縮形式 [ 36MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:9
あなたは
自分の生きている意味を400字以内で説明できますか?
命とは
なにか意味があるものだと思いますか?
あなたは、なぜ今日を生きるのですか?
意味 イミ イみ
このヨのすべテはム意味でありマす。
生きる意味?全ては自己満足 独りよがりの意見 自分だけの価値
生命とは、ニン間とは、全てこのホしの垢からウまれタ微生物とでも言うべき有象無象の血袋のナかで蠢ク物質反応の集合体オブつの寄せアツめユエに意味など カ いむ 。私も アなタ モ
意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し
意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無し意味無しそれ以上でも以下でも無い考えるヒト
だから、自分で決めるのです。
(このゲームはRPGツクール2000で作られたゲームです。URLの先を見ればわかりますが耐性を必要とします。)
(独特の世界観を持っているゲームです。アクの強いゲームです。だからこそ薦めます。)
(そこらにあるダンジョンの奥にはボスが眠ってるなどと言う事もないので平然と進んでも大丈夫です。お金はホボ有限です。)
(私は紹介しました。ヤるかやラないかハ自ブンでキ めま しョ ぅ。)
管理人コメントダウンロード先には明記してありませんが、このゲームではR-15に指定すべき程度にはエログロ描写が飛び出す作品です。だからこそ、本作品の「クソとゲロと愛に満ちた魂の」表現ができるのです。
本作の「ダークファンタジー」な世界観は、確かに耐性を必要としますが、その分「響く」人には堪えられない魅力も持っています。
リンク先の画像にマウスポインタを合わせると表示される「それでも、あなたには目を逸らさずに考えてほしいのです。」の言葉が、真剣に響くのも、このゲームがダークでエログロで救いのない世界観を持っているためと言えるでしょう。
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レビュワー [ きと ] ジャンル [ RPG ] 作者 [ CaravanSoftware さま ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・Javaアプレット ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:6 グラフィック:3 サウンド:6
昔ネット上でよく見かけた懐かしのRPGです。専用ソフトで自分で作って遊ぶ事もできます。さまざまな作品がリンクされており入り口に入るとリンクに飛びます。まあ遊べばわかるでしょう。
管理人コメントこのゲームは、そのシンプルで素朴でレトロな見た目によらず、パズルゲームのような細かいステータス管理を強いられる作品です。公式(作者お手製)のシナリオの中には、「魔法の塔」をモチーフにした高難度シナリオ「CaveDungeon」も入っています。
公式ページからたどれる作品の中にも、作者・他の有志を含め、バリエーション・量ともに数多くのシナリオが展示されています。
中には、オリジナルのマップチップを使用したシナリオもあり、それだけで雰囲気も異なってきます。現在のブラウザ(IE系・Firefox・Chrome全て)でも何の問題なくプレイできるため、いろいろとプレイしてみてください。
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レビュワー [ 祈 ] ジャンル [ コラボRPG(ギャグRPG) ] 作者 [ 宮波笹 さま ] 容量・圧縮形式 [ 99MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールVX ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:10 グラフィック:7 サウンド:9
ワロタwww久々にワロタwwww
難易度はショボイけどこのゲーム面白かった
管理人コメント本作品は「ロマンシング・サガ」のような自分の足でイベントを捜し歩く形式のRPGです。ただし、「ロマンシング・サガ」ほど戦闘バランスは厳しくありませんし、ある程度(ストーリー進行にかかわりのあるイベント)は仲間たちや道中のNPCが道案内してくれます。
しかし、本作の真骨頂は、道案内された方向には無いサブイベントです。仲間が獲得できる依頼、他作品から来たキャラクターとの交流、これらは全てメインイベントだけをこなしていては見られません。
未プレイの作品から来たキャラクターでも、「人物図鑑」でどの作品の出身か、原作ではどんなキャラなのか(本作での扱いとは差があったりする)がザッと説明されています。
なお、祈さまは「難易度ショボイ」と評しましたが、冒険者ギルド右下の「管理室」から難易度の調整ができます。アイテムドロップ率などは変化ないため、好みに合わせて選択しましょう。
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レビュワー [ lizu ] ジャンル [ ターン性バトルzippingRPG ] 作者 [ まさのれ さま ] 容量・圧縮形式 [ 10MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:9
この作品は2008年 GW VIPRPG祭りに参加予定だったものの未提出に終わり、3年後のVIPのスレに投下された作品となります。
本来ならば祭りに乗じてたくさんの人にプレイされ、高く評価されたであろう作品だと私的に思い、少々もったいなく感じたために紹介させて頂きます。
こちらの作品はVIPRPGの祭りに提出予定だったにしては、VIPRPGの世界観は全く関係ありません。
しかしVIPRPG特有の内輪向けではあります。もしもの世界観はなくとも2chの知識が前提となっているからです。
そして最終ステージの謎解きにVIPRPGの”お約束”を利用したものがあります。しかし常にマツコさんを持ち歩けるシステムなので詰まってもマツコさんに聞けばよいです。(解法も一つではありませんし)
私が押したい点は独特なシステムと作者の演出能力全般です。
zipppingシステム、いろいろなものをzipに出来る能力で、ストーリー展開もそれ中心に進みます。
そのあたりのシステムはゲイツが教えてくれるため省きます。
が、zipの戦闘時の効果は戦闘時にshiftを押す事でしかわからないのでそこは覚えておくと混乱せずに済むかと。
このzipシステムだけでなく、メニューなどシステム面が大変よく出来ています。
私が押したのは間違いなく市販できない独自性の強いシステムもそうなのですが、作者さんの選曲と効果音の使い方、演出の上手さが際立っていた為でもあります。演出は丁寧に作られています。
ただそれ以外の点でアラが見えて残念です。(パーティにその人がいないのにドアを調べるとその人が出てきたり)
私はスレで落としたためにverが低いのかもしれませんが。
また、戦闘回数が少なく、両手で数えれる程度の回数しかありません。RPGにしてはド短編です。
この部分が大変残念です。良いシステムであるだけに、短すぎるのが欠点といえます。
そしてもっとも人を選ぶと思われるのが、上で触れましたが内輪向けのネタです。
zipper、角二、二次ロリ、等々。また下ネタも多いです。キャラクターも時事ネタが8割です。
そういったネタの偏向性が極端です。しかも時事ネタが古いです。残念です。
なのでこのゲームをプレイする場合、2ch知識を多分に持っていないとキツイです。
まとめではなく、ニュー速vip板に居ついている人向けのゲームなのでそこらへん心得ておいてください。
ネタが分からないからつまらない、著作権が、肖像権が、等の批判はこのゲームが作成された場所においては的外れな意見となります。
ネタさえ理解できるなら間違いなく楽しめます。が、人は選びまくるゲームなので気を付けてください。(著作権的な意味でも)
管理人コメントこのゲームでは、2chでよく言われる「画像も張らずにスレ立てとな」や「ZIPでくれ」などの独特の(多くの場合、著作権に触れる)文化のみならず、「MONER SPECIAL」と同じく政治ネタ・不謹慎ネタの知識および耐性を必要とします。
また、lizuさまは「少ない」と評した戦闘ですが、ボス戦のみ、しかもバランスは厳しめに調整されています。手に入るZIP全てを取捨選択したうえで、ステータスを最強にしたとしても、一瞬回復タイミングを間違えただけでGAME OVERになってしまいます。
装備しているZIPファイルの能力も、シフトキーでゲイツに説明してもらわない限り表示されません。知らずに戦闘に臨むと、「物理ダメージ半減」などの攻略に必須な能力を外したまま戦う羽目になります。
手に入るZIPファイルは、それぞれ能力に特長・クセがあります。新しいZIPを手に入れたら、必ず説明を聞くようにしてください。
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レビュワー [ lizu ] ジャンル [ アイテム選択型ターン性バトル ] 作者 [ さつ さま ] 容量・圧縮形式 [ 12.3MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:9
この作品はVIPRPG紅白2011に於いて集計結果にて優秀な成績を残したゲームです。
VIPRPG、と聞いて興味をなくす方もいるかもしれませんが、このゲームはVIPRPGの「もしも」の世界観とはあまり関係はありません。(問題無い程度には関係あります)
フリーゲームは手軽さがあってもその数の多さによりプレイに於いて第一印象が重要です。第一印象が悪ければダウンロードの手間さえ惜しむでしょう。
なぜならフリーゲームをやる人は知っているからです、あくまでこの世界は玉石混交である事を。
VIPRPG発だから、と敬遠せずに、多くの方にこのゲームをやって頂きたいと感じたので、一筆こしらえました。
前置きが長くなりました。このゲームのシステム面について説明させて頂きます。
このゲームの主人公ヘレンにはHP以外のステータスはありません。その変わりアイテムにステータスが付属しています。
このゲームはアイテムを使用して行動するのが大前提です。敵もアイテムを使用して行動します。
アイテムのステータスは効果、防御、行動と3つあります。(後記しますが武器以外のアイテムもあります)
効果、はいわゆる攻撃力と考えても差し支えありません。
防御、とは行動完了までに受ける相手の効果を軽減できる数値です。
行動、とは武器を決めてからその武器を使うまでの時間単位です。
防御と行動が分かりづらいかもしれません。が、触れればすぐに理解できるシステムなので、はぶかさせていただきます。
アイテムには5種類あり、剣 弓 盾 魔法 その他 となっています。
剣 弓 盾 魔法は行動値がある戦闘アイテムで、その他は持っているだけで他の武器種のステータスをアップさせるパッシブアイテムです。
あえてストーリー、音楽、グラフィックには触れませんでしたがこの部分は是非体験してください。(音楽はフリーなので聞き覚えがある音楽が数種あります。)
このゲームはとても作者さんの愛が込められています。玉石混交の中の玉であると自信を持って推す事が出来ます。
プレイ時間も3~4時間、セーブもメニューが開ければいつでも可能です。
是非遊んでみて下さい。私の一押しです。(初投稿だけに)
管理人コメント最初に、RPGツクール2000で作られたとは思えない程の緻密なドット絵に圧巻されます。そして、敵とヘレンの「行動力」を見て次の行動を決める緻密なバトルシステムにハマります。
敵の攻撃力は(ヘレンと遜色ない程度に)高く、防御力0で行動力の大きい(出るまでが遅い)魔法の最中に素早い攻撃を食らってしまうと、発動前に負けてしまいます。
ステージを進めるごとに、ヘレンの行動を見て防御・攻撃を決める高いAI、ターン毎にヘレン側にペナルティの掛かる特殊なボス戦、高度なリドルなどがヘレンを苦しめてきます。
そして、そんな苦しい戦いを乗り越えたヘレンが見たものは…ぜひ貴方の目で見ていただきたいと思います。
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レビュワー [ かんぬき ] ジャンル [ ハック&スラッシュ ] 作者 [ Wild Shadow Studios さま ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ] 言語 [ 英語 ] 配布元 本作はローグライク的な要素を持つMOアクションRPGです。
課金要素がありますが、それを前提としたシステムでないこと、またゲーム配信プラットフォーム「Steam」での無料配信も決まりましたのでレビューをさせていただきます。さて、シンプルな画面にシンプルなキャラクターとレトロな雰囲気が漂う本作ですが、ムシケラのように敵を蹴散らしムシケラのように蹴散らされるという、ある種過激なゲームデザインとなっています。
特に決まった目的があるわけではありませんが、モンスターをちぎっては投げつつキャラクターを鍛え、よりレアで強力なアイテムを手に入れ、仲間とともにボスを倒しさらにレアなアイテムを…
というハック&スラッシュでお馴染みの行為が一般的な目標と言えるでしょうか。このゲーム、プレイヤーキャラは簡単に死にます。注意していようがレベルが最大だろうがレアな武器で身を固めていようが死ぬ時は死にます。
ローグライクゲームの伝統をリスペクトしているのか死んだらアイテムも何もかもおじゃんです。世知辛いですね。でもその分ガンガンレベルが上がります。
倒された敵の近くにいるだけで経験値が入るため、強敵と戦っている熟練プレイヤーの後に付いていって援護(金魚のナントカとも言う)するだけであっさりとカンストします。13種類の個性的なクラスと、クラスによって異なるスキルがありますが操作はシンプル。
忙しくショートカットキーを押しまくる必要もありません。少しSTGっぽいかも。画面が埋め尽くされるほどの弾幕とともにボスに挑み、ボロ雑巾のように倒れていく世界中のプレイヤー達。
良い意味で「大味」な本作、日本語のまとめwikiもあるので興味のある方は是非。Realm of the Mad God 日本語 Wiki*
http://wikiwiki.jp/rmd/?FrontPage
管理人コメントこのゲームはシンプルです。どのくらいかと言えば、チュートリアル的なニワトリ退治とブッチャー撃破が終わったら、即・多数のキャラがひしめく戦場に放り出される程シンプルです。
戦闘の流れは、絶え間なく出てくるクエストボスに向かって全力疾走→撃破を繰り返すだけです。場合によっては、先人の落としたアイテムを拝借して役立てるのも合法です。
ただし、道中に出てくる敵キャラは、自分に与えられたクエストボスだけではありません。ときに攻撃が一発かすっただけで即死するような高レベル者向けエネミーにぶち当たる可能性も無きにしも非ずです。
画面右の神殿アイコンで、いつでもポータルに帰還できます。空いた時間にちょっとずつ進めたり、様々なステージを開拓するのにも対応しています。
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レビュワー [ たたり ] ジャンル [ ドラクエパロディ ] 作者 [ メッキの巻物 さま ] 容量・圧縮形式 [ 26.8MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクール2000 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 VIPRPG2010の優勝作品。
VIPRPGはちょっと内輪向け感がきつい気がしてやや敬遠していたんですがこれは良くできてます。本作はドラクエ5をネタ方向にパロディした作品です。しかしそれだけではありません。
大量のネタと意外にシリアスなオリジナル設定とやたらいいテンポと勢いに本来のドラクエの面白さも合わさり正直かなり面白いです。
特にゲーム全体のテンポが良く殆どだれた覚えがありません。フリーゲーム全体でみてもかなりレベルの高い作品
なんじゃないでしょうか。ただ、ちょっと欠点を上げるならラスト付近の展開はもう少しシンプルにしたほうが、まとまりは良くなっただろうということと、ワンシーンだけ入るエロ描写は賛否分かれるんじゃないかなーという2点ですかね。
本当は現在作成されているおまけが完成してからレビューしようかと思ってたんですが作者様のブログがやや放置気味なので投稿。ちなみに現在もパッチを当てればまだ未完成とはいえいろいろ追加されますので当てることをお勧めします。
管理人コメントこのゲームのバランスは、パロディゲームらしからぬシビアさです。敵のダメージが大きく、プレイヤー側のHPが低いため、よほどレベル上げをして装備を整えておかないと、まずボスキャラには勝てません。
なお、ドラクエ風の自作戦闘ですが、Shiftキーでの早送り機能が実装されています。レベル上げの都合上、かなり回数を踏むことになるため、よほど戦闘アニメが見たい場合でない限り、戦闘中はShift押しっぱなしがおすすめです。
戦闘のバランス・ストーリーの長さを含めて、かなり本格的なRPGになっています。もっとも、道中のネタをゆるく楽しむパロディRPGらしさも豊富に詰まっているため、肩ひじ張らずにプレイしましょう。
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レビュワー [ たたり ] ジャンル [ 戦闘だけRPG ] 作者 [ MIDORIKAWA さま ] 容量・圧縮形式 [ 1.7MB・LZH ] 製作ツール [ HSP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 [まとめ]
ストーリーは無く戦闘を繰り返すのみのゲームですがその戦闘がかなり練りこまれており、ゆるい画面に似合わぬハードなゲームとなっています。
感覚的なことを言えば、ローグライクでダンジョン潜りをしているときと使ってる脳みその部分が一緒です。[ゲームの流れ]
①総資産(家の金庫みたいなもの)から、持ち込み可能金額内(底上げ可能)で金を持込み初めの店で必要なものを買う
②ダンジョンに潜りドロップや宝箱、「戦闘中」に出てくる店で手に入れたアイテムや装備をやりくりしながら戦闘を繰り返す
③ゴールにたどり着くとダンジョンクリア。その時点の所持金と装備がそれぞれ総資産と倉庫に送られ、次のダンジョンが選択可能に。
*死んだら所持金のみ総資産に追加。他は全ロスト。
*倉庫内の装備はクリア済みダンジョンか持ち込み許可ダンジョンに持ち込めます。
[戦闘システム]
全て紹介すると結構な量の文章になりそうなので、ここでは肝のところだけ紹介します。
というか文章だけ見てもなんのこっちゃだと思うので先にゲームをちょっと触ってから作者様の解説ページに行くのがよいかと思います。じゃあこの下の文章は何なんでしょうね。
基本的にはドラクエ式のターン制で、コマンドは、戦う、アイテム魔法、ターン終了の3つ。
乱数や補正はなく攻防力の単純な足し算引き算で戦います。
装備は攻撃用装備が5つ、盾が1つ、鎧が1つまで持てます。攻撃用装備は常にどれでも好きなものを後述の行動回数内で自由に使えますが、一度使うとその装備は次のターンまで使えなくなります。
さらに3つほど基本的なところを紹介。
①レベルがない
レベルは無く主人公の基本ステータスは HP10 攻撃力1 防御力0、で固定。このステータスはゲーム的にかなりきついので初めの店では大抵アイテムではなく装備を買う事になると思います。
②食らった攻撃をアイテムとしてもらえる
例えばダメージ3の攻撃を受けると相手に3のダメージを与えるアイテムを手に入れます。
アイテムは相手の基礎攻撃力分の数値となるため、ダメージ3を防御力2で受けて1ダメージしか食らわなくても手に入るアイテムはダメージ3です。なお「盗む」のような特殊攻撃はもらえません。
アイテムは後述の行動回数を消費しないためできるだけ持っていたいところ。
もちろんこれ以外の普通のアイテムもあります。
②HPが回復できない。
このゲームでHPを回復する手段はダンジョン途中に1つだけある全回復の泉のみです。
一回しか使えませんが出る場所は決まっているのでそこを目標にいかにアイテムと装備を、HPを削りながら手に入れるかが勝負。
③行動回数システム
これがまさにこのゲームの肝です。このゲームはターン制ですが主人公はターンの初めに必ず行動回数2になります。
行動回数を消費する行動は基本的に攻撃しかないので2回攻撃できるということですが、攻撃の前に行動回数の2つの特性を考えなくてはいけません。
一つは使わなかった行動回数は1ターンだけ防御力になるという特性。
もう一つは敵をきっちりHP0にして倒した時には行動回数は消費されないという特性です。
前述のとおりHPの回復は殆ど出来無いので防御力が上がるのはかなりありがたい、というか上げないとすぐ死ぬので出来るだけ敵をオーバーキルしてしまうのは避けたい。しかし、序盤はともかく後半の敵はかなりいやらしい特性や能力を持っていて数もいっぱいいてうーん、という感じです。
行動回数を増やしたり攻撃力を上げたりとにかくいろんな数値に影響したりされたりするアイテムや装備があるので、それをいかに活用して切り抜けるか。考えるだけで頭が嬉しい悲鳴をあげます。
他にも気力だとか武器のアイテム化だとか店のシステムとかいろいろあるんですがとりあえずこのへんのシステムを押さえていれば最初のダンジョンはクリアできるでしょう。
実はこのゲームの最大の魅力は武器の豊富さだと思うのです。
このゲームはキツメのバランスなんですが手に入る装備はかなり種類があり、最終的には200種類を目指すそうですが、現在は140種類。そのうち135種類が特殊能力付きだそうです。
特に上位装備の能力はゲームバランスの心配をするレベルです。心配が杞憂であったことを後で知ることになりますが。
これはもう詰んだんじゃないかという状況で強力な装備が手に入り一気に逆転。浮かれて進んで次の敵の能力に悲鳴を上げる。死んでもアイテム欲しさにまた潜る。そんな楽しさの詰まったゲームだと思います。
管理人コメント進撃を繰り返すノンフィールド型RPGは、当サイトに掲載している作品でもかなりの数に上ります。この「HEBI QUEST」の特徴は、攻撃力をアイテム1点のみに絞り、「会心の一撃」などの偶発的要素を無くすことで、計画的なアイテム運用を強いられる点です。
自分も敵も攻撃力が表示され、1ターンでどれだけ双方に損害が与えられるか考えないと、とても生き残れません。敵が多い場合には、最初のターンは行動せずに防御力を上げ、ラーニングした「通常攻撃○」で次ターン巻き返す…と言う作戦は、基本中の基本。これが使えないと、最初のダンジョンすらクリアは絶望的です。
クリアができずに死ぬと、後々の資産の繰り越しが減り、持ち越し金額などの成長がおぼつかなくなります。最初はとにかく戦法を考えましょう。
「HEBI QUEST」は、キャラクターの強さではなく、プレイヤーの強さが第一に求められるRPGなのです。
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レビュワー [ 内村杜斗 ] ジャンル [ のんびりだらだらRPG ] 作者 [ もち さま ] 容量・圧縮形式 [ 23MB・ZIP ] 製作ツール [ RPGツクールVX ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 ハマリ度:9 グラフィック:8 サウンド:9
グリンちゃんマジ天…
おこんにちは。今更ですが『天使のうつわ』2ndレビューです。未プレイでも、フリゲ2011で上位入賞したので気になっている方は多いんじゃないでしょうか。
もしも未読ならば、まずはイチオシをご覧ください。とっても詳しく解説されておりますので。はい、読みましたね?
いやー、素晴らしいレビューだったぜ!じゃ、もうお腹一杯だし、ブラウザバック…と言いたいんですが。
せっかく楽しかったので、私も拙いながら感想を書きたくなりまして。
べ、別に『フリーゲーム あの人に聞きたい!』でインタビューされてたから便乗しよう!なんて思ってないんだからねっ(お嬢風に)
そして割とどうでも良い前置き
実のところ初プレイの感想は、いきなり脈絡の無いステージをたらい回しにされて世界観がよく掴めず
置いてけぼり感、加えて最序盤の少々単調気味な戦闘…と内心では、ほんとにコレ面白いのか…
てな感じだったんです。半信半疑でプレイしてました。だがしかし、やっぱりフリゲ2011第4位は伊達じゃなかった!
中盤から徐々に物語に引き込まれ、本編をクリアするころには、ああ、これ途中で投げなくてホントよかった、って思えたんです。
つまり私の杞憂をレイスアールはホームランバットで宇宙の彼方へぶっ飛ばしてくれたんであります。
既に語られてはいるけれど…
のほほんとしたキャラクター達と、それとはまったくかけ離れたダークさが本作には秘められています。
まず、序盤のお嬢の話からしてドロッドロですし、兄のためにレイスをごにょごにょするかで葛藤するグリンや、あそこに住んでいるあの天使たちを見て確信しました。コイツはとんだ曲者だと…
その後も話はどんどん大きくなっていき、私が最初想像していたのとは全然違う展開に。
それでも話が重苦しくならないのは全力でのほほんとした空気を作っているからなんですよね。その手腕には唸らされます。
あと驚きなのが、悪役が全くと言って良いほど出てこない事。おまけをプレイされた方なら分かると思いますが本編のラスボスにすら愛着が湧いてくる不思議。自分の“子供”であるキャラの一人ひとりへの愛が伝わってきます。
きっと皆さんもプレイする中でお気に入りのキャラが出てくるはず。グリンちゃんマジ天…
そしてキャラクターのしっかりしたRPGは楽しいに決まっている訳です。
戦闘についてちょっと
序盤こそ人数、装備の関係上から戦術要素に乏しいのですが、中盤から終盤にかけて装備が充実してくると面白さはどんどん増していきます。ボス戦ではいつも属性、状態異常の多さには悩まされるでしょう。
特におまけ編、二周目追加要素の戦闘はガチ過ぎなので戦闘狂も十分満足するんじゃなかろうか。おまけ終盤はホント血反吐はくぜっ!
もしも貴方がつらい事、苦しい事が快感に変わる特殊な性癖をお持ちなら普通の黒敵とは戦闘禁止でいきましょう。
実際、それくらいなら余裕しゃくしゃくでクリアできます。あとは魔法購入禁止、月のコイン使用禁止、クリアの魔法禁止などと色々縛って難易度調整するのが良いでしょう。
更なる苦行を望む変態さんはHPカード以外全部スルーで進めるといいんじゃないかな。回復アイテム購入禁止+回復ポイント使用禁止とかも良いよ!
それでもたぶん本編ならクリアできるはず。え?おまけ?二周目? えぇと… ノーコメントで…
という事で、縛るなら一周目からやった方が良いです。二周目に持ち越せるのはお金と一部アイテムくらいなんで大した影響はありません。
ただ、クリア時間については正直なところ…
二周目込みで70時間超えはちょっと長いなとは思います。一周だけならおまけ込みで35時間前後でしょう。
私の好みが中篇だっていうのもありますが二周目の本編をもっと楽しめる工夫が欲しかったです。
本編が基本的に一本道で、なおかつ終盤にならないとメンバー変更できないというのも非常にもったいない。
もしも沢山いる仲間(なんと総勢12人!)が中盤から使用可能なら二周目の本編にも変化が出て、より面白くなった事でしょう。
とは言え、イベント中の選択肢が増えていたり、図鑑を埋める楽しさはあるので、やりこみ好きには嬉しいです。
色々と書きましたが、つまり天使のうつわはある程度まとまった時間が取れる方推奨です。
そして、おすすめするプレイスタイルは一周目はサクサク進み、クリア後のおまけもメインストーリーを中心で。
二周目からじっくり腰を据えてプレイするという感じです。
結局のところ天使のうつわは…
物語も戦闘も中盤から俄然面白くなり、おまけが本編!と言いたくなるほど尻上がりに面白さを増す、まっことスロースターターな作品なのです。
どちらかと言えば物語、キャラクターの良さが光るんですが、おまけの戦闘は素晴らしいし、やりこみ好きも満足できるしと、なかなか欲張りな大作なのであります。
時間があるならやって損はありませんぜ!
チラシの裏かつネタバレを含むあとがき
すでにクリアした方で戯言に寛容な方のみお読みください
プレイ中に何かクロノトリガーの匂いがするなあ、なんて思っていたら作者様がインタビューで人生を変えたゲームの一つとして選ばれていたので、我が意を得たりっ!と膝を打って喜びました。
二作品の共通点としては、主人公がしゃべらない、数人の仲間で自由にパーティを組める、周回プレイがある、主人公が一度死んでしまうが仲間のおかげで蘇える、ぱっと思いつく限りではこんな感じです。
一番、二番目なんかは良くあるので、だからどうしたって話なんですが。
ただ、最も気になった点は、おまけ編で本格的に語られることになる、“理”のフルルーです。
ロボットって奴はプログラム通りに動いているだけのはずなのに(ロボは心を持っているので正確には違いますが)
人間的な外見のせいか、その忠実さのせいなのか、どうしても感情移入してしまうんです。
それ故、私の中で最後のフルルーの物語と“みどりのゆめ”イベントでロボが黙々と作業する姿とが重なったとき、なぜどちらも“良い”事を目指したのに結果がこんなに違ってしまったのか、とひどく悲しくなるのです。
彼女は一人ぼっちでずっと待ち続けていたんじゃないのか。それなのにあの最後なのかと。
もしもフルルーにルッカのような存在がいたなら…そう思わずにはいられません。
そんな訳でフルルーとロボとは同じコインの裏表なんだと私は勝手に解釈しております。まあ、私の戯言はともかく、作者様がインタビューで他に挙げたゲームの影響なんかも元ネタをご存知なら探してみると面白そうですよ。
それでは皆さんさようなら、また会う日まで。
管理人コメント私のコメントは、イチオシレビューで語りつくしてしまったので、そちらへ。
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レビュワー [ SSS ] ジャンル [ ルナドン+RPG ] 作者 [ 耕(コウ) さま ] 容量・圧縮形式 [ 30MB・ZIP ] 製作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 本ゲームはルナティックドーンやElonaなどの流れを組むRPGである。
以下にそれらから受け継いだ共通点と、本ゲームの特徴となる独自点をそれぞれ上げていく。
共通点
- 退治や宅配など色々なクエストをうけて生計を立てる冒険者となる。
- 何かを強制されることはない。望むなら延々と宿屋で寝てても構わない。
- ゲーム中には様々なリソースがあり、それらを集めれば集めるほど際限なく強くなる。
レベル、スキル、名声、家、仲間、金、強い装備、素材等々。- 色々集めれば色々な事が出来る。家を建てたり、アイテムを作ったり、店を開いたり。
- 結局先立つ物が無い序盤は宅配屋から始めるのが一番楽。
- 世界に終わりはない。プレイヤーが終わらせようとしない限り、世界は永遠に続く。
- 戦闘は3×3×2のフィールドで行われる疑似アクティブタイムバトル。
簡単に言えば、色々な事が出来る世界で色々な事をするために、自分のキャラクターを最強冒険者に育て上げていくのを楽しむ点が同じである。
独自点
- 仲間が自動生成でなく、固有名と固有セリフと固定会話イベントを持っている。
恐らく一番大きな独自点。
ただの数値や外見の差異だけではなく、仲間として一人ひとり個性付けがなされており、友好を深めたり特定の場所を訪れたり(例えば、雪を知らないキャラ連れて雪国に行くとか)した時に、仲間と色々会話することが出来る。(もちろん会話するかどうかは任意。無視してもいい)- 非戦闘部分のベースがRPGである。
コマンド型でもローグライクでもなく、RPG的な移動システムをベースとしている。
よくある形と言えばそれまでだが、王道であるが故に直感的に操作でき、共通点で述べたフリーランな魅力をそのまま味わうことが出来る。- グロ表現が排除されている。
他作品では推奨プレイとされる大量強盗殺人はシステム上不可能になっている。
勿論、人肉食も娼婦も核兵器テロも存在しない。
その辺りは人の好みにも寄るだろうが、その手の表現が嫌でElonaをやってない人にはこちらをお勧めしたい。
(犯罪・犯罪者フラグの概念はあり、 宅配品横領とタンス漁りは初期から、スリと国王暗殺は隠し条件をクリアすれば可能。)その他、細かい部分もしっかり作りこまれており、全体的に高いレベルで完成されている作品である。
やや戦闘がもっさりしているが、戦闘回避方法もあるのでそこまで気にならないだろう。ただ、根幹部分である「RPG型育成」という部分自体が、わりと人を選ぶ要素ではあるのだが。
好きな人ならとことん遊べるゲームなので、まずは一度遊んで試してほしい。
管理人コメント本作の戦闘バランスは「LV6までの悪夢」と言われる「Elona」よりは易しめです。仲間は最初から5人揃えられる上、戦闘で傷ついてもしばらく歩けば回復できるからです。
最もそれは初期レベルの話。戦闘を繰り返すたびモンスターは強化され、しまいにはプレイヤー側のレベルを追い越してしまいます。
よって、戦闘だけにかまけず、様々なレベルを上げて対処することが求められ、また、様々なレベル上げにチャレンジすることでより楽しめる仕掛けになっています。
道中にある神殿状の施設は、採掘レベルを上げる鉱山・賞金稼ぎがいる廃屋など、様々な探索場所がランダムに設置されています。ただ歩くだけでも「旅レベル」(積載量UP)が成長するため、序盤はリスクが少なく、様々な場所に立ち寄れ、「旅レベル」が稼げる荷物運びが推奨されます。
戦闘で稼ぐのは、荷物運びで資金を稼ぎ、装備を整えてからでも遅くはありません。