■ 投稿レビュー RPG 12
2ndEDEN 魔銃伝説
-the evil of gun-
革命魔王 SWORDⅡ
マーヴの逆襲
Wonder World
Walkers
PUNCH! かねをかせぐ ぼくのすむまちVX
第一話
うつつ Persona
- The Rapture (2)

【 2ndEDEN 】

2ndEDEN
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ みのもり 聖梓 さま ]
容量・圧縮形式 [ 6.13MB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

『魔銃伝説』と同じ作者様が作った長編RPG。

前作同様、基本を押さえつつも上手く独自のシステムを絡めているので、
プレイしている内に、自然と覚えられると思います。
グリモア(いわゆる魔法)の習得、1発逆転のスキルブレイク、
キャラ固有のアクションによる謎解き等、完成度は高いです。
また、エンディングが2つ有り、2週目プレイが前提の作りになっています。
両方のエンディングを見ると・・・

やり込み要素がかなり増え、全体的にかなりボリュームアップしています。
「RPGは隅から隅までやり込まないと気が済まない!!!」
というヘビーゲーマーにオススメの作品。


 管理人コメント

煉さまの言うとおり、ツク2000デフォルトのシステムに、魔法習得やキャラ特性を利用した謎解きなど、様々な要素が追加された労作です。
しかし、その新要素も、利用できるようになるにはかなり時間が掛かります。序盤のダンジョンでは「グリモア」や「スキルブレイク」は利用できません。しばらくの間初回のスキルで戦う必要があるのです。また、謎解きに必要なキャラ特性も、レベルが低いと発動できない物もあり、レベルアップがより重要になるのです。


(補足)
2012.09.30:DL先を変更

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【 魔銃伝説 -the evil of gun- 】

魔銃伝説 TITLE=
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ みのもり 聖梓 さま ]
容量・圧縮形式 [ 8.73MB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

「力が欲しくないか?目の前の敵を屠りたくはないか?」
とある少年が、意志を持つ武器『魔銃ルシフィリル』に選定された時、
全ての歯車が動き出す。そして、告げられる絶対の死。
荒廃した世界を巡る長編RPG。

RPGのスンダードな部分をしっかりと押さえつつも、魔銃を強化する改造システム、
日数経過で変わる「聖獣刻」など、適度にオリジナル要素が盛り込まれています。
難易度も適度なバランスで、各キャラの魔銃を上手く使えばほとんど苦戦はしません。
又、様々なサブイベント、レアアイテム探し、賞金首撃破等のやり込み要素が
非常に充実しているので、隅から隅まで遊び尽くせます。

・・・雰囲気が荒野に響く口笛と銃声の某PRGに似(ry


 管理人コメント

タウンマップでメニューが開けないなど、所々プレイしにくい点がありますが、精一杯オリジナル要素を見せようとしているツクラー魂はビンビンに伝わってくる作品です。
難易度も低めで、寄り道先も多いため、腰をすえてプレイするのに最適です。


(補足)
2012.09.30:DL先を変更

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【 革命魔王 】

「お約束」が破壊される時。
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ hat さま ]
容量・圧縮形式 [ 18.9MB・LZH ]
備考 [ 2008年 春 コンテストパークWeb 銀賞受賞 ]
製作ツール [ RPGツクールXP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

勇者側のお約束をネタにしたのが『勇者の憂鬱』『勇者は旅立たない』ならば、
この『革命魔王』は魔王側のお約束をネタにした短編RPGです。

いつ頃から言われ始めたのかは定かではありませんが、皆さんも聞いた事くらいはあるでしょう。
「勇者の存在が分かっているなら、魔王自ら倒しに行けばいいじゃないか」
といっても、本当に実行して成功してしまったら物語にならないので、ほとんどは失敗に終わります。
が、本作品の主人公である魔王はこれを成功させてしまいます。

勇者を倒した魔王と、魔王に倒された勇者。両者が迎える結末とは・・・?


 管理人コメント

「世界に届かぬ願い事」のhatさまが製作された、小粒な傑作です。
「世界に届かぬ願い事」で見せた自作のグラフィックこそ無く、RTPオンリーですが、ストーリーには余すところ無くhat節が炸裂しております。
この物語は、「勇者が魔王に倒される」と言うお約束の打破だけでなく、「魔王がレベルアップする」と言うお約束の打破までしています。
…いや、ひょっとしたら他のゲームのラスボスも悪行を尽くしてレベルアップしているのかしらん。それならば、RPGの謎の多数が解決できる気がします。


(補足)
2011.03.13:DL先を変更。(DECOすけ野郎 さま、情報ありがとうございます。)

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【 SWORDⅡ マーヴの逆襲 】

こんな迫力を持つラスボスも、ALL自作です。
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ 古き良き王道RPG ]
作者 [ じんちゅー さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.76MB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

古参のツクラーさんが作った長編RPG。ツクール2000で作られていますが、
なんとグラフィックやモンスターが全て自作!
ツクールはもう見飽きた、という方でも新鮮にプレイできます。

ストーリーは王道のファンタジーRPG。しかし、完成度の高さが半端ではありません。
特殊な事は何もない筈なのですが、グイグイと物語に引き込まれいきます。
喜びも悲しみも、シリアスも熱血も、笑いとお色気(?)も絶妙なバランス。
会話の選択肢も多く、真面目に答えるもアサッテの方向へ走るも自由です。
サブイベントや隠しダンジョン(一部未完)もあり、やり込み派の方も満足するでしょう。

ただ、難点を挙げるとするなら戦闘の難易度。
エンカウント率がそこそこ高く、敵も強め。
状態異常攻撃も容赦無く使ってくるので、特に戦力の揃っていない序盤~中盤は苦戦すると思います。
イベント戦もよく考えて行動しないと、あっさり負けるので注意。
仲間が揃ってくれば、大分楽になったと感じるはずです。
因みに、どこでもセーブできません。マメに記録を取りましょう。

超美麗なムービー、美男美女のキャラクター、複雑なシステム等は一切ありませんが、
ここ何年かでプレイした王道RPGでは一番面白かった!と言える作品です。
久しぶりに『RPG』をプレイしたという気分になります。

(※以下、個人的に是非発生させて欲しいイベント!見たい方のみどうぞ)

終盤、仲間の1人であるアイリーンが一時的に外れます。
すると、今まで入れなかった彼女の部屋へ入れるようになります。
当然の如く、物色できます(爆 そして、見つけた『それ』で貴方は何を為しましたか?


 管理人コメント
このゲームのヒロイン(?)トトエルさん。

私が学生だった頃、数日間ハマりにハマって、ラストまで一気に行ってしまった、まさに思い出の作品です。
セーブが特定箇所でしかできない、ザコ戦の消耗がきつい、状態異常を頻繁に使ってくるなど、かなり難易度は高くなっています。また、作者渾身のドット絵技術で表現された容赦ない残酷描写も多くあります。
その点では、お勧めしづらい部分はありますが、間違いなくフリーRPGの名作であることは、保障できる質の高さを誇ります。
同作者がDANTE98で製作された「聖剣と魔剣の伝説」の続編と言う位置づけですが、「聖剣と魔剣の伝説」当時にパソコンに触れたことが無い方でも楽しめる作品です。何でかって?その証拠が目の前にいるからです!


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【 Wonder World Walkers 】

管理人名ではこんな感じ。全角だとまた違ったり。
レビュワー [ マカフシ ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ Team UNknown さま ]
容量・圧縮形式 [ 15.9MB・ZIP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:6

【無限】このゲームは、もっと評価されるべきだ。【廃人】

※Windows、Macintosh両対応

さて……、
画面写真を見ても、ちょっとプレイしても、『ベッタベタなRPG』に見える。

否、それは『甘く見ていると色々な意味で後悔するRPG』だ。
このゲームをひとたびプレイしたら、病み付きに。
さぁ、キミもこのゲームで旅をして廃人になってしまえ!ワハハハハ!!

 ……

【ハマリ度、文句無しの…… 2 5 点】

 ■要因その一、キャラクターの作成から始まる無限

  自らの分身(このゲームでは『旅人』という)の名前を入力する時から、もうハマってしまう。
  なぜなら、職業、ステータス、さらには成長して初めて判る潜在能力さえも、

  名前を基にして生成してしまうからだ。

  潜在能力が気になって、最初が弱かろうが、他人には言えない変な名前だろうが、つい育ててしまう。
  ……ぬおおお!!いくつもキャラ作成してしまい、もう酒場が満員だぜえええッ!!

  Lv30まで育てても、転生して廃人という名の堕天使になっちゃう☆

 ■要因そのニ、すべての装備品に秘められた無限

  ある条件を満たすと、『鍛冶屋』が拠点である『HOME』にて開店される。
  ゲーム中で手に入る実質∞種類の装備品の隠された力を、一種類につき六回引き出すことができる施設だ。

  ……この鎧+1にするぞ!防御力2上がるのか、OK金を払うぜ。
  ……調子に乗って+2にするぞ!ぬぅ!防御力1下がるが、見たことのない技が使えるようになるのか、OK!
  ……調子に乗って+3にするぞ!あーSh*t!金がなーいッ!!

  鍛冶屋さん、もうやめて……、パンパンのお財布が一瞬にしてすっからかんに……。

 ■要因その三、無限に作られる世界とアイテム、そして作り手さえも無限。

  「さっきから無限無限うるせぇんだよッ!!」
  「このゲーム、なんとエディットができる
  「ごめんなさい」

  別途配布されている『WWWエディター(仮)』で、世界を作り上げることが出来る……
  もし貴方が『Card Wirth』を知っているのであれば、あれを思い浮かべて欲しい。

  しかし特筆すべきは、
  その、作り手さえもハマってしまう……魔力だ。

  モンスターデータ、素材が最初から用意されているだけでなく、
  世界の名前で、登場モンスターの傾向が決定してしまう。
  そう、先ほど説明したキャラクター作成の流れがこの場所でも出てきてしまうのだ!

  それだけではない。
  アイテムを作成するとき、攻撃力が百上がって防御力が百上がってとってもお手ごろ価格!
  なんてものは、エディタ錬金術の呪いの下、作れないッ!!
  なぜ?そんなこと愚問、バランスが崩壊するからだッ!!

  『世界の作り手』が作りやすいように、さらにゲームバランスが崩壊しない仕組みまで完成している、完璧な無限生成機。

【グラフィック、ドッターの努力に全プレイヤーが泣いた10点】

  Team UNknownのグラフィッカー、三品 創。
  僕の素人の眼で見ても、このお方は……軽く1000枚、いやその倍ぐらい描いているんじゃないかなぁと……
  マップに使う部品でしょ、キャラクターでしょ、モンスターでしょ……あぁ、身体が熱くなってきた

  グラフィッカーもプログラマーも企画も誰もがッ!!
  このゲームはスタッフ全員がヒッヒッフーという声を出しながら生み出した傑作に決まっているだろうッ!!

【ママー、このサウンド、テレビで聴いた事あるよー6点】

 ……まぁ許してやれよ、サウンドくらい、サウンド以外の部分でカバーできている。

  * * * 

  * * * 

なぜこのゲームが広まらないのか非常に不思議だ。
これを食わず嫌いしてプレイしないのは……なのに……。


 管理人コメント

冒険の舞台となる「シナリオ」をDLして、ファイル内に追加する…と言うシステムは、まさに「Card Wirth」と同様、プレイの幅が無限大に広がる至高の要素です。
また、シナリオ作りに不可欠となるアイテム・モンスターについても、あえて自由度を下げ、バランスを取りやすくしています。とは言っても、「シナリオレベルに従って、決められたポイントを振り分ける」と言う方式により、不自由さはほとんど感じません。
私としても、この作品はもっと評価されるべきだと思います。まだまだシナリオの個数は多いとはいえません。やはり、シナリオ作者にとって、自作の素材を使用できないと言うのは大きなマイナスポイントなのでしょうか…。


(補足)
2012.02.26:ダウンロード先を変更。(DECOすけ野郎さま、情報ありがとうございます。)

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【 PUNCH! 】

隠し要素まで、余k…しっかりとギャグが封入済み!
レビュワー [ 煉 ]
ジャンル [ シュール+脱力系(少しシリアス) ]
作者 [ NICE☆GUY さま(足長帝国) ]
容量・圧縮形式 [ 3.58MB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

世界は天使が作り、人はその天使を信奉し、悪魔は人々を襲う。というベタな世界観の中で、
『RPG』という概念に一石を投じた?(んだと思いますが・・・)中編RPG。かなり人を選びます。

主人公は騎士見習いのアザミと、悪魔に術を掛けられ子供の姿になってしまった老婆のホルン。
この二人が、術を解く為に悪魔を探す旅に出る所から物語は始まります。
システムが少し変わっており、移動中に買い物やセーブが可能(要アイテム)で、仲間達との会話も可能。
目的地の確認にも使えますが、サブ的な会話も多数。仲間が増えてくるとそっちがメインな状態に。
戦闘はごく普通ですが、技や属性、状態異常などの名称が既存の物と大分違っている部分があるので、
慣れるまでは少しとっつきにくいかも知れません。

しかし、システム以上にプレイヤーが違和感を感じると思うのは台詞の内容。
とある老人の台詞が「ここはサンタ・モーレ。メージェ島の玄関口です。」
ここまでは普通のお決まりの台詞。しかし、後に続いた言葉が、
「そしてこの言葉を、プレイヤーに伝える為だけに、 配置された民間人というのが、このわしなのだよ」
・・・この台詞を見ても違和感が消えない貴方は、残念ながらこのソフトを100%楽しめないかもしれません。
逆に「ああ!そういう事か!」と瞳を輝かせたそこの貴方、120%このソフトを貪り尽くせます(笑
こういったノリが駄目かOKかで、評価は真っ二つに分かれると思います。
本筋のストーリーは極めてシリアスなのですが、キャラクター達がやたらと『ゲーム』を主張する上に、
仲間の多くが変人揃いでボケ倒すので、どうしてもシリアス部分が長く続きません。
流石に終盤はED終了まで大きなボケは入りませんでしたが。

難易度は易しい方で、本編に関係無いフリーダンジョンを無視すれば10時間もかかりません。
逆に全てのダンジョンを攻略しようとすると、結構な時間が掛かりますし、敵もかなり強力です。
その分リターンも大きいので、やり込み派の方なら是非とも完全制覇を。

最初に書いた通り、かなり人を選びます。
基本、常識、王道ではない。そんなゲームをやりたい方には、オススメの作品です。


 管理人コメント

作者のNICE☆GUY さまは、フリー素材の楽曲も提供されている方です。この「PUNCH!」にも、NICE☆GUY さまオリジナルのBGMが豊富に使用されています。
もちろん、煉 さまのレビューにもあるとおり、ゲーム本編にも手抜きは見られません。平時はちょっと難し目に設定されているものの、努力次第でいかほどにも下げられる難易度や、チュートリアルの充実度、そして飽きさせないギャグとシリアスが交互に来るストーリーが魅力です。
NICE☆GUY さまの最新作は、コンパク2007年秋 銀賞受賞作「Prince Calling, Princess Crying」です。こちらはギャグ方面は影を潜め、高めの難易度とシリアスなストーリーを前面に押し出した作品になっています。
もちろん、「Prince Calling, Princess Crying」も人を選ぶ作品であることは変わりありません。よく言えばシリアスな演劇調、悪く言えば芝居がかった台詞回しについて行けない場合も考えられます。

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【 かねをかせぐ 】

基本画面
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ highスピードRPG ]
作者 [ モスー さま ]
容量・圧縮形式 [ 759KB・LZH ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

宿屋、武器屋、防具屋、ダンジョン。
戦闘、レベルアップ、資金繰り。
RPGと呼ぶに必要な要素をこれでもかというぐらいに圧縮したハイテンポRPG!

冒険の舞台は最奥に強力なボスが潜むダンジョン。ボスを倒せば、次なるダンジョンへの入り口が開放されます。
このダンジョンに入ってからがクセモノで、攻略開始と同時に勝手に歩き出します。それもかなり高速で。
敵と遭遇すれば殴り合い、宝箱を見つければ開けるといった動作もフルオートで行われ、レベルは勝手に上がり獲得アイテムログはかなりの勢いで流れていきます。
ダンジョンは進行距離のみで構成されていて、ダンジョンごとの一定距離を進めばボスとのバトルです。
ダンジョン内でプレイヤーが行えるのは回復魔法と脱出魔法のみで、任意のタイミングで発動可能。展開自体が高速なので余裕を持って発動しましょう。
次から次へと主人公へ襲い掛かる猛攻はなかなかにシビアで、気を抜くとポックリ死んでしまいます。ので、脱出魔法で街へ戻り武具を換装し、繰り返し敵を倒す事でレベルアップ…と、意外にRPGの型を踏襲しています。

ちょっとした謎解きや隠し要素も含まれており、一筋縄ではいきません。
長々しいイベント等も無く、ダンジョン内以外ならいつでもセーブできるので忙しい方でも安心。


 管理人コメント

そのやり込み度の高さにもかかわらず、ハイスピードな展開により、1時間少々あれば、隠し要素も全て探し出せる、忙しい方にオススメの作品となっております。
ハイスピードゆえに、回復・脱出のタイミングは非常に重要となります。1フレームでも遅れればGAME OVERとなるのです。この点は、下手なアクションやシューティングよりもシビアです。
ちなみに、モスー さまは、演出・システム・2chネタ(と言うよりツクスレネタ)全てを増強させた続編「かねをかせぐ2」も製作されています。作者様HPからはリンクされていないため、各自で保管庫を巡って探し当ててください。


(補足)
2008.05.09:DL先をVectorに変更。

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【 ぼくのすむまちVX 第一話 】

ゲーム画面
レビュワー [ 赤松弥太郎 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ ブラック・ウルフ さま・神無月サスケ さま ]
容量・圧縮形式 [ 635KB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールVX ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ 要ランタイム ]
配布元 ダウンロード先

速報 !!
神無月サスケを知らない あなた に朗報です !!

 神無月サスケ先生と聞いて、聞き覚えのない方も、今回ぜひ覚えてほしいと思います。
 デビュー作「Moon Whistle」、その続編「Another Moon Whistle」どちらも、RPGとして極めて高い完成度を誇るのみならず、その作品でなければ語られなかったメッセージに満ちた、フリーゲームの最高峰の1つです。
 そのプレイ感は「感動」などという薄っぺらいものではなく、衝動とでも呼ぶべきものです。この感覚を味わうには、プレイしていただくより他にありません。
 しかし両作品とも、その強烈なメッセージ性のために賛否両論巻き起こした、問題作でもあります。合う人は絶賛する作品ですが、合わない人には合わないでしょう。しかも両作品ともプレイ数十時間に及ぶ長編なので、もし合わなかった時のことを考えると、そうおいそれと人には勧められません。
 そのために私のようなムンホイ信者は、自分の好きな作品だからこそ、人には勧めたくないような、複雑な気持ちを抱いてきました。……そう、今までは。

 これからは迷う必要はありません。
 初めての方には「ぼくのすむまち」、これで決定です。

 本作は、ケータイ用アプリとして作成されたオムニバスを移植したものです。
 大長編だった前2作と比べ、本作のプレイ時間はわずか1~2時間。気軽にサスケワールドを楽しむことができます。
 短いとはいえ、作りはしっかりしています。ケータイ機での制限を最大限生かし、小さなマップの中にMoon Whistle以来培われてきたRPGのエッセンスが凝縮されています。戦闘の醍醐味、主人公たちが成長していく悦びを、わずかな時間の中で体験させてくれるでしょう。
 牛丼をカルピスで割ったような(自己申告)サスケ節のストーリーも、比較的薄味ながら健在です。「ノスタルジー系」だの「いい話」だのに分類されることもあるサスケワールドですが、そんな生やさしいものではないことは、本作でも十分伝わると思います。

 デビュー作にして不朽の名作であるMoon Whistleのリメイク版、「Moon Whistle XP(仮題)」の製作も伝えられている今、サスケワールドへの導入、または復習として、本作をみなさんに強くお勧めします。
 ぜひこの機会に、伝説のRPG作家、神無月サスケ先生の熱き魂に触れてみてください。

マックス  (追伸)ムンホイ信者を自認する同胞諸兄へ :
 私が強いて勧めずとも、皆さん既にプレイ済みであるか、プレイ中であるかのいずれかでしょうから、多くは語り申しません。
 詳細なレビューは全6話移植後書くことにします。まずは皆さん、ぜひお知り合いや近所の方にも本作を紹介し、布教の輪を広げていきましょう !

 ああマックス、俺は幸せだよ。
 君と再び出会えたのだから…… !


 管理人コメント

本作「ぼくのすむまち」は、神無月サスケ氏が持つ独特の世界観を比較的ソフトに楽しめる作品です。
「Moon Whistle」「Another Moon Whistle」で見られた、ファンであってもドン引きするような過激な演出は影を潜め、「日常の冒険」という「ムンホイ」シリーズ表向きの要素を重視した、軽く遊べる作品になっています。
しかし、先に「ムンホイ」「アナムン」の濃ゆい世界を知ってしまった私は、隠し要素が少ない点など、少々物足りなさを感じてしまいます。とりあえず、早く来い、次回!(そっちかい!)

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【 うつつ 】

この閉塞的な世界の中で、数少ない休憩シーン。
レビュワー [ 柳城 ]
ジャンル [ 鬱RPG ]
作者 [ ブー太 さま ]
容量・圧縮形式 [ 1198KB・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクール2000 ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

ハマリ度:6 グラフィック:8 サウンド:8

ぶっちゃけクリアまで行った人はすごいと思います・・・

『デカンス』で独自のワールドをこれでもかと披露してくれた作者による、
これまた独自の鬱ワールドが繰り広げられている珍作です。

ゲームを始めると何の説明も無く、"超"だだっ広い空間に放り出されます。
この時点でデカンス臭がするのですがキャラを操作して先に進めてみましょう。
マップ上に青・黄・赤のカプセル(カプセルなのです)が浮いてます。触れると戦闘です。
倒すとアイテムが手に入ります。この時点でメニューが開けないので情報がわかりません。
敵と殴り合ってるうちにLifeが減っていきます。マップ上部に辿り着くとキャンプ画面です。

ここでようやっとメニューが開けます。セーブができます。アイテムの効果のほどがわかります。
調合という項目があり、さっき入手したアイテムの使い道がわかりますね。

さて、キャンプ画面を終えると次のマップです。
さっきと同じ"超"だだっ広いマップです。上に行くとキャンプ画面です。キャンプを終えると・・・

もう、ここまでくればおわかりでしょう。
このゲーム、やたら単調なのです。
なおかつ先が見えないので、何を目標にすればいいのか最初のうちは掴めないと思います。

まあ、まだ始まったばかりです。もうちょっと辛抱して先に進めましょう。
しばらくプレイしていると調合レベルが上がり、作れるアイテムが増えていきます。
そして突如として登場する脅威のトラップに即死必須のアサッシン。
もうプレイすればするほど謎(自分がこのゲームをやってる理由とか)は深まります。

「俺は誰だー!」

単調な作業を繰り返し、調合レベルを上げること幾度か分からず…となった辺りで、急・展・開!
いや、むしろ超展開。
なーんにも語られていなかった世界に急に説明が入り(それでも不十分な)、ラストバトルへ一直線。
突如として盛り上がって突如としてその終焉を迎えます。

もう、とにかく何から何まで作者のやりたい放題でしょう、これは。
デカンスよりは易しいですけど、こいつぁそれ相応の覚悟を持ってプレイするタイトルです。
『ゆめにっき』と方向性が違うとはいえ、作者独自の世界に存分に浸れます。

投げ出す覚悟ができたら一度トライしてみましょう…


 管理人コメント

二代目から「腐海の瘴気で手が!眼がッ!姫様ー!」とまで言われた奇作「デカンス」と同様、本作「うつつ」も、奇妙で暗くて閉塞的な世界が広がる、まさに『鬱』な作品です。
その演出は、一部の人には「冗長」「単調」と捕らえられ、あの二代目をして「粘り強い人にはイイかも。」などと言われるレベルです。
私(三代目)自身の感想も、二代目と同じです。正直、戸惑うばかりです。
しかし、作者のブー太 さまには、このまま後ろを振り向かず、自分自身の作風を追究して欲しいとも思っています。柳城さまや紫月飴さんなど、ブー太 さまの世界観にのめり込んでいる人も、少なからず存在しているのですから。


(補足)
2008.04.27:DL先を「ふりーむ!」に変更。

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【 Persona - The Rapture 】

Persona画像
レビュワー [ mahhyo ]
ジャンル [ 学園RPG ]
作者 [ 奥山キイチ さま ]
容量・圧縮形式 [ 23.7MB(MIDI版)又は103MB(MP3版)・ZIP ]
製作ツール [ RPGツクールXP ]
言語 [ 日本語 ]
配布元 ダウンロード先

名作「夜明けの口笛吹き」の作者が作ったペルソナシリーズを踏まえた意欲作
作者自身が作った音楽がさらに作者の真意とリンクします

前作と変わりないプレイヤーへの問いかけも健在で、少し軽めの哲学的な作品に仕上がっております。
だが、前作と比べて戦闘においてかなり変化があります。後々やっていけばわかると思いますので、これ以上記述する気はありませんが。
AVG>RPGなゲームかと思います。(サイコ・プラトーンがAVG>>>>RPGに対して)

プラトンのイデアの定義からとったものだと推測していますが、
まあ、そこらへんは各人の想像で
ペルソナについて分からない人はWikipediaで基礎知識を得てみてはどうでしょうか?
簡単に言えば3部のジョジョかな?(ジョジョすら分からない人には申し訳ないが)

夜明けのプレイ後、ペルソナやってからの夜明けをプレイすることを強くお勧めします。


 管理人コメント

奥山キイチ さまの作品は、本当に語るのが難しく、また、語りたくてたまらないストーリー性の高さが持ち味です。
前作「夜明けの口笛吹き」では、哲学的な堅苦しさが強く、良い意味でも悪い意味でも重い作品でした。心なしか、使用音楽さえも低音を主とした重苦しい作風に感じられます。
それに比べれば、「Persona」は、多少なりとも軽い作品になっています。私としては、最初に「Persona」で奥山さまの作風を感じ取ってから、「夜明けの口笛吹き」で、よりディープな世界に踏み込んで欲しいと考えています。


(補足)
2016.04.17:DL先を変更 (黒樹 知 さま、情報ありがとうございます。)

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