■ 投稿レビュー アドベンチャー 51 | ||||
Violet | 砂の上の楼閣 | Chloe | SIN | ゆりかごの夢 |
メイのトバリ | ハーバーランドで つかまえて (2) |
徒花の館 | おかしなふたごとなぞなぞハロウィン | その小さな手にうたを |
レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 探索ホラーアドベンチャー ] 作者 [ Note⇔Memo(Memo さま、他) ] 容量・圧縮形式 [ 48.6MB・ZIP ] 制作ツール [ RPGツクールVX Ace ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 12歳以上推奨 ] 配布元 真実を知っても、何も変えられないと言うのですか・・・!?
テーマは童謡「かごめかごめ」の「囚人説」とのことです。
難易度自体は高くないものの実際のところ難しいかもしれません。
かなり辛い場面も多く、語られない謎もあり、もしかしたら人を選ぶかもしれませんね・・・。
とある国にはこんな言い伝えが広まっていました。
「王家の者は庶民と結ばれてはならない」
それはやがて掟となり、もしこの掟を破ったら国は不幸になり、破ったものは××されることになります。
しかし、それを知っていながら愛し合った王族の娘と庶民がいました。
その王族の娘・・・ニコラは自分の幸せのため、この国の未来のために、
この国の掟が間違っていることを証明するため、真実を知るための行動を起こすこととなりました。
一般的なホラーアドベンチャーとは主に話の構成が斬新なのが特徴になっています。
今作の難しいところは度々襲ってくる追跡者と即死ポイントと探索にあると思います。
追跡者については常にダッシュの準備をすることと、出てくる箇所を覚えておくのが重要です。
即死ポイントは意外な場所に用意されているため、一時も油断は出来ません。
作者の意向なのか紹介ページに攻略ヒントを用意して無いようで、途方に暮れる場面もあります。
「SPECIAL」にあるヒントや紹介ページにある動画も参考になるので見に行ってみるのもありです。
エンド分岐に関しては初見で判断できるものではなく、一応ゲーム内にヒントがあるもののそれでも厳しいです。。
自分は全く分からず作者にヒントを聞きに行きました。その場所には入れるだなんて全く気づきませんでした・・・。
いずれにしても細かいセーブは必須です。意外なことがエンド分岐に関わる場合もあります。
ゲーム開始地点で主人公は安定期の妊婦。この段階から話が特異な方向へと進んでいますね。その後も話は予想外の方面へと話が進んでいきます。
かなり理不尽な国なのですが、それでも国を変えたい!と思う姫様が好印象です。
それ故にバッドエンドは悲惨極まりありません。この作品、善と悪がはっきりしており、このエンドはその理由が良く分かる結末で・・・。
相当心が痛んでしまうエンドなので見る時は覚悟の程を。
モヤモヤするので明かされなかった謎も解明して欲しいのですが・・・。
管理人コメント「意味が分かると怖い」をテーマにしていると作者の言にある通り、本作はスチルと言い展開と言い、Bad Endの方が気合が入っている作品です。
それ故に、展開の悲惨さと後味の悪さも格別であるため、どうしてもGood Endを目指したくなるのですが、この条件がかなり厳しいものになっています。
他の3種のENDは、ラストの選択肢だけ気を付ければたどり着けますが、Good Endの条件だけやたら厳しく、序盤から丁寧にフラグを立てないといけません。
「回収できる物は全て回収しておく」とだけ言っておきましょう。意外な物が対象になっていますよ!?
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 最期に桜が見たい――和風短編ホラー ] 作者 [ 箱庭のイデア(栄崎 さま & すけ さま)] 容量・圧縮形式 [ 20.7MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] 配布元 脱出したいと願う少女に待っている真実とは。
年齢制限については一応「推奨」にしておきましたが、主人公がかなりショッキングな死に方をしてしまうので注意が必要です。
アニメーションに拘りがあるのでしょうか、ドット絵が結構動きます。それはゲームオーバー時にも・・・。
エンドもかなり重いものがありますが是非見ておきたいものです。
生贄の祭壇で目覚めた少女、ろう。「最期に桜が見たい」と、ここから脱出しようとします。
出会った少女、おきと共にこの場所からの脱出を図ることになるのですが・・・。
黒いものや追跡者をかわしながら札を回収していき、最後は脱出するのが目的です。
まず黒いものをかわして札を手に入れ、その後追跡者が現れるので捕まらないように逃げることになります。
追跡者から逃げる際、黒いものも同時にかわす必要があり、とあるアイテムも拾うことが必要になるので注意してください。
黒いものや追跡者に捕まると凄惨な演出の後ゲームオーバーとなりますが、直前からすぐやり直せます。
エンドは2つ。分岐にはあるアイテムが鍵を握りますが、入手しただけでは意味がありません。そのアイテムはどこかで・・・?
両方のエンドを見ると人物概要を見ることが出来ますので是非見てください。
一方のエンドではかなり悲惨な結末を見せられることになります。
対するもう一方のエンドは・・・これで救われたのでしょうか?そんな結末になっています。
いずれにしても完全な幸せの形にはならないのですが、状況を考えると・・・当然の結果にも思えてきます。
待っていた真実には驚かされました。なるほど、そういうことだったのですか・・・。
ちなみにエンド名は記載されていません。想像の余地があるということなのでしょうか?
管理人コメント本作の追いかけっこは、シュン氏が触れたとおり、「追跡者から逃げる」「黒い影を回避」「途中にある光るアイテムを取る」と、こなすべき要素が多いものです。
ちなみに、この「光るアイテム」、追いかけっこでクリアするだけでは完成しないのでご注意を。扇に書かれるアイテム欄を見れば、どこか足りないことが分かるはずです。
2つあるENDはどちらも完全なるハッピーENDではありませんが、主要人物の生い立ちからして仕様がないものであることも分かります。詳しく知りたい方は、ぜひ、自分の手でプレイしてください。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 魔王の娘と勇者の娘の三日間。短編百合アドベンチャー ] 作者 [ ベルカゲ(鈴音さま&収納さま) ] 容量・圧縮形式 [ 37.3MB・ZIP ] 制作ツール [ 吉里吉里2/KAG3 ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 初めて会った人物に三日後殺されなければならないとしたら。
ベルカゲから今度は短編百合ゲーがやってきました。
ほのぼのしていても切ない、そんな雰囲気の作品となっています。
もっと救いがあっても良かったと思うのですがね・・・。仕方ないのでしょうか・・・。
世界を滅ぼそうとしていた魔王。勇者によって打ち倒された時、こんな言葉を口にしました。
「自分の娘が十六になるその時、今度こそ世界が滅びるだろう」、と。
勇者の娘、エマはそんな魔王の娘、クロエを殺すために彼女が暮らす塔へやってきました。
クロエの誕生日になれば殺すことが出来る。そのためだけに生きてきたエマは心を痛めながらも
その時が来るまで一緒に過ごすこととなりました。魔王の娘を殺さねばならない日まで、後三日。
勇者の娘と魔王の娘が三日間、行動選択を行いながら過ごしていくこととなります。
行ける回数は1日に付き4回まで、同じ日に同じ場所には行けない、という特徴があります。
特定の行動を取るとイベントが発生し、スチルが見られる場合もあります。
はっきりいって・・・ノーヒントで全てのエンドを見るのは相当苦労するでしょう。クリア出来ないわけではないですが・・・。
ある条件を満たすと「EXTRA」からヒントを見ることが出来、最終的には完全攻略も見られるので詰まることは無いはずです。
ちなみにヒントコーナーにはあの2人がやってくるみたいですよ・・・?
この作品には絶対に覆せない運命が待ち受けることになります。たとえトゥルーエンドだとしても。
中々に衝撃的だったのですが・・・詳しいことはネタバレになるので伏せておきます。
この運命は本当に覆せないものだと分かるとエマだけではなくプレイヤーまで辛くなってしまうことでしょう。
トゥルーエンドにおける演出には流石だな・・・と思いました。これで本当に報われたのでしょうか・・・。
どうしてもやるせない気持ちになるならちょっとコミカルになる「EXTRA」にある「TALK」を是非ご覧ください。
管理人コメント実をいうと、TRUE ENDに行くのは意外と楽でした。クリアのためのフラグは、次の場所へのヒントがあるためです。むしろ、EXTRAを開くための「あるアイテム」を探す方が手間でした。
NORMALとBADの条件も「TRUEのためのフラグを立てた数」ぐらいしかヒントが無く、こちらの方が探すのに苦労しました。むしろ、一番難しいのはNORMAL ENDの方かもしれません。
救いであるはずのTALKは、そんな3つのENDを全て見ないと閲覧できません。ENDをどの順で見ても、TALKの内容は救いとなるでしょう。それだけ落差が激しいことをご覚悟ください。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 探索ホラーアドベンチャー ] 作者 [ square world(楢木野さつき さま、他) ] 容量・圧縮形式 [ 90.9MB・ZIP ] 制作ツール [ RPGツクールVX Ace ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 12歳以上推奨 ] 配布元 忘れたい過去、忘れたくない人......
「主人公の記憶」がテーマとなる探索アドベンチャーです。しかし、その記憶とは・・・?
明かされた真実には驚かされましたね・・・。同時に「救いが無い・・・」とも思いましたが・・・。
記憶を取り戻すためにピース集めを行うこととなった主人公の運命とはいかに?
主人公エルムが目を覚ますと見知らぬ場所にいました。何故か何も覚えていません。
その後出会った謎の男オークによると、試練をクリアしたら記憶を戻してくれるとのことです。
その試練とは未完成のエリアから「エリアの欠片」を探し、エリアを完成させていく・・・というものです。
仲間と共にエリアを完成させていき、残るフロアは3つになりました。
エルムの過去とは?未完成のエリアの真相は?どんな謎が隠されているのでしょうか・・・?
エリアの欠片を探して未完成のエリアを完成へ導くのですが、途中には謎解きや追いかけてくる敵が待ち受けています。
セーブ方法がちょっと変わっており、人物に話しかけることにより記録が出来るようになっています。
詰まった時は紹介ページにある攻略も参考にしましょう。詳しく書かれているので楽に攻略できると思います。
エンドは実質1つだけですが、実は隠されたエンドもあるようです。一体どこにあるのでしょうか?
エルムに関する真実はエンドに到達するまで明かされることはありません。伏線自体は張られてるようですが・・・。
いやいや・・・これは予想外でしたね。「救いが無い」というのも見れば分かるようになっています。
探索してエリアの欠片を集めた末の結果がこれだと虚しさを感じてしまいたいほどです。
詳しいことはいえませんが隠しエンドも・・・想像の余地がある・・・とだけ言っておきます。
管理人コメントNORMAL ENDの伏線の残し方、隠しENDの条件の難しさと謎の多い展開からして、本作は周回を目的とした作品になっています。
「開始時点ですでにほとんどの謎を解いている」「あまりにも隠しENDが謎すぎる」点からみて、本来は数倍以上長いシナリオだったのかもしれません。
シナリオを切り詰めることで、実況プレイ向けにプレイ時間を短縮し、最低限エルムの顛末が分かる展開にしたのかもしれません。ひょっとしたら、オークたちを続投させた次回作が出るかもしれません。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 探索型ホラーアドベンチャー ] 作者 [ 絹笠マルニ さま ] 容量・圧縮形式 [ 84.3MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 それは1つの「夢」を巡る、不思議な世界の物語。
童話のような雰囲気が特徴の探索ADVです。
主人公が「夢を捨てた」ような発言をするのですがそれは一体・・・?
ちなみに作者様の過去作品の要素も少しだけ含まれているので確認してみるのも良いでしょう。
中江 陽(ナカエ ハル)はいつのまにか知らない終着駅に到着していました。
夢のような不思議な世界を探索することとなった陽。様々な人物との出会いもあります。
陽は何故ここに来たのでしょうか?どんな夢を捨てたのでしょうか?
夢の世界を探索、謎解きもしながら主人公がここへ来た理由を明かしていきます。
選択ミスや逃走失敗によるゲームオーバーもあり、特定の箇所では一枚絵が挿入される場面もあります。
謎解きに関しては難しい箇所も多く、紹介ページにある「攻略のヒント」を参考にしたほうが良いと思います。
エンド分岐はページを全て集められたかと、途中出会って行動を共にする鷹枝 錦(タカエダ ニシキ)の好感度で決定します。
効率良くエンドを回収するにはどこでセーブデータを取ればいいか考える必要があります。特に好感度は重要です。
陽が捨てた「夢」とは一体何なのでしょうか。道中で明らかとなっていきます。
それを見て思ったのは「何故そんなことをするのか・・・」でした。そこまでする必要はあるのですか!?
錦との出会いも重要な鍵を握ります。時には喧嘩もして・・・最後は協力してくれることも!?
にしても、世界が突然不穏な空気になるのには驚きました。これも童話モチーフだからでしょうか・・・。
管理人コメント謎解きの中には、正直言ってヒントの足りないものがかなり含まれています。私が詰まったのは、魔女の家の絵本の解き方。てっきり「それぞれの絵本が何番目の本棚にあるか」だと思っていたのですが、正解は「それぞれの絵本が本棚の10個以上の本の中で何番目にあるか」でした。そこらへん、作者はトライ&エラーで解かせるつもりだったのでしょうか。正直、正解を一つに絞り切れない問題だと、下手すると一生かかっても解けない場合があります。
ストーリーの方も、中々に解読しづらい物語です。陽の過去も、錦の出遭いも、その理由はストーリーを進めるにつれ、徐々に解かれる仕組みになっていますが、好感度を上手く上げないと、完全に紐解かれないまま終わったり、最悪、変な方向にねじ曲がる展開さえあります。ここら辺も、本来なら周回のトライ&エラーで解かせる仕組みだったのでしょうが、現在は攻略ページがあるため、そこを参考にするのがいいでしょう。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ ビジュアルノベル+探索ゲーム ] 作者 [ tentenpla(藤里 さま、天芽 さま、キリサト さま) ] 容量・圧縮形式 [ 218MB・インストーラー ] 制作ツール [ AdobeAIR ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 12歳以上推奨 ]
[ 要・Adobe AIR ]配布元 思い出さなければならない。過去と真実と幼馴染を。
『イツツメのセア』と世界観を共有していますが、話に関連性は無いのでこれ単体でも大丈夫です。もちろんプレイしているとさらに楽しめます。
その美しい絵柄に惑わされると衝撃的な展開に唖然としてしまうでしょう。この作品にも暴力的、性的倒錯の表現があるので注意してください。
管理人に先を越されましたが自分もレビューに移らせてもらいます!
トバリが目を覚ますと何故かとある部屋に監禁されていました。手足を縄で縛られ首には枷が付けられています。
そこにいた少女、メイは最初から帰すつもりはありません。異常なまでにトバリに執着しています。
メイがどこかに行った後、何とか部屋を脱出したトバリですが・・・どうやら何か忘れていることがあるようです・・・。
そもそも何故メイはここまでトバリに執着しているのでしょうか・・・?
主人公の青年、トバリが真実を見つけるために探索を進めていきます。
クリックで怪しいところを調べながら先に進みます。2つのアイテムを組み合わせて記憶を呼び覚ましたり、
危機を回避するために選択肢を選ぶ必要がある場合もあります。
厄介なことに普通に話を進めているだけでは延々と悲劇となるED2に行ってしまいます。
このEDを回避するためにはどうすればいいでしょうか・・・?タイトル画面が鍵を握ります。良く見てみましょう。
ここを乗り切れればあるアイテムをあらかじめ入手しておくことを迷っておけば選択肢の総当りで全てのEDを見られます。
何故メイはトバリに執着するのでしょうか?普通ならここまで執着するはずがありません。
あらすじにも書きましたが、どうやらトバリは重大なことを忘れてしまっているようです。それは一体何なのでしょうか?
バッドエンドはどれも悲惨で、救いの無い結末です。幾らなんでもそれは無いです・・・。
一番良いエンドですらこれからに不安を覚えてしまうような、本当に幸せになったのか心配になる結末です。
でもこれが一番幸せになれる結末でしょう・・・と思うとちょっと複雑になりますが、これも1つの終わり方なのでしょうか・・・。
管理人コメント私のレビューで触れたとおり、本作は「あるギミック」をクリアしないと、延々と同じENDを繰り返してしまいます。
そして、ギミックをクリアしても、選択肢を間違えるとED2以上の悲劇がトバリとメイを襲う羽目になってしまいます。
BEST ENDクリア後は、おまけシナリオも必ず見ておきましょう。おまけシナリオをもって、2作に渡った悲劇は完結し、そしてまた新しい話へと続く…かもしれません。
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レビュワー [ DECOすけ野郎 ] ジャンル [ 地域振興型純愛AVG ] 作者 [ JAM さま (JAM工房) ] 容量・圧縮形式 [ 1.3MB・ZIP ] 製作ツール [ NScripter ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 今でも全く色褪せないゲームです
【前置き】
「ハーバーランドでつかまえて」は、神戸に転勤してきたことを快く思っていなかった主人公亮人と海辺で偶然出会った少女、トモとの心のふれあいを描いたサウンドノベルです。
恋愛話でもあります。2000年公開で、初期の頃にもレビューされていたみたいですね。
・・・そういえば、制作当初ってまだ近鉄がバファローズでオリックスがブルーウェーブだったんだよなあ。
イチローが翌年メジャーに移籍して、近鉄が最後のリーグ優勝を翌年に飾った、それくらい前の時代。
懐かしいなあ。残念ながら、これがJAM工房さまの最初で最後のゲームとなってしまった(かなり前に更新は停止し、元のHPも404に)のですが、それでも素晴らしいゲームだと思います。
大昔にやったはずなのに、大分忘れてしまったので再度レッツプレイ。【概要】
亮人くん、随分敵対的だよなあ。ちょっと感じが悪い。大分理想が入ってきているけれども、感じの良い職場じゃないの。あれほど極端なのはないけれども。
しかし、ノリがどうしても受け入れられないので外に出てしまうと。
そこで、謎の少女(この時点ではまだ名乗っていない)といろいろと話していくわけです。絵が、やっぱりいいんですよ。トモにしろ会社の同僚にしろ、笑顔とか表情がものすごく豊かで、生き生きとしている。そうでもない時もあるけれども、それが伝わってくるんですよね。
そいでもってギャグやメタネタもあったり。(謎の旗オッサンは未だに何だったのか分からないけど)
実際に作者さんが関西在住ということもあってか、ノリとか会話、雰囲気がものすごく伝わってきますね。
亮人とトモとの交流が続き、会社でも打ち解けたりもする、そういう話が続きます。が。最初からグッドエンドを狙おうとしていたけれども、バッドエンドに。
すれ違ったままになってしまいました。
どこかでフラグ管理を間違えていたみたい。うーん、どこで間違えたのか?
二度目も別の選択をしてみるが、ダメだった。なぜだ!?
(攻略を読む)
なんだよ、ここかよー。はい、実を言うと、このゲームはフラグ管理が少々面倒です。途中で間違えるとバッド。
しかも、初期のNスクなため既読スキップはなく「選択肢まで飛ばす」しか無いので、間違った選択をした時点のものをロードすると堂々巡りになります。(これをやってしまった)
バッドエンドの中には「こう来るかよ」というくらいのものもあったりしますが、攻略そのものは探せば出てきます。
意地でも自分で進めたい方のためにヒントを言うと
- 4日目がすぐに終わってしまう場合には既に失敗している
- 仕事、あるいはトモのみを重視した選択肢はバッド直行
- 神戸寄りの選択肢を選ぼう
- 大事な名前は覚えておこう
これさえ気をつけていれば大丈夫かな?
この物語、過去に大きく関わる話で、実はかなりシビアな話だったりもします。
ハッピーエンドで無い場合は、かなり胸を締め付けられるラストで終わります。
物語の根幹に関わる話なので、前情報なしで読み進めて、おまけまで読んだ後にいろいろ調べることを推奨します。これを読みながら、そういえば10年以上前に神戸に行ったよなあ、
「もう神戸ポートピアランドは無いんだよなあ」
「当時立ち寄った個人経営の古本屋もまだ残っているのだろうか?」
と昔を思い出したりしました。【必ずこの設定をやっておこう】
このゲーム、そのまま進めるとエンディングが終わる前に強制終了してしまいエピローグが見れません。
いきなり止まったから、演出なのかな?と思ったよ。
そのため、修正パッチを以下のサイトから当てた上でゲームを進めてください。
http://univ.dtiblog.com/blog-entry-50.html
管理人コメント本作の配布当時(2001年ごろ)は関西在住だった私にとって、本作の「関西ノリについていけない主人公」という描写には、苛立ちと「わかる」が半々な複雑な気持ちを抱いていました。
配布当時の神戸は、まだまだ阪神大震災の傷が癒える最中。DECOすけ野郎 氏の言う通り、もう2016年現在には存在しない景色が、本作の重要なキーワードとなります。
肝心の選択肢は、序盤から「関西ノリについていけない俺が悪い or 関西ノリのあいつらが悪い」など、かなり意味深な物が多数来ます。ENDはなかなかに心にくるので、心してプレイしましょう。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 殺人鬼の少女が主人公の皆殺しゲーム ] 作者 [ 雪月花 さま ] 容量・圧縮形式 [ 40.4MB・ZIP ] 制作ツール [ RPGツクールVX Ace ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] 配布元 悪魔と契約した殺人鬼による殺し合いが今始まります。
何なら物騒な題材ですが、イメージほど残酷な描写は多くないので安心してプレイできます。
ストーリー性は無いに等しいのでキャラに感情移入したい人などには適しません。
これほどあっさりした殺し合いもフリーゲームならでは・・・の展開でしょうか。
とある6人の男女がとある館に集められました。理由は分かりません。
すぐさま1人殺されてしまい、残った5人は音霧紅刃(おときりあかば)と名乗る殺人鬼が提案するゲームに参加します。
こうして生き残りを賭けたデス・ゲームが始まるのでした。
色んなルールがある5つのゲームに挑戦し、主人公の紅刃は皆殺しを目指すこととなります。
行動にランダム性は無く、一度プレイすればどう対処すればいいか分かるようになります。
特徴的なのがゲーム中の質問に対し一度だけ嘘をつける、というもので、2回嘘をつくと即ゲームオーバーになります。
元々シナリオは最低限の量しかなかったですが、ver1.03からは一部シナリオが追加されています。
特に死の直前の描写が増えており、残酷性が増しています。
事実上1つしかなかったエンドもver1.03では追加されています。
どんなエンドが追加されたのでしょうか?実際に見てご確認ください。
一見すると殺人鬼の少女、紅刃や彼女と契約した悪魔、翠だけがまともじゃない感じがします。
実はデス・ゲームに参加する5人の男女もまともじゃないことが分かります。
条件を満たすと部屋で見られるプロフィールの項目が増えるのですが・・・。
どれもこれも異常とも見て取れるものばかり。デス・ゲームに呼ばれるのも納得な感じです。
それにしてもトゥルーで明らかとなる真実は予想外でしたね・・・。そんな理由で誰が納得するのでしょうか・・・!?
管理人コメント本作は、デスゲーム+ミニゲーム集という、私の苦手なものでしか構成されていない作品です。ふりーむで初めて見た際にも、正直言って食指は動きませんでした。
ただ、「いかれた殺人鬼の主催者」「登場人物それぞれに裏の顔が」など、デスゲームに必要不可欠なスパイスを見事に添え、しかも、それが決して露悪趣味にならないよう、しっかりと考えて作られていることが分かります。
正直言って、私にとっては、殺人鬼である紅刃が倒されるか、揃いも揃って曲者ぞろいな他5名が倒されるか、どちらが良い結末だったのかが分かりませんでした。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 双子と住人たちのなぞなぞハロウィン ] 作者 [ つき さま(他、キャラクター原案のスタッフも参加) ] 容量・圧縮形式 [ 224MB・ZIP ] 制作ツール [ ティラノビルダー ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 なぞなぞでハロウィン!・・・そんなこと言ってる場合じゃないようです。
いやいや、最初はただ主人公が双子の姉からお菓子を貰うだけの話だと思ってました。
しかし実際はそう気楽な話でもなく、結構重い作品だったのです。
まさかなぞなぞを解いて先に進んだ結末がこんなことになるなんて・・・!
ムーンとりおんはつきあかり街の双子。2人の母親は魔女でした。
何故か魔女の力を受け継いだのはりおんだけです。
しかもハロウィンの日、ムーンはりおんからお菓子を貰うべく彼女が暮らすお屋敷にやってきました。
結界が張られたお屋敷では様々なキャラたちがなぞなぞを出してきます。クリアすれば結界が解け、先に進めるようです。
しかしその先に待っていたのは魔女に関する真実と、魔女の宿命でした。
次々現れるキャラたちが出すなぞなぞを解きながら先に進んでいき、魔女の部屋に向かいます。
なぞなぞ自体の難易度は低く、先へ進むのは難しくないはずです。
たとえなぞなぞを間違えてもペナルティは一切無く、結末にも影響しません。総当りでもクリア出来るようになっています。
キャラによってはどう考えてもなぞなぞではなかったり、キャラによってはなぞなぞを出さずに先に進める場合もあります。
先に進むにつれ明らかになっていく真実とは何なのでしょうか?
ただお菓子が欲しい!という当初の目的からは想像も出来ない「魔女の真実」が明らかになった時は驚きました。
そもそも双子なのに何故離れ離れになったのでしょうか?一緒には暮らせないのでしょうか?
いたって平和なつきあかり街ですが、どうやらそれには「魔女の宿命」が関係しているようです。
たった1人の家族なのに何故離れて暮らすことになったのかが分かった時は
余計に悲しい思いをすることになったでしょうが!と思いました。
2つの結末は全くもって真逆の結末となります。どちらも1つの話として終わりますが・・・どうせなら良い方を!
管理人コメント本作のナゾナゾは簡単な部類に入りますが、最初はあからさまなヒントが終盤になると全くなくなり、初見での一発正解クリアはまずできないでしょう。
最後の選択肢以外、結末には影響はしないため、分からなければシラミ潰し作戦で行くのも可能です。直情的なムーンからすれば、何度か間違うのが「らしい」とも考えられますし。
しかし、ムーンは直情的であって決して「頭が悪い」訳ではありません。明らかになっていく真実をどう受け止めていくか、どちらの選択にしろ、ムーンもりおんも「らしい」選択を歩んでいくでしょう。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 「家族愛」をテーマとしたホラー系探索ADV ] 作者 [ まにえら さま ] 容量・圧縮形式 [ 111MB・自己解凍方式 ] 制作ツール [ RPGツクールVX ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] 配布元 1人の少女に捧げる1つの歌と、1つの出会いと。
今までプレイしてきた探索、脱出ゲームの中でもとても印象強く残った作品の1つだと思います。
一貫してテーマとなっているのは「家族」で、その中でも「家族愛」というものを強調した作品です。
どうやら主人公は心に傷を負っているようですが・・・果たして何が起きたというのでしょうか!?
ある日の夜。自室で目を覚ました、主人公のちさと。
何か違和感を覚えつつ再び眠りにつくと何故かどこかの船の中にいました。
どうやら訳あってこの場所に来たらしいのですが・・・ちさとに何があったのでしょうか?
ちさとが目覚めた場所を探索しながら自分に関する出来事を見つけ出すこととなります。
途中である少女と出会い、共に探索することに。そして色んな存在と出会うことに・・・。
謎解きに関しては・・・特に問題は無いですが、作者様のブログに攻略ヒントもあるので大丈夫でしょう。
追いかけられ要素があり、追跡者がいなくなるまで逃げ切る必要があります。
敵に捕まるなどして意識が下がってしまうとゲームオーバー(デッドエンド)になるのでくすりを飲んで回復させる必要があります。
他にも謎解きの失敗などでもデッドエンドになってしまう場合もあるので注意してください。
トゥルー、ノーマル、バッドの3種類のエンドがあるものの、普通に進めていれば一発でトゥルーに進めるかと思います。
バッドはあまりにも悲惨な結末で、ノーマルも後味が悪いだけに、トゥルーは感動物です。
選択肢を間違えないことと、あるアイテムを入手しておくことがトゥルーへの道です。
一体ちさとの身に何があったのでしょうか。最初の内はぼんやりとした部分しか明かされません。
話が進むと実際に起こった出来事が明らかとなるのですが、それがあまりにも悲しいもので・・・(泣
そ、そんなことが起こってたなんて可哀想過ぎますよ!大丈夫ですか!?と思いました。
先にも語っていたとおり今作のテーマとなっているのは「家族」。それも家族の愛情がメインです。
しかし家族と思わしき人物は出てこないように感じます。・・・と思っていたらトゥルーで意外な真実が・・・!?
最後に出てくる1枚絵と合わせて是非ご覧ください。
管理人コメント「ちさとの過去」については、OPで大体のところは語られるのですが、それが何故船内に拉致されることに繋がるかは、最終まで行かないと分かりません。しかも、その過去から現在までの断片は、かなりキツい描写になっています。
謎解きに関しては、作者様のブログの他に、ゲーム内にもヒントが同梱されています。それでなくてもメモ必須の難易度なので、テキストファイルか紙に必ず謎解きのコードは記載しておきましょう。