【 幻想乙女のおかしな隠れ家 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ ダークファンタジーADV ]
| | 作者 |
[ ブリキの時計（ぬばりんさま＆ななしのちよさま） ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 95.7MB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ RPGツクールVX ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 12歳以上推奨 ]
| | 配布元 |
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「おかしな」と呼べるのは家か、それとも・・・？
『クロエのレクイエム』の作者の最新作です。
最近知ったのが作者2人がまだ未成年だったということ。それでこんな作品を作れるって凄いです・・・。
少女アンジェは夢を見ていた
少年ベルントは焦っていた
静かな森にある1つの明かり
それはあまい、あまい
お菓子の家だった ――（紹介サイトより抜粋）
この話はアンジェサイドとベルントサイドに分かれています。アンジェサイドをクリアするとベルントサイドへの道が開きます。
アンジェサイド・・・2人の少年少女がお菓子の家を発見し、一晩泊まった所ドアと窓が打ち付けられ出られなくなってしまいます。
脱出するには依頼をこなして「パンくず」を手に入れ、カゴの小鳥に与える必要があります。
途中幽霊のシンシアと出会い、そこにいた妖精たちからの依頼も受け、パーティーも開きます。
しかし・・・日が経つにつれてこの家に不穏な動きが・・・？
ベルントサイド・・・アンジェサイドと同じ時間軸で話を追いつつ、真相を明らかにしていく、というもの。
アクション要素もあります。その中でアンジェサイドでは語られなかった真実が明らかになります。
最後にベルントが辿り着く結論とは・・・？
最終的にはベルントサイドで選択肢が出てきて、そこでエンド分岐します。
アンジェサイドで特定の条件を満たさなければあるエンドの選択肢そのものが出ません。
3つのエンドは一番良いエンドだったとしても救いがあるとは言えません。
しかしそれ以外のエンドも結局悲劇だったり、子供が大人に屈したり・・・とそれ以上に救いがありません。
あの展開でもそれが唯一の救いと考えると・・・うーむ。
なお、一度エンドを見れば選択肢直前まで話をスキップすることが出来ます。
『クロエのレクイエム』でも思いましたが子供と大人の対立が良く分かる展開になっています。
だとしてもあの大人たちはあんまりのような気がします。運命を変えようとしてる子供たちに全く容赦がありません。
確かに現実を見るのは良いことでしょうけど・・・それ以上に重要なことがあるはずです！
アンジェとベルントは運命を乗り越えて未来へ進めるのでしょうか・・・。
管理人コメント
OPで語られる迫害の様子、やたらと八重歯が目立つ2人の姿、日が経つにつれ崩壊していくお菓子の家…そのどれもが不穏さを漂わせています。
最初のアンジェ編では「なんか怪しい行動をしている」としか描写されないベルントの行動も、実際に自分が操る番になって初めて「意味」が分かる二段構えの仕掛けになっています。
「クロエのレクイエム」と同様、本作でも、子供と大人の残酷さを存分に描いた作品になっています。謎解きのレベルもメモを取れば解けるレベルなので、とりあえずは結末を見届けるまで進めていきましょう。
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【 スターズ★ピース 恋愛応援⇒友達獲得ケーカク 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ かけがえの無い「友達」を作る学園ADV ]
| | 作者 |
[ 平星高校ゲーム制作部 さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 1.28GB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ YOX-Project ADV+++ HD版 ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
|
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聞きこみに協力に妨害に、恋の相談も友達獲得も大変です！
主人公、上倉ひかりは高校2年生。年の数だけ転校を繰り返しており、そのせいなのか友達など1人も作ったことがありません。
しかし今回転校する平星高校では何かあるかも・・・と思っていた矢先。
始業式の朝、告白して即フラれる男子を目撃したのです。
それを見たひかりに天啓が降りてきました。
「みんなの恋愛の応援をすれば、友達できるかも！！」
恋愛を応援して友達を獲得・・・そんなありそうでなかった計画が始まろうとしています。
さて、どうすればそんな計画が実行できるのでしょうか。
それは大まかに分けて「聞きこみ」「激論」の２つのパートを進めることによって展開していきます。
「聞きこみ」はその名が示すとおりクラスメイトから情報を集めにいきます。「ピース」という情報が手に入ることも。
「激論」は妨害をしてくる人や助けを求める人・・・などに対して討論を繰り広げます。
選択肢ではスターポイントという青とピンクの星が手に入る場合があり、これはクラスメイトに協力を求める際に使用します。
協力を求めれば好感度が上昇します。更に協力を求めないと進めない箇所もあります。
時にはピースから情報を提示したり、プロフィールから該当キャラを選択したりする場面もあります。
ゲームオーバーは無いため間違っても心配する必要はありません。
各話の最後には誰と仲良くなったかが発表されます。友達から親友へ。みんなと仲良くなれると・・・良いことがあるかも？
この作品の特徴は、楽しい学校生活と個性的な平星高校2－Fクラスメイトたち。
日常会話はもちろんのこと、恋の相談に聞きこみ、妨害、協力。球技大会や平星祭といった学校行事。
仲良くしたり対立したり、時には皆が一致団結して物事に取り組んだり。
そんな平星高校の学校生活は主人公視点でも「本当に楽しい！」と思うはずです。
男女15名ずつの2－Fクラスメイトたちは1つとして同じ個性が無く、皆個性的です。
真面目な人もいればサボリ魔もいるし男前な女子がいれば女々しい男子もいるし・・・。
変態やら（！）腐女子やら（！）・・・本当に色々な人物がいます。
真剣に高校生として生きてる人もいて、そういう人もここではちゃんと輝いています。もちろん主人公も！
この作品を盛り上げるのは、漫画的演出や音楽＆グラフッックの数々。
漫画のようなコマ割り、カットイン、フキダシ、オトマトペでの表現。
それらにちゃんとグラフィックが用意されているのも凄いです。
音楽は全て自作でクラスメイト29名全員にテーマ曲があるなどかなり豪華。もちろんどれも名曲です。
立ち絵、スチルの数も多く、特に立ち絵は制服（夏服冬服両方とも）、体操服、メイド服・・・など種類が豊富。
立ち絵のポーズも本当に多彩なものが用意されています。
話はほぼ一本道です。分岐があるとすれば2話の最後の選択肢。これにより3話の内容が全く違うものになります。
2話や3話は選択肢次第で展開が大きく違うものになり、その後の会話にも変化が表れる箇所があります。
エンドは2つあり、最初は通常エンドに到達すると思います。2周目からはクリアデータを引き継げるようになるので、諦めずに2周目に挑戦しましょう。2周しないと集まらないスチルもあります。
グッドエンドに進むにはある条件があります。その条件は・・・すぐに予測出来るはずです。
普通に進めても通常エンドに到達してしまい「何のために主人公は頑張ってきたんだよ～！」と嘆くこと必死です。
しかし真のスタートラインはここからです。諦めずに2－Fクラスメイトたちと交流を深め、グッドエンドに到達し、主人公、上倉ひかりに「本当の友達」を見せてあげましょう！
管理人コメント
OPだけを見ても分かるとおり、本作は猛烈に空回りする人間関係と上倉ひかりの友達計画をドタバタとして楽しむ作品です。
…と言うか、実際の学生生活が空回りだった…本作のように決して陽気とはいえなかった自分だと、色々と痛いノスタルジーを突かれ、正面から見つめることができませんでした。
シナリオは文章量としてもプレイする期間としてもDL容量としてもかなり長めなので、「ゲームオーバー無しにそのまま突っ切れる」と言うのは結構ありがたみがあります。自身の経験とステータスを引き継いで2週目に挑戦しましょう。
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【 姫君の帰還 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ 掌編ファンタジー・ラブ＆コメディノベル ]
| | 作者 |
[ 雨ガエル さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 35.3MB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ Nscripter ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
|
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囚われた姫君が自分の国に帰らない・・・アレ？
『街の薬屋さん』の制作者が裏で作っていたという選択肢無し短編ノベルです。
相変わらず第一印象とその後のイメージのギャップが桁違いです・・・。
昼でも仄暗い森の奥。そこには魔王の城があり、とある王国の姫君が囚われていると言われています。
勇者はそんな姫を救う為魔王の城に潜入し、見事魔王を撃破しました。
このまま姫を救い出して終わり・・・と思いきや。何故か姫は王国に帰る気は一切無く、
勇者をぶん殴った挙句、魔王を心配しに行きました。何か事情があるようですが・・・？
このあらすじを見れば分かるとおり、普通のRPG的展開ではありません。
姫様も魔王も勇者も第一印象からは想像もつかない一面が明らかになります。
魔王は人間でも無いというのに妙に人間味があります。姫様の幸福を願うところは特に印象深いです。
こんな優しい魔王だったら世界も平和になるでしょうね・・・。ちなみに魔王だけあって強さは本物です。
一方で勇者は・・・。「お前本当に人間か？」と思うほどのダメ人間です。
ひどくなると「昔から空気を読まない」と言われる始末。こんな自分勝手な勇者じゃ世界は救えません。
最後に姫様。姫のイメージからは想像もつかない男前な言動の数々に笑いました驚きました。
あの行動はもはや真の勇者です。強すぎるでしょこの姫様・・・！
とにもかくにも第一印象で人は判断できないということです。あ、魔王は人間じゃないけど・・・。
勇者は姫様と同じ人間には見えないけど・・・。
姫が自分の国に帰らないのに『姫君の帰還』というタイトルにしたのにもちゃんとした意味があります。
その意味は・・・プレイしてもらえれば分かると思います。
管理人コメント
掌編だけあり、ルートは一つ。『街の薬屋さん』のような、1週目では分からない登場人物の驚くべき一面と言うものもなく、手軽に読める作品です。
しかし、「登場人物の驚くべき一面」は、その掌編の1週目で十二分に描写されます。「魔王が一番の常識人」と言えるほどに、姫様も勇者もぶっ飛んだ人物です。
果たして、姫君はどこに「帰還」するのでしょうか。まあ、大体は予想つくと思います。そこまでの過程をお楽しみください。
- （補足）
- 2015.11.19：HP移転
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【 クリーチャーと恋しよっ！ for乙女 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ 乙女ゲーム（人外） ]
| | 作者 |
[ nostalgia さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 252MB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ 吉里吉里 ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 当作品にはグロテスクな人外生物・気分を害する恐れのある画像が含まれます ]
| | 配布元 |
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誰かを好きになるって・・・いやもう何もかも訳分からないです！
DECOすけ野郎様からまさかの指名を受け使命（？）でこの作品をレビューする次第となります。
ちなみに前作もプレイしましたが生理的嫌悪とか以前にこう思いました。
（根本的な部分で）こんなの絶対ついていけません・・・！
（ちなみに生理的嫌悪はプレイしていくうちに慣れて大丈夫になりました。慣れって怖いです・・・。）
それにしてもこの作品群って誰得なのかさっぱり分かりません・・・。
主人公、七月奈々美はどこにでもいるようなごく普通の高校生。
普通と違うことがあるとすれば、主人公以外ほぼ全員人外であることと、
主人公の幼馴染同士がそれぞれ番長グループを結成し対立していること。
昔は仲良くしていたのに・・・。一体何があったというのでしょうか？
・・・とまあストーリーだけなら（ツッコミ所はあれど）普通なのですが。
主人公以外の登場人物の見た目が人外・・・そのせいで何度ツッコミが入ったことやら・・・。
クレープ食べてるのを見て全く似合わない光景だ！とか。
お化け屋敷に入った時とか一番怖いのはあんたの方でしょ！とか。
まあ途中からどうでも良くなった感がありますけどね。慣れって怖いです・・・（二度目）。
ここで恋愛要素について。2人の幼馴染、二階堂界人と十文字淳也。
詳しい内容についてはDECOすけ野郎様がおっしゃってた通りなのですが。ここで自分からも少し。
両者とも普通の人間なら魅力的なのですけどね・・・あの姿だとただの衝撃ですよ・・・。
キスシーンのアレは（現実を疑って）何度画面を殴りたくなったことやら。
両者共にあの3択（前作の唯一の選択肢）があるのですがうっかり間違えると・・・。
主人公が暴走したりアレされたりあの肉片先生に心変わりしたりで大変なことになります。
主人公まで壊れ始めたらもうこの作品は終わりです・・・。
何だか作品の内容に触れて無いような気がしますが・・・まあ怖いもの見たさでやってみるのが良いです。
大半の人が「こんなのついていけるか！」とどこかで投げ出しそうで怖いですが・・・。いや本当に誰得ですか？
最後にこの場を借りてDECOすけ野郎様に返答をさせていただきます。
沢山プレイしている≠レビューが得意 のような気がしますが・・・。
まさか自分を名指しで指名してくるとはですね・・・。巻き込まれたなんてとんでもない！
だからといってこの作品を指定してくるとは思いもしませんでしたが。
というかあなたも攻略対象が人外だったりバカゲー要素満載だったり自分がレビューしてたアレの2ndレビュー書いてたり、
そんな乙女ゲーレビューしているのでてっきり得意だと思ってました。意外ですね・・・。
こんなこともあるのですか・・・。レビュワーとして負けてられません・・・。
管理人コメント
上記のイメージ映像が、前作で私が指摘した「人間態」の画像です。これだけを見ても、作者はマトモなイケメン・美少女を描ける人であることは十二分に伝わります。それが、何であんなことに…。
「ねとらぼ」の記事のように、受け手側は「はーとふる彼氏」のようなネタとして見ているのが大多数です。しかし、作者側は真剣にクリーチャーに恋させようとしている可能性も否定できません。
でなくば、DECOすけ野郎氏・シュン氏ともに詳細な言及を避けた恋愛描写をあそこまで克明に描くモチベーションが思い当たりません。
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【 クリーチャーと恋しよっ！ for乙女 】
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| レビュワー |
[ DECOすけ野郎 ]
| | ジャンル |
[ 乙女ゲーム（人外） ]
| | 作者 |
[ nostalgia さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 252MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ NScripter ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 当作品にはグロテスクな人外生物・気分を害する恐れのある画像が含まれます ]
| | 配布元 |
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貴女はどちらを選びますか？
まさかの第二弾！
そうなんです、「クリーチャーと恋しよっ！」の乙女ゲーVerが出た時は
「・・・こ、これはやらないといけないんだな」
という変な使命感が出てきてしまい、やることになりました。
前回は、動揺しすぎて、思わず変な口調になってしまいましたが、今回は出来る限り冷静にいきたいと思います。
さて、ここであらすじを紹介しましょう。
主人公、七月奈々美はどこにでもいるような普通の高校生。
彼女が通っている学校では、二階堂界人（ブルーマン）と十文字淳也（深海系）率いる、番長グループがお互い対立していました。
この二人と奈々美は実は幼なじみだったのです。
しかし、わけあって関係が自然消滅してしまい、今に至るということ。
奈々美の友人のファインディング・ニモ（風）に後押しされ、彼らとの関係をもう一度昔みたいに戻そうとするのですが・・・。
「ここのえこころ」は陸の生き物系だったので、今回は海洋系といった感じで攻めてきます。まさに、シーのイケメン・パラダイス！（肉体美もすごい）
前作の、あの肉片先生も再登場しますよ。
あと、オープニングもエンディングもそれぞれ曲があり、オープニングはムービーもあります。
「これはヤバい」と思いましたが、内容はやはりそれ以上のものでした。
え、オープニングの絵？あれイメージですって、本編では出てきません。
話は非常にオーソドックスなものでして、テキストも巧く、ぐいぐいと読ませるわけですが、ここは、まず淳也の方から攻略していきましょう。
いやあ、やられました。淳也の自己犠牲精神や、他人を強く思う心、けれども、それを正直に口に出せないから出てしまうようなツンデレっぷりがいいですねー。
でも、あれはどう見ても捕食行為にしか見えないんですよね。ヤバい。
そして、界人。インテリっぽさそうながら、心の底に秘めた熱さがあり、統率力もあって・・・
いや、あの一枚絵のヤバさを表せる言葉がねえんだよ！
もう来るところまで来てしまったんだ、もう何もかも手遅れなんだ、という感じで電源のプラグをいきなり抜かれたかのように、ぶちっと何かが切れたんですよ。
いや、本当ですってこれ。というわけで、このシナリオは淳也以上にクるものがありました。
このゲーム、危険です。本当に誰かを好きになるということはどういうことなのか、ということを真摯に向き合った結果を、最後まで見届ける。
愛するということは己の命をかけることなんだ。そういう思いにはせてこのゲームをプレイしてみる、というのはどうでしょうか。
もっとも、プレイ後の責任が取れませんが。
【追記】
シュンさんへ
率直に言います。貴方のこのゲームのレビューを読みたいです。
巻き込んでしまい、申し訳ございません。しかし、普段あまり乙女ゲーをやりなれていないので、やはり、よくやっている人の視点のレビューを読んでみたいのです。
勝手を申し上げますが、よろしくお願い致します。
管理人コメント
本作のストーリーは、「ほとんどの登場人物が人類の形をしていない」以外にも異様な面を見せます。「1人の女主人公を巡るイケメンの恋のバトル」と言う乙女ゲームお馴染みのシチュエーションを、「不良グループの抗争」と言う大昔の学園劇画のような形で表現しているのです。
界人も淳也も、奈々美の前では普通のイケメンっぽい付き合い方をしていますが、その裏で不良の抗争も激化していく…と、恋心と暴力の双方で場を盛り上げてくれます。
ちなみに、本作は、前作「ここのえこころ」から数年後、同じ高校でのお話になります。前作で主人公の親友として登場した正人は、本作でもキーパーソンとして様々な所で名前が出てきます。
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【 キスキル・リラ -くちづけは夢の終わりで- 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ 「夢」が舞台となるゴシック系乙女恋愛ADV ]
| | 作者 |
[ PlusPure（おもち さま ＆ 餡子 さま ＆ 一陽 さま ＆ 抹茶 さま） ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 66.4MB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ LiveMaker ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
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夢魔の少女が出会う「夢」とはどんなものなのでしょうか・・・。
夢を食べるナイトメアの魔族の少女、メリッサは長い眠りから覚め、食事をする為に人間界に赴きます。
しかし人間界に到着した直後、馬車に轢かれてしまいます。
幸いにも背中に怪我をしたくらいですみましたが空を飛べなくなり、魔界に帰れなくなってしまいました。
その現場を偶然目撃していた青年に助けられ、怪我が治るまでの間男子寮に住まわせてもらうことに。
そこにいたのは色んな夢や悩みを持った人物たち。主人公もただ怪我の治りを待っているだけではありません。
食べる夢に強いこだわりがある主人公はこの男子寮で何を見るのでしょうか。そして芽生え始める感情は・・・？
結構前からゲームの企画を進めていたそうで、それに伴いちょっと違和感のある部分があります。
シナリオ担当が複数いるルートがあり、それによって前半と後半でキャラの性格に若干の差異があること。
発表から公開までかなり時期が過ぎていたのか、グラフィックの色塗りに若干違いが見られること。
どちらにしても自分はあまり気になりませんでした。むしろ気づかなかったくらいです。
さて、主人公が男子寮で怪我の治りを待っている間、様々な人物と交流することになります。
具体的には・・・
ダレル（画家を目指す青年）、アベル（学校の教師）、クラウディオ（恋に生きる料理人）、ユキヒコ（極東の国からやってきた園芸家）、ケネス（謎多き人形師）、そして管理人夫妻のシャロン＆ロイド。
メインはこれら6つのルート。更に隠しキャラのルートやサブキャラエンドもあり、合計28のエンドが待っています。
主人公は可愛い顔してかなりの策士家。表では隠してますが内心は相当な腹黒で、人間は完全に「餌」扱い・・・。
悪魔としてある意味現実的な考えを持っています。・・・とはいえ展開次第ではその考えも変わっていきます。
最初はほのぼのとした展開もあるのですが話が進むにつれシリアス度が高まっていきます。
どのルートを辿るにしても辛い過去や残酷な現実が待ち構えています。
シナリオが終始安定しているダレルや、終盤なかなか感慨深い展開を見せてくれる管理人夫妻のルートも注目ですが・・・。
一番注目のルートはアベル。彼のルートでは主人公の過去も深く関わるようになります。
・・・正直この過去には驚きを隠せませんでした。まさか過去にそんな出来事が・・・！？
いわゆる「真相ルート」では主人公がとんでもない結論を出していて本当に驚きを隠せません。
あの2人、これで幸せになれるのでしょうか・・・？
シナリオやグラフィック以外にも色々注目するところがありますよ～。
「Special」では本編とはまた違ったグラフィックにヒントコーナー、おまけSSなどが用意されてます。
ヒントコーナーではダレルのとあるエンドに対する主人公の腹黒さとか、クラウディオの手の早さ（？）とか・・・。
本編のシリアスっぷりは一体どこへ・・・。
取扱説明書も注目です。JPEGイメージで出来ており、ゲームの操作説明だけではなく、キャラのやりとりや各キャラの人物紹介（？）も描かれています。
序盤のとあるセリフに自分は図星を指されてしまいました・・・。
あれはよく思いついたものです。「別に取扱説明書見ないし・・・」という人でもチェックしてみましょう。
管理人コメント
攻略対象の人となりは、同梱の「取扱説明書.jpg」を見れば大体分かります。むしろ、本作の「謎」と言うべきは、操作する「メリッサ」の人となり。
元から非人間であるため、思考パターンも常識も、我々人類にとっては不可解に映るものが数多くあります。
そんな彼女が、この交流の中でどう変わっていくのでしょうか。ルートの多さもシナリオの分量もかなり多いので、色々と確かめてみましょう。
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【 楽園草子 】
|
| レビュワー |
[ 無緑 ]
| | ジャンル |
[ ミステリーホラーADV ]
| | 作者 |
[ Day the star さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 58.1MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ LiveMaker ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
|
|
どうも、今回で2回目の投稿になる無緑と申します。今回もミステリー系のノベルゲームを紹介したいと思います。
この物語は、神の存在が信じられている村にて起きる陰謀を一人の青年の視点から綴られる物語です。
また、途中で、3つのルートに分岐します。最初に選べるのは2つのルートで、それぞれのルートをプレイし終わった後に最後のルートをプレイできるようになり、それぞれのルートにて残った謎がそこで明かされます。
正直どのルートでもハッピーエンドと呼べる結末にはなりませんが、それぞれの登場人物の思惑が絡み合い、結末へと収束していく様が面白く、最後まで飽きずにプレイすることができます。
プレイ時間は4～5時間で休日などの空いた時間などにプレイすると丁度いいかと思います。
では、最後に登場人物の1人である島名のセリフで締めたいと思います。
島名「私から見たら、この村の全員もれなく悪に見えますけどね……」
管理人コメント
オープニング扱いになる1章は、キャラ紹介を兼ねた「日常」を描いたパートです。一見退屈なシーンですが、ここは重要な伏線をテンコ盛りにしているシーンでもあるため、絶対に早送りはしないように！
オープニング後の最初の選択肢で分かれるルートは、複雑にリンクしており、両者を見比べると、「以前のルートでしれっと流されていた箇所って、重要なシーンじゃねーか！？」と言うような驚きを味わえます。
このように「複雑な思惑の絡み合いによって収束していく結末」の流れは見事の一言です。きっと結末まで一気に読んでしまうでしょう。
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【 操 (ver.3) 】
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| レビュワー |
[ DECOすけ野郎 ]
| | ジャンル |
[ 探索（即死型）ホラーアドベンチャー ]
| | 作者 |
[ せん さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 19MB・ZIP ]
| | 製作ツール |
[ WOLF RPGエディター ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ R-15指定 ]
| | 配布元 |
|
|
今回も（やっぱり）主人公は腹黒かった
前回紹介時はVer2だったのですが、今回はVer3で大幅にアップデートされた「操」を再度紹介します。
最近、ADVをあまり紹介できずにいたので原点回帰です。
あらすじ、概要、操作は以前書いたので省略。基本的に変化はありません。
グラフィック差分、演出、テキスト、新規即死トラップ追加などもありますが、他の作品との関連性を感じるテキストもあったりして
・・・まあ、「マッドファーザー」のことなんですが、プレイ済みだとニヤリとする場面もあったりします。
あと、Ver2ではクリア後にしか選択できなかった男性主人公も、初期の段階で選べるようになっています。
ちょっと内容に変化があるので、それはプレイしてのお楽しみ。
即死トラップは、既プレイの人（主に俺）でもひっかかる可能性が非常に高いので、新規エリアに行く際、クイックセーブを忘れずにしましょう。
▽しかし、このゲーム、ろくでなしに人でなし、人として踏み外しているやつらが多すぎやしませんか。特に女性主人公。
▼前回書いた、女性主人公の「いや、それは無いだろ！」の部分も健在でしたし、新規で追加された台詞を見て「こいつはどうかしている」と思いましたもの。
だから、あの「命を差し出す」と鬼瓦会長に言ったシーンも「内心あの人を犠牲にすればいいかなー（ﾁﾗｯ）」と思っていたんじゃないかと・・・。
▽この作品で、真っ当でまともな人って、男主人公だけじゃないのかな。
▼うん。あと、顔グラフィックの差分が追加されたので、あのヘタレ野郎が更にヘタレになっていました。やはり絵の威力はすごい。
あ、内容はR-15なので15歳以下はご遠慮くださいということで。
管理人コメント
シナリオ、基本攻略法にはほとんど変化がありませんが、代わりに大量に追加されたのが即死トラップ。前回は何の反応もなかった箇所でシレっと殺しに来ます。
また、前バージョンでは無かった男主人公の真EDも必見と言えるでしょう。意外な箇所が変わっているので、女主人公の真EDと見比べてください。
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【 スイートホーム 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ ひとつ屋根の下日常系恋愛ADV ]
| | 作者 |
[ Count=Sheep さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 328MB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ LiveMaker ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 配布元 |
|
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もしも男性のあなたが女性専用シェアハウスの管理人になったら？
まさかですね・・・自分がこんな作品をレビューする日が来るとは思いもしなかったです・・・。
・・・まあとりあえずはストーリー紹介です。
唐突な両親の死をきっかけに、仕事を辞め生きる意味を見失いかけていた主人公。
そんな主人公の元に母方の祖母からルームシェアの管理人を任されることに。
特に何かをする予定もなかった主人公は尊敬する祖母の頼みという事もあり、言われるがままにシェアハウスへと向かう。
しかし、辿り着いた先はなんと「女性専用のシェアハウス」だったー…
（紹介ページより抜粋）
12人（！）の女の子が暮らすシェアハウスでの話となっています。
12人もいるとなれば・・・本当に様々なタイプが揃います。
しっかり者、元気な子、可愛い系、セクシー系、と４つのタイプがあり、それぞれに多種多様な個性を持っています。
ちょっと変人な眼鏡っ子、男性に嫌悪感を持っている子、占い好きな子、
あなた本当に高校卒業したの！？と言いたくなるような子・・・などなど。
ボーイッシュ系やグラマー系もいたりして本当に様々です。
各キャラのシナリオはそれぞれ独立しており、話の繋がりはありません。
その分、12人それぞれに個性を活かした話が用意されています。
また、後述するイベントパートには女の子にボイスがついています。
ここからはシステムについて。
1週につき2回場所選択（2階、3階、リビング、庭、屋根裏部屋、浴室の６つ）があり、それを5週分繰り返します。
（いつどこで誰が出るかは場所選択を見ただけでは分からず、誰も出ないハズレの場所もある）
日常パートで好感度を上げ、好感度が上がっているキャラのイベントパートでまた好感度を上げます。
（日常パートとイベントパートの好感度は別々にカウントされるので注意）
そして攻略なのですが、まずはいつどこで誰が出るかを記しておきましょう。
次に日常パートの選択肢は正しい方を選ぶとハートが出る（色はキャラごとに異なる）のでそれで判断しましょう。
イベントパートの選択肢はどちらが正解かが分からない上に引っ掛けも多いため、反応をしっかりチェックすること！
2週目から5週目全てで同じキャラのイベントパートに入ればそのキャラのルートが確定します。
特に重要なのが5週目。もしここでイベントパートに入れなければその前のイベントパートのどこかにて選択肢を間違えてるのかもしれません。
一つ一つの話は短く、あっさりと話が進みます。恋愛物にしては展開がかなり速いです。
特定の2人が親友や幼馴染だった、ということはあるものの、一つ一つの話は完全に独立した物となっています。
話に繋がりがある、またじっくり関係が進む、そんなしっかりとした話を見たい！という人には向かないと思いますが、1つの話で色んなタイプの話が見たい！という人には是非オススメしたいです。
ちなみに自分は吹雪ちゃん推しです。5週目イベントのアレが確実に萌え倒されます！
また、遥さんのとんでもないセリフに本気で噴きました。あなたさらりと何言ってるのですか・・・！？
最後に自分がどの順番で攻略したかを記しておきます。参考にしていただければ。
吹雪→遥→琴歌→聖→紫音→蓮→弥生→美優→葉月→佳奈→ゆさ→つむぎ でした。
皆さんはどのような順番で攻略するのでしょうか？
管理人コメント
12名の攻略対象と言うのは、コンシューマの恋愛ADVでもそうそう揃っている量ではありません。それら12名の個性あふれる女の子たちを、手軽なシナリオで表現していることに驚きを隠しきれません。
文章量が少ない分、「関係性を育てる」「背景を見る」と言う点には期待できませんが、12名のキャラクターはそれぞれに個性が強く、攻略しがいと言う点では確かなクオリティです。
ただし、選択肢の中にはハズレがある上、好感度の上がり具合も分かりづらいと、「攻略」と言う面では少々難しめの部類に入ります。既読スキップとメモを使った本格的な攻略法が必要になります。
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【 UTOPIA 幻想ホラーアドベンチャー 】
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| レビュワー |
[ シュン ]
| | ジャンル |
[ 幻想ホラーアドベンチャー ]
| | 作者 |
[ 晋太郎 さま ]
| | 容量・圧縮形式 |
[ 143MB・ZIP ]
| | 制作ツール |
[ RPGツクールVX RTP ]
| | 言語 |
[ 日本語 ]
| | 備考 |
[ 韓国語翻訳版、中国語翻訳版もあり ]
| | 配布元 |
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眠り続ける少女を救う為、彼女は夢の世界を彷徨う・・・。
身内でも救えない人を何の関係も無い人が救う、ってことがありますよね。
今回の作品でもそんな出来事が起こります。救えるかは・・・プレイヤー次第です。
めまいを起こし、大事をとって一晩の間病院に入院することとなったあかね。
病室の隣のベッドではゆいという少女が長い間昏睡状態となって眠り続けていました。
その日の夜、あかねは突然不思議な世界に迷い込みます。ここはゆいの夢の世界のようです。
様々な海洋生物が暮らす青色の病院。あかねはゆいを救う為、ゆいの「おかあさん」に会わせる為、
この不思議な世界を探索することになるのですが・・・。
あかねとゆい以外に人はおらず、イルカやサメなどの海洋生物が住んでいる青色の病院。
触れるとライフにダメージを受ける海洋生物もいて、ライフが０になるともちろんゲームオーバーです。
厄介なのがセーブと全回復の回数が限られているということです。
青い魚に触れるとセーブが出来、水色の魚に触れるとライフが全回復しますが、一匹につき一回ずつしか使えません。
この為、やみくもに使っているとあっさり詰む事があります。使うタイミングは良く考えましょう。
謎解きはほとんど無いのですが、アクション要素も少しあります。
エンドは３つ（good、normal、bad）。goodでも完全なハッピーエンドとは言えず、これからどうなるのでしょうか・・・という所で終わります。
ゆい、早く目を覚ましてくれると良いですね。
goodエンドへのヒント・・・ゆいを一緒に連れて探索 イルカの出産に立ち会う
脱出するのは本を取ってから 脱出の際ダメージを受け過ぎないように
「幻想」・・・海洋生物が普通に住むこの世界は確かに幻想に溢れています。
ゆいの過去も明らかになったりして辛い出来事があったことが分かり、閉じこもってしまう気持ちも分かります。
そんな彼女を最後に救い出せるのは何の関係も無い人物なのかもしれません・・・。
管理人コメント
本作の作者は、かつて「不死鳥の棲む街」シリーズを作られた作者でもあります。10年単位の時間経過を考えても、本作と「不死鳥の棲む街」シリーズの雰囲気の違いに、まず戸惑いました。
本作で出てくる海洋生物は、確かに不思議な存在ではありますが、「不死鳥の棲む街」のクリーチャーのように、全てが全て敵というわけではありません。舞台もプレイ時間も、現代のフリーゲーム事情に合わせてコンパクトにまとめられています。
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