■ ツルギノマイ
作者 [ Yab さま ] ジャンル [ 全方位シューティング ] 容量・圧縮形式 [ 61MB・ZIP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 ES 9 /10 8 /10 9 /10 109/120 hoikoro 10/10 10/10 10/10 赤松弥太郎 9 /10 9 /10 9 /10 アンサンブル 8 /10 9 /10 9 /10
SELECT YOUR FAITHFUL!
今回のイチオシ「ツルギノマイ」は、「全方位弾幕シューティング」と言うジャンルから思い浮かぶとおり、操作系統の複雑なゲームです。
…と言うか、操作系統の多さと、機体によっての別ゲームっぷりは、全てのシューティングの中でも随一と言えます。
レバー2本で機体操作と照準操作を行い、通常ショット・特殊兵装・武装切替・攻撃範囲変更と4つのボタンを、あの忙しいゲーム展開の中で使いこなさなくてはいけません。
通常ショットは、2連続で押すことでチャージショットに変化します。機体によっては、このチャージショットこそが主戦力となるため、タイミングを見てしっかりと出しておく必要があります。
…というか、私がチャージショットの存在に気付いたのは、初プレイからだいぶ経ってからでした。威力の高いチャージショットは、使いこなせば劇的に攻略スピードが上がります。その分、弾幕を相手取る時間も減るため、プレイが徐々に安定していきます。
システムに複雑さを感じ、見落としがちな箇所まであるのは、ひとえに、最初の機体である「XOSF-3 ソードエッジ」が、システムをフルに詰め込んだ機体で、その分、システムをフルに使いこなさなければ満足な威力を発揮できない機体であるためです。
武装切替によるホーミング弾・爆裂弾・貫通弾を場面ごとに使い分ける必要があり、チャージショットで性能が更に変わっていきます。特殊兵装のPCA(時止め)も、ドレイン溜めに使いやすいシステムですが、SP切れが怖い、使いどころを求められるものです。
少なくとも初心者向けではありません。「機体選択がやりにくい」と言うのも、初心者がソードエッジで頑張りがちな原因の一つかもしれません。
普通のSTGならステージ開始時に行う機体選択ですが、本作ではコンフィグから実行しなくてはなりません。機体選択画面のプロセスも、Configuration→Game Option→Select Fighterと深い上に、選択画面には各機体の名称しか表示されません。各機体がどんな見た目でどんなショットを持っているのかは、実際に使ってみないと分かりません。これら機体性能については、ゲーム本体だけだと「説明書」内のテキストと、Trial Mode→Tutorialで簡単な説明があるだけです。正直、これだけでは中々イメージが掴みづらいです。
本体同梱の説明が簡素なのは、本作がニコニコ動画内で展開されたゲームであるのが一因かもしれません。作者のマイリストには、ゲームの基本的説明から各ステージの攻略法まで、分かりやすく動画で説明されています。
機体の性能も、動画を見ていただいた方が分かりやすいでしょう。
初心者では、割合覚えることが少ない「XOSF-01 ソードファイター」か「OSF-2 ソードウィング」がオススメです。
ソードファイターは、とにかくチャージショットの「グラビトンディスラプター」でパックンチョするのが主な攻撃なので、武装切替の手間が少なくなります。特殊兵装でバリアを張れるので、多少の弾幕は当たっても被害を抑えられます。ホーミングする攻撃が無いため、四方八方から敵が来る場面では不利になりますが、そこもバリアで耐えればいいため、初心者から上級者までオススメです。
ソードウイングは、主武装がホーミングするため、雑魚は主武装で潰し、固い敵には特殊兵装をぶち当てる…と言う、こちらも使い方が簡単な機体です。ただし、主武装は1門しかないため、あらぬ敵にホーミングすると、特殊兵装で耐えなければならない欠点もあります。チャージの荷電粒子砲も使いこなせれば、より攻略しやすくなります。ただ、これらの機体の性能を知って、練習ステージを楽々越せるレベルになっても…というか、ズブの初心者でも練習ステージではまず死なないでしょう。このつもりで本番に臨むと、ステージ1から地獄を味わう羽目になります。
ボス敵の弾幕は、練習ステージの雑魚とは段違いの上、練習ステージで命を救ってきた回復アイテムが出にくい構成になっています。幸い、コンティニューは無限に使える上、何度使ってもエンディングが悪くなったり、隠し機体が使えなくなったりすることはありません。
そして本作は、練習ステージで雑魚を蹂躙することも、本番ステージでボスの攻撃におののくことも、両方とも楽しめる作品になっています。
学ぶことが多い本作は、学ぶたびに進めやすくなるゲームでもあります。初めに作者の動画から学ぶもよし、一から自分の手で学ぶもよし、色々な出発点ができる作品です。
お世辞にも「簡単」とは言えないですが、「初心者にもオススメ」な作品であることは断言します。
《 hoikoro 》 ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10
今回、【ツルギノマイ】をレビューさせていただきました。
自分はシューティングについて多くの知識を持ちません、その上とても苦手です。
これからココに書き綴ることに対し見当違いである場合があるかもしれません。ご了承ください。
結論から言って、このゲームは【シューティングゲームの真髄を楽しむ】という点に非常に重点が置かれておりました。
シューティングゲーム、STGを前にした時、何を楽しみにするのか?
STGが好きな人はタイムアタックやスコア、ガッチガチの高難易度等を推すかもしれません。
また、僕のようなSTG初心者は迫り来る艦隊を打ち砕く爽快感、様々でド派手な武装による爽快感、そしてストーリーを楽しみます。
このゲームにおいてのウリはそのどちらも完璧にカバーする程の高い完成度です。
音楽、グラフィックの格好良さ、自由すぎてピーキーですらある操作性、謎多いストーリー、重厚な設定、硬派な難易度、初心者への豊富な救済、圧倒的に熱い展開。
自分が言葉を綴れば綴るほどチープになっていくような気がする程の”楽しかった”という感覚、”楽しい”という集中。
ゲーム終了後の喪失感は本当に半端ではないです。難易度イージーなのにね…
・ハマリ度:10/10
ただ一面でいろんな機体を試すだけでも楽しい、難易度はかなり高い。
最初は機体耐久を勘違いしていて、イージー・体力4分の1でプレイした時は流石にどうレビューすればいいのか悩んだほどに難しかった(一面で35回死亡)。
だが初心者救済は非常に豊富に揃えられていて、どんなに下手な人間でも無限コンティニューと適切な機体選択ができれば詰むことはない。
5面6面7面の怒涛の展開は鳥肌モノ、二周目はぜひイージーではなくノーマル以上でプレイしていただきたい、イージーだとすぐに終わってしまう。
ストーリーはかなり謎が多くかつ解明されるものは殆どないため、数少ない情報を元に自分で考察することになる。
更にその数少ない情報の内半分ほどがプレイ中の画面に出てくるため、読み取るのにもプレイにも集中する必要がある。
だが、この仕様が逆にプレイヤーにカタルシスを与えていると自分は感じた。
・グラフィック:10/10
とても綺麗なドットで構成されており、主人公機の動き一つ一つに存在するスラスターの逆噴射が最高に格好いい。
OD中はさらに激しくなり、どのシーンを切り取っても絵になるほど。 超高速機が超高速で動きながら敵の大群と高出力の武装で戦う為、エフェクトが激しく自機をよく見失うのが少々難点。
特に4面の終盤に起こるイベントでの背景は本当に素晴らしい。
・サウンド:10/10
どのステージも様々なサウンドが適切に用いられている。
無音演出やフェードイン・アウトによる引きも素晴らしく、OD発動時や非撃墜時などの響くようなSEはプレイしていて興奮が止まらない。
これはややレビューとは外れるが、様々な場所で聞くことの多い魔王魂さんの同じ曲が、使われる場面によって印象が大きく変わり、飽きたりすることが無いのは、使用者含めて流石。あまりにも完成度の高いアクションゲームをプレイすると、言葉を失うことがあります。
RPGでは語ることの出来た感情が何故か言葉に出来ないのです。
ただ胸を打つ、みたいな…レビューとしては頂けないはわかっておりますが…
本作はその作品の一つだと思います。ややもするとすぐに人が離れていってしまうシューティングゲームという世界において
このゲームには初心者の心を掴む仕様が絶妙に仕込まれています。
エリーゼが可愛い
《 赤松弥太郎 》 ハマリ度:9 グラフィック:9 サウンド:9
白い月に祈りながら 呪文を唱えるよ
エリーゼ!
エリーゼ!
エリーゼ!
エリーゼぇぇえええわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー! あぁああああああ!!!
エリーゼエリーゼエリーゼぇええぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ! クンカクンカ!
スーハースーハー! スーハースーハー!
いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!
エリーゼたんの緋色のABL発射口をクンカクンカしたいお! クンカクンカ! あぁあ!!!
間違えた! スベスベしたいお! スベスベ! スベスベ! 主翼スベスベ!
カリカリスベスベ…きゅんきゅんきゅい!!
「おまたせしましたっ!」するエリーゼたんかわいかったよぅ!!
あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!! ふぁぁあああんんっ!!
アウトサイダーに勝てて良かったねエリーゼたん! あぁあああああ!
かわいい! エリーゼたん! かわいい! あっああぁああ!
緊張してるのに軽口叩くエリーゼたんもかわい…
いやぁああああああ!!!
にゃああああああああん!!
ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!
こんなの難しすぎるよ!!!!
あ…よく考えたら…
こ の ゲ ー ム 高 速 弾 幕 ゲ ー じ ゃ な い ?
にゃあああああああああああああん!! うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!! いやぁぁぁあああああああああ!! はぁああああああん!! 木星軌道ぅうううう!!
この! ちきしょー! やめてやる!! シューティングなんかやめ…て…
え!?
見…てる?
ドレインしてるエリーゼちゃんがボクを見てる?
ドレインしてるエリーゼちゃんがボクを見てるぞ!
オーバードライブしたエリーゼちゃんがボクを見てるぞ!
リバースドライブしたエリーゼちゃんがボクを見てるぞ!!
ストーリーのエリーゼちゃんがボクに話しかけてるぞ!!!
よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!! ボクにはエリーゼちゃんがいる!!
やったよソードエッジ!! ひとりでできるもん!!!
あ、エリーゼちゃああああああああああああああん!!
いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあソードウィングぅう!!
エ、エニグマ!!
ソードファイターぁああああああ!!!
エクスカリバーぁあああ!!
ううっうぅうう!! 俺の想いよエリーゼへ届け!! 木星軌道上のエリーゼへ届け!
- ハマリ度 : 9 / 10
- 凄まじい弾幕 vs なかなか死なない自機→ともーじゃん? 残念即死攻撃です! 無限コンティニューで死に続けてね! というインフレバトルで、最終的にはぞんでっぽいバランスになっている。機体の個性が豊かで、それぞれ全く違う遊び方を魅せてくれるため、単調さは全くない。
シューティング初心者でもクリアできるのはありがたい仕様だが、その分特に難易度調整の意味が薄くなっている。敵が多いほど、弾幕が激しいほど死ににくくなっているせいで、普通にやっててもDespair安定だったりする。
やはり難易度調整は機体と、装甲設定で調整するものと割り切るべきだろう。マゾゲーマーならぜひFragileを。- グラフィック : 9 / 10
- 最大限の工夫はしている。HPバーを画面下に追いやったことはむしろ英断だろう。
しかし、華麗な演出だから仕方ない、高速段幕だから仕方ない、だけでは済ませられない見づらさもある。
爆風が弾の表示をかき消してしまうこと、画面揺れと過剰なブラーを変えれば、それでもずいぶん見やすくなる気がする。- サウンド : 9 / 10
- 魔王魂のロック素材でドンツクドンツク押しまくり、H/MIX GALLERYで締める構成。スッキリとまとまってケレン味もたっぷり。
ぜひ2週目、ソードブレイカーのシナリオまで楽しんでもらえれば。
でもボクは実は研究員さん萌えなんだっ!!
《 アンサンブル 》 ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:9
- 簡単な紹介
- 能力を使い分けて生き残れ
- 特徴紹介
- 機体ごとに能力が違う
(優秀な機体から失敗作な機体までありバランスブレイクな機体もあります)- チュートリアル完備
(これをやらないと一面すらむずかしい)- 別途テキストファイルが細かい
(かなり、詳細に書かれているので読むことをオススメ・・・というか読まないと苦労する)- プレイするための必須作業
- 説明書ファイルの熟読
- ステージ開始時にマウスホイールクリックと速度上げ
- 機体選択と機体のテスト運行(機体によってかなり基本が違います)
- 感想
- このゲームは手段選ばずクリアを目的とするのであれば難易度は高くありません(無限コンティニュー有)
しかしノーコンティニュークリアは恐ろしく難易度が高いです
締め切り15分前ですがラストにおいて空間破断を回避しきれずやぶれさりました
色々な機体があって楽しかったのですが機体ごとの性能と特徴の差開きが大きすぎるのが気になりました- ハマリ度 8
- 楽しいゲームなのですが繰り返しプレイするよりも機体の運用を色々試すのが面白かった
強すぎる機体は得点を稼げないのはいいシステムだと思われる
一部の機体でばかりプレイすることになったので8- グラフィック 9
- 機体などきれいであった
全機体(敵も含めて)簡単に閲覧できたら個人的にうれしいとおもったので9- サウンド 9
- ゲームの雰囲気を盛り上げてくれるBGMが多い 4面がいろいろあって特に好みである よって9
最後にコンテありの通し得点を乗せて終わりとさせていただきたいと思います
63292014 OSF-2