■ 投稿レビュー RPG 18 | ||||
Elona (5) | Elona (4) | 我がハサミに バラせぬものなし |
missdeather | CHANGE I ~~~Aの謎~~~ |
ドリル魔王 | The Linear RPG | 変愚蛮怒 | 99 | フィアードライブ |
レビュワー [ 爆発ネズミ ] ジャンル [ フリーダムローグライク系RPG ] 作者 [ Noa さま ] 容量・圧縮形式 [ 25MB・ZIP ] ダウンロード ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:9
うみみゃあ!
初めまして爆発ネズミです。
さて、今日レビューさせていただくこのゲームですが…
危険です(いろんな意味で)
どこがどういう風に危険かと言うとですね、
- 開始して3分も経たずに人肉を食う!
- 初見だとまず間違いなく犯罪者プレイ!
- その気になればほぼ全てのキャラクターと『Elona(日本語読み)』ことが出来る!
などなど挙げていけばキリがありません。いや、マジで。
と、まあ開幕して即行危険なことばかりを挙げちゃいましたが
実際はこんな危険なハズがありません。
人肉を食うと言っても半ばチュートリアルみたいなもんですし
犯罪者プレイと言っても、堕ちてしまえばベイベー!な状況になりますし
『Elona(日本語読み)』ことといっても遺伝子を残すだけです。
ね?危険じゃないでしょ?
と、初レビューだというのに少々ぶっ飛んでしまいました。真剣に行きましょう。
■特徴的なのはそのフリーダムなゲーム性!
一人きままに農民プレイもよし、
仲間とともにダンジョンに潜りまくる冒険者プレイもよし、
都市から都市へと貿易品で儲ける貿易商となるもよし、
信ずる神への信仰を深めるのもよし、
ターゲットの気付かぬ内に身包みを剥ぐ盗人プレイもよし、
すれ違う人間を片っ端からミンチにしていく殺戮者プレイもよしです。
■雰囲気を盛り上げるミュージックや効果音も重要!
ゲームをプレイし始めてすぐに聞くであろう心地の良いオルゴールの様なBGM、
群がる雑魚敵をミンチにする時の心地よい効果音、
炎の巨人を解放した時の血肉の焦げる音(画面写真参照)
と、やっているうちにどれもこれも病み付きになってしまいます。
などなどやはり挙げていくとキリがないのです。
初レビューでこれ以上やると恐ろしい事になりそうなのでこの辺にしておきます。
が、この『Elona』は神ゲーです。そのおかげで睡眠時間がどんどんどんどん…
とにかく、このお粗末なレビューを見て小指の爪ほどでも『ときめき』を感じたのなら是非プレイしてみるべきです(ニヤリ
管理人コメント以前に3回もレビューを見ている当サイト読者、およびElonaのセカイにのめりこんだ方々には、「何を今更」と思われるでしょう。しかし、良く考えてみたら、Elonaって、「死亡時のイベントがデフォルトでミンチ」、しかも、主人公であろうとも、NPCであろうとも、そこらの通行人であろうとも、果てには「肉無いやろ、お前!」なモンスターであっても、死亡時にはミンチ…ある意味平等さを感じますね。
爆発ネズミさまが、最初から現在まで、存分にハマり込んだことがよく判るレビューでした。
これを機に、私もElonaの様々な要素、正統派から外道っぷりまでを体験したいですね。…ええ、言うだけならタダですが、何か?
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レビュワー [ 金虫 ] ジャンル [ ローグライクRPG ] 作者 [ Noa さま ] 容量・圧縮形式 [ 25MB・ZIP ] ダウンロード ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:10
本当に食べてしまったのか(ニヤリ
分かる人にはコレだけで分かりますね
ローグライクRPGの決定版とも言うべきかも知れません
簡単に言えば自動生成されるダンジョンにもぐって色々なアイテムを収集するゲームです
他にも色々な魅力が有るのですが、既に3人もの方がレビューされてますし
やれチュートリアルの緑の人は核爆弾で消毒するのがデフォだとか
やれピアノ演奏は死亡フラグだとか
やれ追いはぎ強奪やりたい放題だとか
その辺はここではスルーしておきます
elonaのもう一つの魅力が、その改変の自由さかと思います
まず簡単なところからだと、ポートレイト。つまりはキャラの顔写真の改変
好きな画像を登録して自由に改変できます
好みのゲーム、或いは漫画やアニメのキャラでもいいですし
自分や友人の写真を登録するのもいいでしょう
自分以外のキャラクターのポートレイトも自由に変えられるので
別ゲーのキャラクターでパーティを結成する事も可能です
キャラチップも改変可能なので、あわせて利用すれば
よりイメージ通りのキャラクターを作れると思います
人気ゲームなので有志の方々が制作して下さった素材も多く
私みたいな改変スキーにはたまらないですね
ちょっと面倒ではありますがテキストも自由に変えられます
登場するNPC達は特定のアクションに対してリアクションテキストを返すのですが
これもどう返事するのかを自分でテキストを打ち込んで改変出来てしまいます
逆に妙なところで不自由だったりもします
例えば主人公のあだ名はランダム作成になっていて
三つのテキストを組み合わせて「愛を」「知らない」「黒猫」
といった感じに自動で作られます。何回でもやり直し出来るのですが不自由といえば不自由
まあむしろ思いも寄らないハイセンスなあだ名が作られる事も多いので一長一短かもしれません
ちなみにこのあだ名は武器やら家やらにも同じ要領で付けられます
私のキャラの家のあだ名は「乱交の」「中毒者の」「隠れ家」だそうな・・・
うん、だいたいあってる
管理人コメント正統派から外道プレイまで、数々のプレイスタイルに応えるのが魅力の「Elona」ですが、金虫さまはその中でも「改造=素材改変」と「二つ名」の魅力についてレビューしてくれました。
デフォの素材は、RPGツクール2000作品でおなじみ「FIRST SEED MATERIAL」を利用しており、手堅いですが、「どこかで見たような」感は拭えませんでした。
現在は、Elona改変素材用として、様々な素材がフリー提供されています。私が偶然見つけた中では、強力なモンスターである「塊の怪物」を美少女や猫だまりにする改変素材がありました。
まさに、様々なプレイヤーのニーズに応えるシステムと言えます。
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ WWA(World Wide Adventure) ] 作者 [ テンション さま ] 容量・圧縮形式 [ 1.13MB・ZIP ] ダウンロード アイテム・敵配置が完全固定というWWA形式をツクールで再現した、ランダム成分の無いRPG。
主人公の目的は全10階層からなる塔を探索し、「グーに勝てるチョキ」を手に入れること。
各フロアはアイテムと敵がほとんど隙間無く満ち満ちに敷き詰められており、一直線に片付けたときの爽快感がなかなかのもの。
いつでも戻ってこれる塔外部ではアイテム販売や宿屋などのサービスを受けられるので、
常に何が必要かを把握しておき、必要金額に達したらすぐに買って余分なダメージを無くす事が大事。
プッツンした世界観ながらゲーム性の奥は深く、攻略手順はかなりの数のパターンが発見されている模様。
ヘタを打てばふりだしからのやり直しもありうる、力押しの脳筋プレイはお勧めできない頭脳派な内容。
しかし初期ステータスを底上げすることによるイージーモードに切り替えることも可能なので
後先考えられない方も安心して挑んでみよう。
管理人コメント画像やDL先を見て分かる通り、この作品はVIP発のRPGツクール作品です。もちろん、「ウザイアン」に代表されるVIPキャラばかり登場する作品です。
しかしながら、その中身は、「魔法の塔」に代表される、詰め将棋のような緻密な攻略手順を強いられる、頭を使う作品です。
体力回復の要となる宿屋が、使用するたびに料金が増えていく仕組みになっているため、必然的に体力を減らさないよう、モンスターを避け、鍵(代わりとなるぬいぐるみ)を優先するプレイを強いられます。
低い労力(料金含む)で多くの強化アイテムが手に入るルートを模索するのが、この手のゲームの攻略手順と言えるでしょう。
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レビュワー [ 夜鴉龍 ] ジャンル [ RPG ] 作者 [ Shirokuro さま ] 容量・圧縮形式 [ 0.98MB・LZH ] ダウンロード 色の無い世界。
少年と、機械に繋がれ眠ったままの少女。
白衣の男が告げる言葉。
それは、彼らの寿命が刻一刻と消えていっているという事を意味していた――
作者であるShirokuro氏はRPGツクール2000の機能をフル活用・応用し、
さまざまなジャンルの作品を作っておられる方です。
ちなみに音楽からグラフィックまで何もかも自作されております。
そして、その作者様の最新作が、この「missdeather」。
作者様曰く、「序盤無理ゲーを作りたかった」との事。
はい、見事に無理ゲーです。
その為、人を選ぶかもしれません。
但しハマると、とんでも無い事になります。そう、私のように。
このゲームでは、銃等の武器を道具として扱う事が多く、
主人公である「少年」はお世辞にも強いとは言えません。道具の補助無くして戦う事は不可。
もしそれが無ければ彼は一瞬でゲームオーバーです。寿命云々の問題ではありません。
また強化剤というモノがあり、それを駆使して主人公達の能力を上げる事も可能です。
そして発生するゲームバランスの崩壊。これもまた魅力の一つです。
このゲームでは幾つかの条件をクリアする事によって「File」と呼ばれる世界観の解説が見られます。
その為一周では完全クリア不可な、多少のやり込み要素も含まれております。
また、エンディングはいくつも存在しています。しかし、どれもこれもが、切ない。
そして全ての条件を満たした後、この物語の真実が判明するのです。
その真実は少なからずプレイヤーに衝撃を与えます。
何故、少年と少女は命の危機にさらされなければならなかったのか。
そして、色彩を失った世界の本当の姿は。
プレイして見れば全て分かる事でありまする。
拙いレビューを読んで下さりありがとうございました。
ああ、私も・・…もうすぐ?――おう、じゃあな。
『…一体、何をしていたの?』
管理人コメントこのゲームの戦闘は、非常にシビアです。序盤は、文字通りの意味で「一発打たれれば死亡」レベルの彼我の差があります。即ち、ヤバい敵は避け、銃器や回復アイテムを集めることに注力しなければいけません。
また、主人公とヒロインは、一定時間ごとに余命が減っていくシステムになっています。延命アイテムを得るために、資金を稼がなくてはなりません。弱い敵を狙い、資金やアイテムを集めていきましょう。
余命に余裕のある序盤ならば、資金は強化剤に注ぎ込むべきです。より生き残りやすくなるためには必須のアイテムです。
いつ死ぬか判らないぐらい難易度が高いからこそ、RPG特有の「世界を広げる楽しさ」が十二分に味わえるゲームになっています。
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レビュワー [ 白鷺みすと ] ジャンル [ かいさくファンタジーミステリーRPG ] 作者 [ 白鷺みすと さま ] 容量・圧縮形式 [ 8.31MB・ZIP ] ダウンロード 自推してみます。
ただ自推するだけだと面白くないと思うのでレビュー風味に自推してみます。===============
なんといっても本作品の特徴としてミステリー小説顔負けのオチが炸裂するところにあげられる。ストーリーとしてはなぜかペンダントとなってしまったアジュレイドと紋章の戦士となってしまったエリナ・ヴァリラスが呪われた紋章のペンダント、すなわちアジュレイドをはずすために旅に出るという内容。
冒頭から王様殺害の容疑をかけられてしまうアジュレイド、そして先のよめない展開にはハラハラドキドキした。キャラクターの数は多いがどんでん返しを求める方にはぜひやってほしい1品だ。
このゲームはクリアすることに意義があるので途中でやめるのはもったいない。
謎解きも頭を使うことが多いだろう。
============
掲示板ではいくつか面白いという評価をいただいております。
管理人コメント作者自らおっしゃる通り、このゲームは、非常にリドル・パズルが多く取られています。OPの時点で、岩を動かして道を作る「倉庫番」のようなパズルを解かなければいけません。適度なリドルやミニゲームは、戦闘とイベントを繰り返すRPGにとって気分転換となり、適度に使えば、気持ちを切り替えてゲームへの集中力を途切れにくくする効果があります。
ただし、その効果は、適度に使った上で、ミニゲーム自体がある程度のできの良さを持っていなくてはいけません。
あえて言わせていただきます。「CHANGE I ~~~Aの謎~~~」にでてくるリドルは、不満点が多すぎます。
一番最初の「倉庫番」では、出口が明確に示されていない(画面端の行き止まりではなく、曲がり角の途中にある場合さえある)ため、どこに行けばいいのか判らなくなってしまいます。
エリナの章では、「タルを燃やして道を作る。ただし、燃やせるのタルは1マップで3個まで。」と言うリドルを解く必要があります。ここでも、道を作るマップがやたらと広く、画面をざっと見て道筋を決められず、また、イザ失敗して戻るのが非常に面倒くさいです。(解けなかった悔しさもあり、不満はより増します。)
白鷺さまの作品は、他にギャグよりの「Um negociador」と「勇者と姫と囚われの魔王」があります。どれも発想自体は素晴らしいものがあるのですが、いかんせん、戦闘バランスなどの詰めが甘い物ばかり。(狭いダンジョンの序盤ボスがLV1では到底敵わず、回復ポイント近辺をうろついてレベル上げせざるを得ない。最初の戦闘で回復不能な「暗闇」攻撃を放ってくる敵がいる。)現在「ランタイムパーティ2」に向けて作りこんでいる新作は、バランス調整まで考えて作ってほしいと思います。
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レビュワー [ 斜 ] ジャンル [ ギャグRPG ] 作者 [ とうふ さま ] 容量・圧縮形式 [ 9.05MB・ZIP ] ダウンロード 嘗てその圧倒的な力で世界を震撼させた魔王。
勇者との戦いの果てに彼は封じられ、平和が訪れたかのように見えた。
しかし魔王は30年の沈黙を破り、今ここに『勇者のしもべ』として蘇る……。
本作はとうふ様によるロールプレイングゲームです。
人格の破綻している勇者と隷属させられた魔王が世界の不条理に抗っていく物語です。
異様にテンポ良く話が進行する為、昨今の演出過多なゲームに飽いている方には
是非ともお勧めしたい作品でもあります。具体的には旧スクウェア世代とか。
あまりにハイテンポが過ぎてプレイヤーを置き去りにすることも少なくありませんが。
物語がウェイトレスなら、戦闘も同様となっています。
殺るか殺られるかのハードな難易度は、勝つにせよ負けるにせよ
等しくスピーディな展開を貴方に約束しております。
各ボスの弱点をどれだけ迅速に見つけ出せるかが生死の分かれ目でしょう。
豊富に用意されたサブイベントも必見です。
特に強力なアイテムや技能が取得できるものを済ませているといないでは
大幅に後々の進行難度が変わってくると思います。
一見して意味の無いような会話でも、しっかりフラグは立っているので注意しましょう。
『百聞は一見にしかず』との金言に偽り無く、このゲームに関しては多くを語る事に
微塵の意味も在りはしませんし、役々到底語り尽くす事も不可能だと断ぜられます。
この物語が如何な結末を迎えるかは、その眼で直に確かめて下さい。
管理人コメントこのゲームでは、雑魚戦でレベルアップができないため、作戦やアイテムなどの強化が重要になってきます。レベルを強化するためには、ボスキャラとの戦いだけでは不十分で、道中の宝箱モンスターや依頼の解決など、様々な横道クエストをこなす必要があります。
最も、そんなイベント探しを楽しむのが、本作の醍醐味です。登場キャラは主人公のみならず、そこらの通行人Aですら、ぶっ飛んだ人ばかり。そのぶっ飛び具合を語るには、この紙面では不十分。私としても、実際に手に取り、目で見て欲しいと感じる作品です。
- (補足)
- 2012.02.01:DL先へのリンクを変更。(DECOすけ野郎 さま、情報ありがとうございます。)
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レビュワー [ extracks ] ジャンル [ 徹底的にシンプルにした結果こうなりましたRPG ] 作者 [ SophieHoulden ] 容量・圧縮形式 [ DL不要・FLASH ] Play (English Site) なんといえばいいか、徹底的にシンプルにした結果がこんなんになったわけですハイ。
RPGの基本とも言えるほどシンプルなこれは……ある意味で昨年末に発売された某超大作RPGを臭わせるような気がするのだが……。
ルールはシンプルで方向キーの左右で移動。
●は街および宿屋を記号化したもので、ここを通ると体力が全回復する。
ゴールまで進むのが目的です。
進むたびに徐々にHPが削れるのでレベルが低いうちは進みすぎて体力が尽きる可能性もある。
体力が尽きたときは最後に通り抜けた●から再スタート、レベルも通り抜けた時の状態に戻る。
このゲームは、ゲームとしてみるべきかどうか・・・それはプレイヤー次第だな。
あと進むたびに背景にストーリーが流れるので英語が得意な人はそれを読みながらプレイしてみるといいかも?
本当にプ●ステ3の某超大作RPGみたいだなぁ。
※自分は某超大作RPGをプレイしていません。ネット上の情報で仕入れた知識オンリーですハイ。
管理人コメント少なくとも、「The Linear RPG」の一本道のコンセプトは、extracksさまの言う「某超大作RPG」とは異なる物です。
超大作RPGでは、私たちが純粋に楽しんでいた頃から、「テレポ」や「リレミト」などの緊急回避が備え付けられており、それよりも昔にあった「緊急回避すらできない状況」を打破する試みがありました。
しかし、「The Linear RPG」の一本道は、この「緊急回避すらできない状況」を再現するための一本道なのです。レベルアップしても最大体力が伸びるのみで、現在体力は1ポイントも回復しません。道が長かったり、低レベルで突き進んだりすると、「緊急回避すらできない状況」が発生し、死ぬしかなくなります。
打破する方法は、●周りを右往左往して、経験値稼ぎを行うしかありません。普段のRPGにあるような「逃げまくって低レベルクリア」も通用しないシステムなのです。
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レビュワー [ REN ] ジャンル [ band系列のローグライク ] 作者 [ Mr.hoge さま ] 容量・圧縮形式 [ 1.9MB・ZIP(Windows版) ] 備考 [ Mac版もあり ] ダウンロード トルネコやシレンで知られる「ローグライク」と呼ばれるジャンルの中でも、とりわけ広大で奥深い世界を舞台とするタイトルがこの変愚蛮怒だ。
まずいきなり取り立てて言うならば、ゲーム開始時に選択できる主人公の種族・職業が非常に豊富である事。
直接攻撃を主体とする戦士や、MPを消費して魔法を使うメイジなどといった一般のRPGでは定番なタイプはもちろん、
FF5をやったことがある方ならピンと来るであろう青魔導師やものまね師といった、マニア心をくすぐるファクターがただのネタとしてではなく非常に真面目に設定されている。
他にもジャイアンリサイタルで周囲の敵をナギ払うことが可能な吟遊詩人、
「るろうに剣心」に登場した技の数々を操る剣術家、
ひたすら弱いだけが特徴の観光客などがある。
これに種族の選択が加われば、同じ世界でありながらまったく異なるプレイ環境を味わうことができるだろう。
上記の説明だけで少しでも目を引いたならば、プレイする価値がある。
しかしながらこのゲーム、かなり敷居が高い。そして普通にクリアしようとするととても難しい。
操作方法などを解説しているサイトを見ながらプレイしたり、死を回避することを可能にするオプション(道中で死んでも街で復活できるモード)をオンにするなどしてじっくりと吟味するといいだろう。
プレイヤーが倒すべき敵「混沌のサーペント」が君臨しているのは鉄獄ダンジョンの地下100階。
この長い旅の中で、どこかで見たことのあるモンスターと出会うだろう。
伝説のアイテムの数々をコレクションして優越に浸るだろう。
死と狂気がうずまく地獄の蓋を開けて戦慄するだろう。
名も無き主人公が自ら辿るこの物語は、それぞれがひとつの伝説を紡ぐのだ。
管理人コメント「不思議のダンジョン」シリーズや「Elona」など、モンスターやアイテムなどが直接的なグラフィックで表されたローグライクRPGとは異なり、本作「変愚蛮怒」や元祖Rogueなどのテキストベースの作品では、「主人公=@」・「階段=<, >」など、どの文字が何を表しているかと言う知識まで必要になってきます。
幸い、「変愚蛮怒」では、「ターゲット」(l/xキー)でアイコンが何を表しているかを知ることができます。ターゲットで見れる説明は中々イカすモノがあるため、未知のアイコンが出たら、とりあえず調べてみるのが一番です。
職業やペットなど、要素が豊富にあるのも、ローグライクRPGの上級者にとっては魅力的です。もちろん、Enterキーで見れるメニュー画面など、初心者向けの要素もきちんと完備してあります。
最初の内は、近所の洞窟の1Fさえクリアできるかどうかと言うほどの高い難易度ですが、プレイヤーが経験を積み重ねて、より長く生き残れるようにするローグライクRPGらしい要素は豊富に詰まった作品です。
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レビュワー [ 777 ] ジャンル [ ダンジョンRPG ] 作者 [ NOH さま ] 容量・圧縮形式 [ 3MB・ZIP ] ダウンロード ハマリ度:9 グラフィック:8 サウンド:8
99F…それはあまりにも長い…。
お前、この塔に挑むつもりか?
やめておけ。生半可な覚悟でこの99階の塔を制覇できるはずないだろう。
まあ、どうしても行きたいと言うならせめて4人で挑め。一人で行くなぞ俺が許さん。
…なに?トル○コやシ○ンは一人で99階分行けるだと?あいつらは例外だ。
幸い、お前のような命知らずは結構いるからな。次に紹介する奴から選ぶといい。
まずは戦闘要員の「せんし」だ。
バリバリの肉体派で、スライムなら素手でも2発で倒せるほどの腕力の持ち主だ。
体力も防御力も全キャラトップで、そうそうやられることはないぞ。
ただし、剣技の類は一切ない。「たたかう」の一辺倒しかない脳筋って奴だな。
聞いた話では塔の中にはせんししか装備できない武器もあるという。それで少しでも脳筋に歯止めがかかればいいがな…。
次は戦闘要員その2、「まほうつかい」だ。
腕力は非戦闘要員にすら劣るが、それを補って余りある魔法の使い手だ。
高威力の氷の魔法と全体攻撃の雷の魔法が使える。…炎の魔法?そんなものはない。
耐久力も非戦闘要員に比べればだいぶ高い。…まあ、戦闘要員がまほうつかい一人だけだとMPが尽きてからが怖いけどな。
それに魔法の威力はあるアイテムを使わない限りは最初から最後までずっと一緒だ。念頭に入れておけよ。次は「そうりょ」だ。
回復のエキスパートたるそうりょはHPと状態異常の回復はもちろん、MPを他のキャラに分けることも可能だ。
…なに?回復なんてアイテムで十分?馬鹿を言うな。
この塔では回復アイテムもそれなりの値段で売られているんだ。そんなにポンポン使えるもんじゃない。
そしてとても重要なことだが…戦闘終了後に死亡しているキャラは消えていなくなってしまうんだ。
回復役がいかに重要かがわかっただろう?ただ…これはあまり言いたくなかったが…。
死亡した者を復活させるのはそうりょにはどうしようもできなかったりする。まあ、命は大切にな。
ここからは非戦闘要員の紹介だ。
非戦闘要員全てに言えることだが、当分の間は4人がかりでもスライム1体に全滅するから気をつけろよ。
まずは「とうぞく」。
「盗む」だと?スライム1体にボコボコにされる奴にそんな技術はない。
だが鍵開けなら得意だ。MPを使うことで扉や宝箱の鍵を開けることができる。
鍵開けは重要だぞ?貴重なアイテムの前にはたいてい銀や金の扉が配置されてるからな。
とうぞくがいなかったら大半のアイテムは涙を飲んで見捨てることになる。そんな目には会いたくないだろう?続いて「がくしゃ」の紹介だ。
…そう言えばお前はこの塔に入るのは初めてか?ならがくしゃは絶対に連れて行くことだな。
がくしゃが一人いるだけで罠や壊せる壁、隠し部屋などを見抜くことができるからな。
他にも冒険者の遺骸がスケルトンかどうか、宝箱がミミックかどうかも一目で分かるぞ。
また、罠を解除することも可能だ。罠で塞がれた道も積極的に通っていけるだろう。
…ただ、お前が塔の中を知り尽くしてしまったらがくしゃはかえって必要なくなるかもな。
次は「しょうにん」だ。
しょうにんはその卓越した交渉能力で店の商品を半額で買うことができる。
2人いればさらに半額で4分の1。4人いればなんと16分の1の値段で買うことができる。
通常なら160Gで売られているポーションもたったの10Gだ。
塔の中にお金が散らばっていることを考えればほとんどタダと言っていい。武器や防具も買い放題だ。
だが、非戦闘要員であることを忘れるな。序盤の装備は焼け石に水程度の性能しかない。
最後に紹介する「ゆうしゃ」はちょっと特殊なキャラだ。
はっきり言ってステータスは悲惨なことこの上ない。非戦闘要員が強く見えるくらいだ。
ただし、ゆうしゃは他のキャラと違い、唯一レベルアップで成長するキャラだ。
1回戦うごとに1レベルアップする。49回戦えばレベルMAXだ。
丹精込めて育てていけば、レベル20にもなると戦闘要員を超える能力になるぞ。
魔法もいろいろと覚えてくれるし、レベルMAXになると驚異的な威力の最強魔法を覚えるらしい。
一度は育ててみるのもいいだろう…。育てるだけの時間があればだが。
…何?女性はいないのかだと?むしろ俺が欲しいわ。
あ、そうそう。これはかなり重要なことなんだが、この塔の中ではそう簡単にセーブできんぞ。
「クリスタル」というアイテムが必要なんだが、それが結構なレアものなんだ。
なにしろ塔のどこにも落ちてないからな。宝箱とかから手に入れるしかない。
まあ、この塔に挑むならある程度腰を据えてできる環境になってからがいいだろう。俺からのアドバイスはこんなところか。せいぜい頑張ってくれよ。
……そういえば時間制限のことは言ったっけか…?まあ、それぐらいは体で覚えるか。
管理人コメント「(株)大盛産業」や「勇者降臨!!」のNOH さまらしく、ハードなバランスのRPGに仕上がっています。
ただし、ギャグやパロディが散りばめられた前作に対し、本作はシリアスな物どころか、ストーリー自体がほとんど無い、レトロな作風になっています。
このゲームの難しさの第一原因は、7つの強力なジョブの内、最大でも4種類しか選べないと言う点にあります。どのジョブも、その特殊能力は攻略に必須なほどですが、それ以外はからっきしと言う短所も兼ね備えています。
また、最初の内は、スライムに挑むことすら自殺行為になります。戦いを挑むのは装備を整えてから。特に「ゆうしゃ」を入れる場合は、肝に銘じておきましょう。
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レビュワー [ 悪魔神官 ] ジャンル [ 長編やりこみRPG ] 作者 [ ソウルブレイブ さま ] 容量・圧縮形式 [ 73.5MB・ZIP ] ダウンロード ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:10
王道+脱線ストーリ+ギャグが交わった長編RPG
普通にストーリーを進めていたらいきなり本編と全く関係の無い話に脱線したり等、時々ギャグが混じる。
難易度はゲームをクリアーするだけなら普通か
クリアデータを引き継いで最初からプレイしたり、隠しボスがあることを考えると、どちらかというとやりこみをしたい人向けか
管理人コメントこのゲーム、私の印象では、非常に人を選ぶ作品です。ギャグが唐突かつ頻繁に入る会話、ヤッツケ気味なイベント絵など、このゲームの全てを「味」と感じられるかが勝負です。
そして、このゲーム、かなり行動の自由度が高く、目的地を忘れると、遠回りするハメになるかも知れません。しかし、行動範囲が広い分、自由な攻略法を探求できるという長所でもあります。
(おそらく)数週クリアしている悪魔神官 さまのレビューを見ても、様々な街を巡り歩き、イベント探し、経験値稼ぎ、そして、町民たちのイカレっぷりを楽しむことこそが、本作品の正しい楽しみ方だと思います。