■ 投稿レビュー RPG 14
NURSERY2 NURSERY1 Elona (2) タオルケットを
もう一度2
双翼の大地
TRogue 灰色の町の守護者 神々の呪文 分裂ガール Exorcism Breathe (2)

【 NURSERY2 】

夢の世界を救う、最初の闘い。
レビュワー [ 泉水 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ テルアサ さま ]
容量・圧縮形式 [ 16.7MB・自己解凍EXE ]
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NUESERY1の続編です。前作をやって無くても楽しめますが、やっておくともっと楽しめると思います。
前作の舞台が夢の世界だったのに対し、今作は夢の世界と現実の世界を行き来することになります。夢の世界での行動と現実世界での行動は互いに影響を及ぼし、例えば現実で行ったことのない場所には夢の世界でも行けないようになっています。

今回の仲間は主人公を含め皆幼稚園児(+α)で、キャラクター特有のアクションが使えます。このアクションは特定のアイテムを手に入れることで増えていき、これを使って謎解きをします。個人的には、だんだん過激になっていくセカレのアイテム(棒から最終的にはドリルまで)とそれに付随してだんだん黒くなってゆくセカレがステキでした。

今回も隠し要素がたくさんあります。一回エンディングを迎えると条件に応じておまけストーリーが楽しめます。
本編では見れなかったキャラの側面やエンディング後のストーリーなど、見ごたえがあります。是非全部見てください。お勧めは運動会とパンの品評会。

前作と同様にいろんな人にお勧めなのですが、前作と違い戦闘でお金が手に入りません。街やダンジョンに落ちている石を質屋に持っていくことで、お金が手に入ります。
なので考えてアイテムを買わないと、後々困ることになるかもしれません。(私がそうなりました…)
それに気をつければエンディングまで楽しめます。くれぐれも金のために血眼になって石を探す幼稚園児にならないようにしてください。(それはそれで面白いですけどね)


 管理人コメント

時系列的には、完全に「NUESERY1」の直後となっているため、「NUESERY1」のネタバレとなる要素が、比較的序盤から展開されます。私としては、両方プレイするのなら「1」からのプレイをオススメします。
この「NUESERY2」のシステムは、2週目の隠し要素に加え、各種新システムを導入して、さらに面白く楽しめる作品になっています。
ダンジョンをクリアするためにキャラごとの装備を使用したり、仲間キャラと話し合ってヒントを手に入れたりと、プレイに役立つ上に楽しいものばかりです。

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【 NURSERY1 】

主人公と最初の仲間との出会い
レビュワー [ 泉水 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ テルアサ さま ]
容量・圧縮形式 [ 8.18MB・自己解凍EXE ]
備考 [ テックウィン コンテストパーク 2004年9月 銅賞受賞 ]
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記憶をなくした男の子が、もとの世界に戻るために仲間と不思議な世界を冒険するRPGです。
ストーリーは1本道ですが、隠し要素がたくさんあるので最後まで楽しめました。隠し要素を全部見つける(100点を取る)と追加エンディングもあるようです。私はまだ見れていませんが…

このRPGの一番の特徴は2周目を始める際に通常戦闘のON・OFFができるざこバスターと、どれだけ隠し要素を見つけたかチェックできる100点チェッカーという機能が追加されることです。(ざこバスターは任意でON・OFFできます)このおかげで、2週目はストーリーに没頭できました。

ストーリーは王道ですが、登場するキャラクターが皆個性的でかわいらしいです。特にダレウサギとヒキコモリがお気にいり。根っからの悪人がいないので、不快な気分になることもありません。(これに関しては物足りない人もいると思いますが)そしてラストは予測できたとは言えやっぱり感動しました。キャラクターに愛着がわいていたので、あのラストは反則です。

ストーリーもキャラクターもいいので万人にお勧めできます。上では触れませんでしたが、戦闘シーンも必見です。キャラがちょこまか動いてかわいいです。


 管理人コメント

私も、テックウィンコンパク受賞時にプレイした経験があるのですが、あいにく、1週クリアした状態でプレイをストップしてしまいました。
このゲームの特長は、やはり登場する「ドリーマ」と呼ばれる奇妙なキャラクターたちの個性です。ストーリーに深く関わるキャラも、隠し要素で出てくるキャラも、みなキャラが立っており、それらを見るだけでも楽しめる作品です。

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【 Elona 】

開始直後から、カニバリズム可能!
レビュワー [ マカフシ ]
ジャンル [ roguelikelikeで外道か非道か変態かマゾになる軌跡を創りあげるRPG ]
作者 [ Noa さま ]
容量・圧縮形式 [ 25MB・ZIP ]
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ハマリ度:10 グラフィック:8 サウンド:7

これは遺伝子です

先に言っておきます。
これは間違いなく神ゲーですが、ひじょうに人をえらびます。
しかぁしッッッ多くの人にこのゲームの魅力を伝えたい!!

ほとばしるクリムエールをヤッたその勢いをエネルギーにし、いざレビューまいりますッ!!

そのためこのレビューにはイカれているポイントが数点ありますが、
ゲーム自体はすっごくまともなんです、本当ダヨ!!ダヨ!!

このゲームは重厚でシリアスなストーリーとは裏腹に、数多くのブラックジョークが込められています!!
このレビューではそのブラックとジョークな部分を中心にお伝えしていきまぶぶるぶぶるぶぶ!!

フゥーハハハァー!!

■ハマリ度 10/10
うみみゃぁ!!

これはひじょうに人をえらぶゲームですがッ!!
作者のいろんな想いがこもっているこのゲーム!!やらなきゃ損ですよおおおおおおお!!

その想いとはッ!!
色々な意味で変態はもちろんのこと、罪なくらいの猫スキーとか、さりげなく同性愛とか、人外愛とか、
キャラメイクによってはプレイヤー真性マゾ対応とか、
バチ当たりなくらいの神さま萌えとか、寝るときに遺伝子を残すとか、余すところ無く廃人用設計とか、
異常なまでの妹萌えとか、ちりばめられたマニアックなパロディとか、もうもうもうもう!!

もうエライこっちゃを通り越してえんやぁとっとですよ、はやく★弟の日記を実装してくれぇッ!?

ハマった場合は10です!!保障できますうううう!!!!!1112!?!?!?!?!? ハマれなかった場合はなんと(自主規制)です!!

■グラフィック 8/10

FSMをうまく使っています、以上ッ!!

■サウンド 7/10

すばらしい!
雰囲気を演出する音楽、そして能力が上がったときの分かりやすい効果音!!
生物の血肉が飛び散る時のサクッって音がたまんねえですよぉっ!!

説明ッ!!
このゲームはターン制で、自分の次の行動を決めるのに幾らでも時間を使うことが出来る!!
次は誰と遺伝子残そうかなとか、次は市民かガード、同業者どれを殺そうかなとか、
この仲間は変態に売るか、奴隷商人に売るか、盾にするかとか、そろそろ改宗4回目だなとか、
ヤラシイこととか、もういろいろなこと考え放題です!!エロいな!!

Elonaってそのまま読むとエロナだけど、これ略語だからね!!わすれんなよ!!

だから僕みたいにプレイ時間が300時間越えとかになるのは至極普通なんですッ!!

実はこのゲーム、神ゲーなくせして、まだ機能追加、仕様変更の嵐が続いています!!
僕はドMですから全然問題ないです!!

あ、あぇ、ちょ、ちょっとまって、だ、だめ!!
何書いているんだ僕は!!ちゃんとレビューしなきゃダメじゃないか!!

あああああごめんなさいごめんなさいごめんなさい

誰か代わりにちゃんとしたれぶゆうーかいてッ!!あん!!

[31]あえぎまくる変態マカフシは後頭部を殴られて死んだ。「もっとぶって!」


 管理人コメント

…………(遠い目)
…まあ、これぐらいハマるとハマってしまう作品なのです。うっかりすると、実生活に確実に支障をきたすので、キリの良い所で休憩を取ることをオススメします。

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【 タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ) 】

この小さな事件が、大きな悲劇のきっかけとなることなど、誰が予測できただろうか。
レビュワー [ 泉水 ]
ジャンル [ RPG ]
作者 [ かなしみホッチキス さま ]
容量・圧縮形式 [ 5.24MB・LZH ]
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タオルケットをもう一度3の続編です。なぜか続編なのに2です…まあ、あんまりつながりはないんですが。
前作が面白かったので(もうダウンロードできないようですが)やってみましたが、見事に裏切られました。いろんな意味で。

前作が最後までほのぼのだったのに対し、2は序盤だけです。あとはずーっと鬱鬱鬱(+グロ)のオンパレード。
グラフィックがかわいらしい分余計怖くなります。
極めつけは終盤にあるゆめにっき風のMAP
正直ここで心が折れそうになりました。今までやったどんなホラーゲームよりも怖かったです。

ただ最後までプレイできたのは、やはりストーリーが面白かったからでしょうね。最後まで先の読めない展開で
ぐいぐい引き込まれるようなストーリーでした。救いは全くないですが。

最後に、一応全年齢向けですが所々18禁なシーンがあります。というか、終盤はそんなシーンばっかだったような(エロではなくグロ的な意味で)ちなみに衝撃的だったのは、(ネタばれ?)行方不明になった主人公を探すために都会に来たヒロインが、騙されて体を売るシーンと宇宙人にさらわれた主人公(人間)とペットの牛が実験のために交配させられるシーンでした。(←)
万人向けではないけれど、ハッピーエンドよりも鬱エンドの方が好きという方(あんまりいないでしょうね…)にはお勧めできると思います。


 管理人コメント

かなしみホッチキス さまは、「ライトマジック2」でコンパク敢闘賞を受賞した経験を持つ、歴史の長いツクラーです。「マザー」シリーズを意識した作風と、独特の味を持つホノボノなグラフィックで、コアな人気を博している方です。
ただし、作者の方針のせいか、かなしみホッチキス さまの作品は、ほとんど残っておりません。前作「タオルケットをもう一度3」も、つい先日ネットより姿を消しました。
おそらく、この「タオルケットをもう一度2」も、それほど寿命は長くないでしょう。一観客である我々にとっては、大人しく次回作「タオルケットをもう一度1」を待つほかありません。
「3」でホノボノな世界観を、「2」で残酷かつシュールな世界観を表現したこのシリーズ、最終作の「1」では、どんな展開を見せるか、今から楽しみですね。


(補足)
2012.11.18:リンク先を変更

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【 双翼の大地 】

理想とすれ違いの果ての、悲しき結末。
レビュワー [ 流離人 ]
ジャンル [ 古代エジプト風RPG ]
作者 [ 岡沢 秋 さま ]
容量・圧縮形式 [ 22.2MB・自己解凍EXE ]
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前作『灰色の町の守護者』から50年後。
一つの国は二つに分かたれた。
その国に生まれた二人の少年。
彼らは戦う運命にある。
神の世の、ホルスとセトのように・・・。

このゲームには守護者というものが存在します。
主人公が護符を装備することによってその力を借りることが可能になります。
それが固有の守護者以外女神サマだったり・・・・(汗)
隠しを含めて上下の国それぞれ八柱の神様がいます。
守護する町と同盟を組むことによって仲間になってくれます。
中には隠しの町や、条件の難易度が高い町も。
ロリ好きでしたら、是非隠しは探してください(汗)

RPGのようで、シュミレーション的な要素がある。
シュミレーション好きも、RPG好きも、楽しめる作品です。
古代エジプト風RPG最終作です。

恐れるな
汝自身の思うままに行け
双翼の玉座に託された
その思いは決して消えない
太陽(ラー)の昇るとき
汝の心が満ち足りるように・・・・。


 管理人コメント

舞台をツクールXPに移し、より美麗なグラフィックと、より古代文明らしさを追究した雰囲気が楽しめる、最終章にふさわしい労作になっています。
周辺都市と同盟を結び、軍備や加護を強化する要素は、どちらかと言えば戦略SLGに近い物があり、そういった意味でも、ツクールXPのカスタマイズ性の高さを上手く利用した作品になっています。
また、「双翼の大地」の物語は、2人の主人公の視点から語られるため、前作『灰色の町の守護者』と同様、繰り返しプレイ推奨のやり込み重視の作品となっています。
「神々の呪文」『灰色の町の守護者』・「双翼の大地」の三部作は、どれからでも始められますが、どれもボリュームが大きく、まとめてのプレイは不可能です。そういった意味でも、どれを先にプレイするか決めてからの方が無難です。

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【 TRogue 】

雰囲気は、心で感じろ!
レビュワー [ REN ]
ジャンル [ ローグライク ]
作者 [ アカシン さま ]
容量・圧縮形式 [ 950KB・LZH ]
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シンプルなインターフェースで独特のルールを持つ、新感覚のローグライク。

ゲームの目的は、30階層に存在する宝物を持ち帰ること。
元祖rogueなどのようにキーボード全体を使った操作形式ではなく、カーソルキーによる移動、メニューを展開してのコマンド選択であるため親しみやすくなっています。
されど準備を怠れば即死する可能性がそこここに秘められており、手ごたえがあります。

このゲームの大きな特徴として、武器防具の強化が基本的に「合成」で行われるという要素があります。
合成はいつでも行うことができ、どんなアイテムでも合成させられます。
一定の法則によって組み合わせ次第で性能が上がりやすかったり、また特殊な組み合わせによってはまったく新しい武具に姿を変えることも。

ゲームの構成を理解すれば、多少引きが悪くてもスムーズに進めることができるでしょう。
また、作者ページではネットランキングが実施されています。


 管理人コメント

30階層を往復するのに、3時間程度(公式発表)と、RPGとしては「小粒」の部類に入る作品です。
しかし、3時間はあくまで1プレイの時間。その3時間は、幾多もの時間と、幾千もの冒険者の屍で積み重ねられた時間なのです。
ローグライク特有の「プレイヤーのレベルアップ」はもちろんのこと、様々なパターンのある「合成」の熟知など、覚える点は多々あります。最も、その苦労を嬉々として行えるぐらい、探索の面白さも詰まった作品です。

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【 灰色の町の守護者 】

朽ち果てた神殿
レビュワー [ 流離人 ]
ジャンル [ 古代エジプト風RPG ]
作者 [ 岡沢 秋 さま ]
容量・圧縮形式 [ 11.5MB・ZIP ]
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神々の呪文の続編作品です。
今回の主人公は生まれたての守護者『メフェカト』。
プレイヤーは神様となって、町の人々や動物たちと触れ合いながら、神様としての仕事をこなしつつ日々をすごしていきます。
サブイベントも豊富でこなしていくと信仰度が上がって行きます。

このゲームのエンディングは12種類。
めっちゃ多いです・・・・。
私が考えられる中でも二番目に多いです(一番はシェアウエアのブランディッシュ4。全15種類)。
信仰度が低いと最悪の場合、途中で消滅させられてしまいます・・・・。

今回の仲間になるキャラクターは殆どが神様です。
新米の神様であり、主人公のメフェカト。
メフェカトのお目付け役である女神パケト。
葦の原の町の守護者であり七人のハトホルの一人ニウト。
鷹の町の守護者でありホルスの眷属ホル。
他に一名、人間で仲間になるキャラが居ますがそれは自分の目で確かめてください。

今回もEXステージがあり、連続イベントなどもあります。
前回の主人公、ナクトも登場します。
主人公の過去イベントも必見です。
前回といえば前回で仲間だったウセルの最強装備『太陽の剣』をホルが持っている理由が気になりますが・・・。
というか正直ホルとウセルはかぶりすぎだと思う(太陽神の裁き然り、ラーの裁き然り)。

主人公が守護者になった理由とは。
ニウトの受けた不吉な予言の真意は。
前作で語られた正義と真実の死とは。
そして、真実の在処は。

―それは神々が人とともに生きていた時代の物語―


 管理人コメント

独特の世界観を持ちながら、システム自体はオーソドックスな「神々の呪文」とは異なり、「灰色の町の守護者」は、町の発展に従ってストーリーが展開する「アクトレイザー」のような作品になっています。
町の発展は、こなしたサブイベントの量に加え、メインシナリオでの選択肢によっても変化します。選択肢を間違えて住人を死なせてしまうと、それだけ発展が阻害されてしまいます。下手をすると、序盤でBAD ENDとなる可能性だってあります。
イベントコレクターを自称する私にとって、かなり楽しめる作品です。おかげで、コメント書く時間が削れてしまいました。

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【 神々の呪文 】

各地に散らばる遺跡から、呪文を獲得していく。
レビュワー [ 流離人 ]
ジャンル [ 古代エジプト風RPG ]
作者 [ 岡沢 秋 さま ]
容量・圧縮形式 [ 2.3MB・LZH ]
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ただ、真実を書き綴る『書記』。
そして、言葉を自在に操る『言霊使い』。

この物語の主人公は書記を目指す少年『ナクト』。
彼は師匠が『死者の書』を書くという依頼で村に居ない間に『メル』という少年に出会います。
その出会いが、退屈すぎる日々を大きく変えることをまだ知りませんでした。

このゲームには特徴的な点があります。
それはパピルス紙を持ってないと呪文が覚えられない。
パピルス紙を持ってないと石碑、石版を読んでも何も起こりません。
その上パピルス紙がありえないほど高い!
モンスターがお金を落とさないので序盤はかなりキツイです。

キャラクターは全部で四人。
書記を目指す主人公のナクト。
見知らぬ家出少年メル。
明るくて元気な踊り子マアト。
神に仕える神殿護衛兵のウセル。
メル、マアト、ウセルの三人にそれぞれ限定装備があります。
メルは斧、マアトは楽器、ウセルは槍と弓矢です。
何故ナクトに限定装備が無いか甚だ疑問ですが、一応補助装備のほうにはちゃんとあります(汗)。
特にウセルは弓限定でしか使えない技を覚えますので何を装備させたらいいかはプレイヤー次第です。

現在、作者様のサイトで公開されているのはリメイク版です。
主人公や仲間たちのバックグラウンドを語るサブイベントなどが追加。
続編『灰色の街の守護者』で真実(マアト)について問いかけてくるのに対し、この作品は正義(ラー)とは何か、を問いかけてきます。

貴方も自分自身の正義を探す旅に出てみませんか?


 管理人コメント

「ファンタジー」として有名な中世ヨーロッパの世界とは明らかに異なる「エジプト文明」を用いた、一風変わった世界観と、「エジプト文明」の特異性をしっかりと描いた調査能力が光る作品です。
何よりも特徴的なのは、「言葉」と言うものに非常に重きを置いている世界観と、それを全てのシステム・ストーリーに至るまで反映させていることです。ナクトの力となる呪文は、各所に散らばっており、それを集めるためにはクソ高いパピルス紙が必要です。
ストーリー面でも、真実を定型的に書き記す「書記」に反発し、自由な文章を求めるナクトの生き様を描いた壮大な作品になっています。「神々の呪文」を始めとした3部作は、ストーリー上の繋がりはほとんどありませんので、お好きな順番からプレイしてください。

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【 分裂ガール 】

黄+赤=強力単体攻撃
レビュワー [ 斜 ]
ジャンル [ ノベル&RPG ]
作者 [ Fu さま ]
容量・圧縮形式 [ 12.4MB・LZH ]
備考 [ テックウィン コンパク 2004年10月 銅賞受賞 ]
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既にあるものを無に還してしまうことは、実に容易いです。
では、一度なくなってしまったものを取り戻すにはどうすればいいのでしょうか。

薄汚い部屋で血塗れの少女が目を覚ました時、一切の過去は失われていました。
そこがどこなのかも、なぜこんな所にいるのかも、今が何時何分なのかも。
何より自分が一体誰なのか。そんな最低限のことすらもわかりません。
それでも少女は、暗くて狭いこの場所から抜け出したいと願います。

本作は記憶喪失の少女、エルテ・ティートが目覚めた場所から脱出し
その後どうなるかを描いた半ノベル形式のRPGです。
全体的に暗く、かつ陰鬱なシナリオはハッピーエンド至上主義の方と
真っ向から対立すると思います。そういった人はプレイを避けた方がいいでしょう。

特記事項として、戦闘システム。
分裂ガールのそれは他でも類を見ないような、非常に独特なものとなっています。
敵も含め、各キャラクターにNOTという、要するに『行動回数』が設けられており、
回数分だけ1ターンに行動することが許されています。
これを全て攻撃に注ぎ込み、敵を殲滅するもよし。一回分だけアイテムを使うもよし。
極めて高い自由が与えられていますが、常に最大限行動してるだけでは勝てません。
加え、もう一つ重要な要素を説明する必要があるでしょう。
それはSTM。まんま『スタミナ』です。取る行動によってこれを一定数消費します。
一応ターン終了時に一定量回復するものの、常時全力全開で戦っていれば
あっさり底をつきます。
STMが低いと『攻撃力』『行動順』にも影響が出るので軽く見ると全滅は免れません。
他にはELMという『四大元素』なる値も存在しますが、詳しく知らなくても別段
進行に大差はないです。理解できれば大きな力になるのは確かですが。

難易度はやや高め。今時のヌルゲーに慣れてる人にはキツいこと間違いありません。
選択肢は無数にあります。色々模索してみましょう。
自分は杖や宝玉などでMAGを上げ、先制で放電を連発する戦術を使っていました。
どうしても無理ならイージーモードに切り替えるのも手です。


 管理人コメント

分身を増やしてスキルを溜める、行動とスタミナのバランスを取る…など、新機軸のシステムと、油断してると即死ぬ難易度の高さもあいまって、とっつきの悪さは、どうしても否めない作品です。
しかし、それ故に、システムを理解でき、独特の世界観にハマれるようになれば、本作がかなり手の込んだ良作であることが分かります。
また、「1ターンで全滅させる」「ダメージを受けない」などの条件で手にはいるドロップアイテムも見逃せません。攻撃用アイテムなら、それこそ「ずっと俺のターン」になるほど強力です。装備品もバリエーションが高く、状況に応じて付け替えることで、戦闘を低消耗で潜り抜けることができます。

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【 Exorcism Breathe 】

ハサミでも攻撃可能
レビュワー [ extracks ]
ジャンル [ Half Real Time Network R.P.G. ]
作者 [ エム さま(TMS) ]
容量・圧縮形式 [ 2.5MB(本体)+1.6MB(パッチ)・LZH ]
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ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:9

お手軽にネットワークRPGを体感

RPGを普段からやらない俺。
大抵RPGをやろうと思うとすればTESシリーズ(以前レビューしたARENAを含める)ぐらいしかなかった。
いや、RPGは序盤で投げ出すタイプの日本人にあるまじき(以下放送禁止用語が含まれているため省略)
とまあ、RPGがダメダメな自分だが今回レビューするのはこのエクソシズムブリーズです。

で、いきなりだが操作がシンプルでアクション性もあってなかなかいい出来栄えです。
グラフィックも味わいがあってスーファミかファミコン時代を彷彿させます。
アクション性はハック&スラッシュを体言するがのごとく。うまく立ち回れば攻撃を回避しまくることも可能。

お手軽に楽しめて手堅い完成度で良作だと思います。

ところで今俺の視界の右上に自動リロードと表示されているが。


 管理人コメント

よくある「完全無料」を謳ったオンラインゲームのような大々的な宣伝も行わず、それこそこんなサイトでしか紹介されないような作品でありながら、全国35万人の方々がこの「Exorcism Breathe」に参加しています。
その人気ぶりは、登場モンスターに「愛称」と言う項目があることからも分かります。ゴーレムを「親父」と言ったり、「エビル○○」は「海老○○」と呼ばれたりと、全国35万人のプレイヤーが「Exorcism Breathe」に入れ込む様が目に浮かぶようです。

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