■ 遺跡島と7つのまほう
作者 [ たまがわソフト さま ] ジャンル [ 探索型アクションRPG ] 容量・圧縮形式 [ 130MB・ZIP ] 製作ツール [ Adobe AIR ] 必須ソフト [ Adobe AIR ランタイム ] 言語 [ 日本語 ] 配布元
- (補足)
- 2013.10.09:現在の最新バージョンは、ver2.13です。
レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 ES 8 /10 8 /10 9 /10 134/150 牛人 6 /10 8 /10 9 /10 REN 9 /10 10/10 10/10 赤松弥太郎 8 /10 9 /10 10/10 hoikoro 10/10 10/10 10/10
長所に惹かれる方には傑作、短所が気になる方には絶対に合わない、そんなゲーム。
本日のイチオシである「遺跡島と7つのまほう」は、作者のたまがわソフトさまが全身全霊を込め、やりたいことをやった、そんな思いを感じる作品です。
面数からして広大、その全てが複雑に入り組んだ探索マップ
ガードを使いこなしていかないと力負けする、アクション性の高い戦闘
充実したショートカットとマウス一本でできる簡略さを一体化させたインターフェース作者自身の「面白いこと」を熟考し、余す所なくプログラムに込めた、そんな作品です。
そして、問題も多い作品です。作者が「どうだっていい」と思った部分は全く考慮されていない作品です。セーブポイントや行ける場所・行けない場所…果てにはモンスターまでもが背景に溶け込んで、パッと見分けづらい
※ とりあえず、マップ内で動いているブツは、主人公(ニコ・ニャルダ・にゃんこ先生)以外は全て敵と思って間違いありません。
初っ端からランダムエンカウントで賞金首(中ボス)と対決、訳も分からず挑むと即ゲームオーバー
アクション命の戦闘も、肝心のキャラが小さく、攻撃タイミングが分からない…などなど、初心者が引っかかる箇所を残してあります。
至らぬため残ってしまった箇所ではありません。あえて残してある箇所です。
倉庫番などのリドルには救済措置を追加している点からも、これら引っかかる箇所はあえて残してある…将来的にも直すつもりはないことが伺えます。
とにもかくにも、作者の意図通りに事を進めないといけないゲームです。「どこから攻略するか」という意味での自由度は高い…高すぎて行き先を見失いがちなゲームですが、「間口の広さ」という意味では、これほど狭いゲームはフリーゲームの中でも稀でしょう。
普段は、こう言う「実績を一つ一つ解いていく」形式のゲームは好みな私ですが、このゲームにはあまりハマれませんでした。先述の通り、セーブ箇所が分かりづらく、死んだときに戻る量が半端ない(火の魔法を手に入れ、神殿地下まで進めていたのに、ウラニワフェニックス前まで戻された…など)こと、うっかり死にかねないのに迂闊には死ねないバランスがとにかくストレスになるのです。
逆に言えば、死にかねない場所に常に注意できるのならば、マップ一つ一つの展開に新鮮な驚きを感じられる作品です。
敵がスキル準備に入ったら即座に間合いから離れ(魔法はニャルダを巻き込むため、ガードではダメ)、勝てなさそうな敵には近寄らず(ちなみに初期レベルでは蝶々が鬼門です)、壁には全て隠し通路があるつもりで挑む…と、常に細心の注意を払ったプレイを強いられます。
幸い、パズルの類はニコたちのレベルは関係なく、救済措置も追加されたため、気楽に挑めます。
とりあえず、光の神殿かイノナカ村までは進めてみてください。作者様いわく「そこまでが長い長いチュートリアル」との事です。ここまで行けば、大体のやり方、そして本作がどういうゲームであるかが分かります。
無念
リアルタイム操作のローグライクRPGです。操作にはマウスとキーボードを使います。
私はこの作品をヤフーウィジェット版から知っていたのですが、恥ずかしながら、当時は一時間程度で投げ出してしまいました。
今回はリベンジと思ったのですが、残念ながら、三つ目の神殿に到達する前に断念しました。
その理由を一言でいうと、「探検がメインなのに探検が楽しくない」という事です。
フィールド探索では、迷路を考えさせる作りなのに、どこを歩けるかわかりにくいです。
そのため、やたらうろうろする羽目になり、時間ばかり食ってしまいます。
探検に付随する戦闘では、基本殴るだけの戦闘なのに攻撃速度が遅いので、戦闘のテンポが悪いです。
また、スキルの発動等が分かり辛く、操作にフィードバックしにくいです。
さらに、敵も見辛いため、囲まれている事に気付けず、回復しているのに死ぬという事もよくありました。
これらの事から、爽快感がなく、戦闘が面白くありませんでした。操作が複雑になるのであれば、一時停止とか、そもそもリアルタイムを辞めてターン制にするとかで、頭を使う要素が欲しかったです。
もしくは、リアルタイムでいくなら、簡易操作で反応も良くして、戦闘に爽快感が欲しかったです。可愛いらしいキャラクターのコミカルなやり取り、テキストからにじみ出る作者の遊び心、背景に溶け込んだオブジェクト、そしてもぜサウンド。
どれも素晴らしく、また、全体としても噛み合っており、実に良い雰囲気の作品です。
しかしながら、その素敵な雰囲気に引っ張らわれたにも係わらず、プレイを投げてしまった理由が上記です。難しいゲームという訳ではなく、分かりにくいゲームといったところでしょう。
もちろん、私は何時間かしかプレイしていないので、見当違いの部分はあると思います。あくまで、レビュワーの一主観です。
あと、エロ要素はないと思うよ!
- ハマリ度:6/10
- ハマれなかった・・・。
- グラフィック:8/10
- ドット絵万歳。
- サウンド:9/10
- 作品の雰囲気に合っていて落ち着きます。
《 REN 》 ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:10
広い広いマップを探索する見下ろし型アクション。
サウンドとグラのクオリティの高さはフリゲ史上類を見ないほど、
足場の見づらさも類を見ないほど。
メインルートが隠し通路みたいにカムフラージュされていたり、
装備もレベルも足りない状態で相当な奥地へ進めるためにすごい勢いで死んだり、
かと思えばかなり早い段階で最強レベルの武器がポロっと手に入ったりなど
ファミコン期みたいなドギツイ構成になっている。
クリアまでこぎつけましたが、なんやかんやで楽しかったです。
特筆すべきはえらく気合の入ったインターフェース。
別ウィンドウとして自由に配置できる全体マップ、
装備・スキルを割り当てることができるショートカットキーの過剰なまでの充実っぷり、
逆にキーボードを一切触らずとも攻略可能な徹底したマウス環境、
やけに詳細なアイテムリストのカテゴリタグなど
あらゆるアプリの手本のような構成は一見の価値アリだ。欲を言えば画面右のメニューもショートカットキーで呼び出したいところ。
おそるべき性能を誇る納刀→抜刀斬りの無尽蔵コンボ
敵の強力な攻撃は大概スキだらけだ。
敵が単独ならガードしている場合ではない。タコ殴りにしよう。
というかガードをミスったら冗談抜きで一撃死できる。ニコはリボンつけてもスタイリッシュさの落ちない男の子だと思ってたけど
たぶん女の子だったような
《 赤松弥太郎 》 ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:10
この大地と この緑と この朝陽と この自然を
フリーゲーム作りを通じて作者がやりたいことって、その作品によって実に様々です。
でもどの作品もみんな、作者が伝えたい楽しさを、どうにかしてプレイヤーと共に分かち合いたい、という思いは共通です。
ボクがフリーゲームを愛する理由の一つが、そんな多種多様な楽しさを、自分の身体で体験できるところにあるんですね。
この作品は、一見おとなしそうな顔をしてますが、
実はフリーゲームの中でも非常に我が強い部類に入る作品です。
作者さんに強いこだわりがあるために、本作は一点特化しすぎて、楽しみ方を限定してしまっている部分も多々あります。
ダンジョンの作りはかなり回りくどく、行き先を見失うことは日常茶飯事です。
Widget版で挫折者が続出した倉庫番パズルには救済措置が付きましたが、それ以外の謎解きもかなり面倒なものばかりです。
その上最終的に180個のマナを全て集めるハメになるので、ほとんどのマップが踏破不可欠です。一気呵成には攻略できません。
クリティカルガードのおかげで戦略性は多少広がりましたが、それでも作業臭が強く、レベルとステータスがものを言うバランスに変わりはありません。
効率よく稼ぐ方法もあまりなく、地道に敵を潰していき、ドロップアイテムを収集することに時間を取られます。
縛りプレイにはまるで向いていません。
こういった、本作が捨て去ってしまった部分を楽しみにしている方にとっては、本作は惜しい、もったいない作品に思えるでしょう。
正直なところ、光の神殿までプレイした段階で肌に合わなかった方は、本作をプレイしない方がいいと思ってます。
おそらく、その先をプレイし続けたところで、本作はあなたの好きなゲームにはなってくれません。
それほどまでに、本作はこだわって作られたゲームなのです。
すべては、美しいマップのために!!このマップを、できるだけ長く楽しんでもらうために。
わざわざ遠回りになるような経路を作り、
複雑な謎解きで行ったり来たりを繰り返す構造にし、
マナの回収率を100%にしないとクリアできないストーリーを書き、
こまめなレベルアップとドロップアイテム収集を仕向ける戦闘バランスにした……
本作はそう、とてもわがままな作品と言っていいでしょう。
しかし、それに値するだけの美しいマップを、本作は確かに見せてくれるのです。
一方で、マップを堪能するのに邪魔になる要素は徹底して排除しています。
テンキー・ファンクションキーどこでも設定できるショートカット、
別ウィンドウで宝箱との位置関係をわかりやすく表示できる地図。
操作でストレスを感じることはほぼ無いと言っていいでしょう。
マップをできるだけ歩いてもらいたいというわがままから、ワープ手段はありませんが、
至る所に設置されたセーブポイント、要所要所に点在する港、
さらに戦闘から逃げるほど敵の出現率が下がるテンションゲージのおかげで、移動のストレスもかなり低減されています。
マップを魅せるために厳選された音楽は、否応なく旅情をかき立てます。
「楽しみ方が多様なゲームほど、豊かなゲームである」という常日頃のボクの主張とは、相反するアプローチを採った作品です。
ボクは満喫しましたが、すべての人にオススメできる、とは言えません。
でもいいじゃないですか、グラフィックがきれいなゲームに胸を躍らせたって。
それは自然で、何も悪いことのない感動なんですから。
作者が楽しませようと思っているものを、まずは見てみよう、
そんな姿勢で本作をプレイすることを、1ファンとしてみなさんにオススメしておきます。
- ハマリ度 : 8 / 10
- ほぼ全ての仕様が上記のコンセプトに則って設計されており、隙がない。その隙の無さ故に懐が狭くなってしまっているのが問題。
と言っても、Widget版と比べると難易度は随分マイルドに調整されている。中でもクリティカルガードの追加は大きく、戦闘の爽快感を一気に押し上げた。- グラフィック : 9 / 10
- 何より特筆すべきが、マップのほとんどがREFMAPの見慣れた素材で構築されているにもかかわらず、まったくありきたりな印象を与えない点。光の演出一つでここまで大きく変わるとは……!
グラフィックの美しさが、見やすさを犠牲にしている部分で評価が分かれるだろう。特にセーブポイントである女神像、マップ移動ポイントである緑の▼の見にくさはよく指摘される部分。
何度指摘されても修正してないので、故意にやっていることだろうとは思うのですが、もう少し落としどころはあったと思うのですよ。例えば近づいたときだけ光ったり、回転したりとか、どうだったのでしょうか。- サウンド : 10 / 10
- Widget版から、さらにいくつかの曲を差し替えている。火の神殿などはWidget版でも好きな曲だったが、差し替え先も甲乙付けがたく良い曲。
曲数が増えたために、若干切り替えがせわしなく聞こえる場面もあったが、Widget版を知らない人はほとんど気にならないはず。いや、多彩でアクの強いキャラ中心のレビューも書きたかったんですが……今更そっちの方が良かった気もしてきました。反省。
マンドラさんとのゆりんゆりんな漫才が実に楽しかったんですよ。主にニコどん(♀)のおバカっぷりが。
《 hoikoro 》 ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10
観光しながら冒険して探検してクスリに手を出して、たまに占って貰えばいい
【遺跡島と七つのまほう】今回レビューさせていただきました
まずAdobeAIRをインストール(自動ですが)し、早速プレイまずはじめに悪い?点から言わせてもらおうと思います
こう言うと語弊があるかもしれませんが、第一に、非常に難易度が高いです
まずこのゲームはRPGとパズル、あとアクションの三つの要素が混ざったゲームです
正確にはアクションはRPGにおける選択の一種なので2種類の要素というべきかもしれませんが中盤に差し掛かってくるあたりから意図的にレベルアップしないと敵のレベル上昇速度に追いつけません(‐15位なら普通に戦えますが)
戦闘もかなりスピーディーで、相方のバックアップなしでプレイしようとすると非常に難しいです
バックアップありでもかなり難しいです
ただ、それは理不尽なのではなく、レベル差が激しい相手とも戦えるような緻密な設定があって初めて可能なのです謎解きや目的地への到達かなり難しく、歯ごたえをモロに感じます
簡単だ、と思う人も大勢いると思うのですが、自分は結構色々なところで"引っかかり""見つけられず"が発生しました。
特にラストダンジョンと、そこに行くまでに必要な条件があるのですが、まさに何度も引っかかり見つけられずを繰り返しましたライトで可愛い絵柄からは思いもよらぬ、ヘビーやり込み向けの戦闘&探索ゲームでした
また、島自体が非常に大きく、村へ帰還するアイテムも無いというのが些か気になりました
ショートカットや、船による局所への移動が多いので、おそらく意図してのことだと思いますではそろそろ良かった点を言わせてもらおうと思います!
まず戦闘が素晴らしく面白い
パートナーと主人公の二人で様々な(本当に様々な)敵と戦っていきます
主人公は剣などを使い、パートナーはストーリーを進め、探索する事に増える魔法を使って戦います
魔法やスキルにはSPを消費し、SPを貯めるには自然放置かアイテムか通常攻撃です、基本戦闘中は通常攻撃で貯めることになります
そのために攻撃速度の早い武器で攻撃し、SPが溜まったらスキルを使うために攻撃力の高い武器にチェンジしてスキルを使う、というのが一連の流れになります
魔法で戦う場合はチェンジしなくてもいいので、少し楽ですが、魔法使用中は回復してくれないのでその隙にやられることも多いですスキルは連続攻撃で、別のスキルに派生することができます、連続剣です
最終的に5連続までスキルをつかうことができます
これが早くて楽しい、ズバズバという効果音と共に相手のライフがしっかりと削れているのを見るのがとても楽しい
そしてそのままイケイケだとSPが足らなくなり回復してもらえず死ぬことも多いですが・・・
とにかく2Dであるにもかかわらず、素晴らしい爽快感です、新しい武器が手に入るとついつい試し切りしたくなります
試し切りにもってこいの相手が村の前で陣取っているので、どれくらい強くなったのかは容易に分かります
相手は筋肉モリモリ、マッチョマンの和尚なので切っても気を止むことはないです、むしろ一度叩きのめしてもまた戻ってきますこのゲームの装備は武器、アクセサリー、カードの三種類×2人となっています、主人公は剣、パートナーは杖、それ以外は好きなように装備できます
少し前述しましたが、剣には攻撃速度重視、火力重視、バランス型、属性型、その他の5種類
杖は詠唱が早いがSPを多く消費したり、威力もSPも上がるが、ある属性が大幅に弱点になったりなど、一括りにしづらい性能になっています
このゲームでは相手の弱点をつくことが結構効果的なので、属性持ちの剣がいいと思います
アクセサリーは武器やカードに比べると効果は低いものが多いのですが
特殊な能力持ちだったり、持っていること自体に意味があったりするものもあるので、弱点の穴埋めなどに効果的です
そしてカード、このゲームでは敵を倒すと一定確率でカードを落とします、カードにはそのモンスターの弱点や耐性が書かれており
装備するとモンスターの特性をステータスに+することができます
属性に強くなったり弱くなったり、SPが上がるのに消費SPも上がったり、攻撃に状態異常を付与したりと
戦闘の幅を大きく広げるシステムとなっています
カードをしっかり選択して戦闘に挑めば、勝てなかった敵もあっさり勝てた、などということがひっきりなしに起こります
また、説明文が一行ですが面白く、ドロップ率もなかなかに高いので手に入れようと努力させられるいいアイテムです
ダブったものは割と高額で買い取ってもらうことができます、困った際の金策にも
また、クリティカルガードという相手のダメージを1にしてSPを大幅に回復するといシステムのおかげで
どんな強敵にも勝つことは可能です
魔法は逆に単発の威力が高く、周囲を巻き込んだり状態異常にしたりするものが多いです
ダメージが高く広範囲、それでいて強力な状態異常にする魔法が多いので
BOSSにも雑魚にもしっかり通用します、むしろ主力とも言えます
また、魔法はこの島を探索するうえで必須なので、よく利用させてもらいます
とても便利な魔法なのですが、便利なものほど無くなった時に不便です、風とか風とか風とかそしてその探索なのですが、徐々に魔法が増えるにつれて今まで行けなかったところが行けるようになる仕組みです
目の前に見えているあれを覚えておいて、また来た時にとろう
ほとんどのRPGによくあることですが、まぁ忘れます、メモる人も多いでしょう
ですがこのゲームではアイテムは全てマップを見ればどこに落ちているかわかります(わかるようになります)
さらにマップを見ずとも、アイテムがある場所ではアイテムがあるということを知らせてくれるので
見落とす、見逃す、忘れる →よってダレて飽きる、ということは一切ありません
先ほど広大なマップで村への帰還がないといいましたが
主人公のスキルであるダッシュのスピードがものすごく速く、マップ間は割とすぐに移動することができるため
探索そのものはほぼ不自由なくすすめることができます
特定の箇所では、何度も魔法を使わなくては進めずめんどくさい部分もあります
ですが、一度制覇してしまえば、楽なショートカットが作れるところも多く、行き来はそれ程時間はかかりません
次に様々なシステムです、まずは村なのですが
村はフィールドではなく、文章で表現され、プレイヤーの想像に任されます
その文章は非常に魅力的で個性的です、村の人々や町並みそれぞれがしっかりとした個性を持っています
そして文章で表現されているため、~~はどこに売っていたか、や、~~はどこにいたっけ、などでわざわざ探しまわる必要はないです
また文章であるため、いくつかの会話パターンが有り、同じことばかり話すNPCで主人公も無口
ではなくいろいろなことを教えてくれる人々と子供らしくいろいろなことを聞く主人公、というプレイヤーを飽きさせない仕様となっています
会話文などでこれを選びたい…と思うような奇抜な選択肢が幅広く存在しているのですが
それを選ぶことによるデメリットが一つもないため、自分が選びたい選択肢を選んだ後にそれっぽいのを選んでも何の問題もないということなのです
これは個人的に嬉しい話なのですが、このゲームは様々な場所でパロディーが含まれています
武器やアクセサリーの名前、敵の名前、敵が落とすカードの説明文、文章
有名なものからマイナーなものまで有り、そういうアイテムを集めて確認する楽しみが非常に大きいです、ついついニヤニヤしてしまいます
個人的にウラニワフェニックスの説明文と、ラスボスと戦闘する際の会話が思いっきりツボでした
ほかにもいろいろ紹介したくてたまらないのですが、それはプレイして楽しんでいただきたいです
とても気になった点としてこのゲームの丁寧さがあります、このゲームは難易度が非常に高いにもかかわらず
非常に初心者に優しい仕様となっているのです
宿屋ではテイルズシリーズで言う料理が無料で配られ、戦闘終了時にライフやSPをほぼ満タンまで回復できます
武器屋ではその時点でかなり強力な武器を二種類無料で支給しています
島のいたるところで仲間のにゃんこ先生がヒントを教えてくれて、難しいパズルは一時的に通れるようにしてくれます
全てのアイテムは一度しか取れないものは存在せず、ボスとは何度も戦うことができる施設が存在しています
強力な死亡時復活アイテムも、何度でも入手可能となっています
回復薬は結構高いのですが、村にクスリ屋というものが存在しており
そこで購入できる薬は非常に効果が高く、さらにとても安い、その上買えば買うほどいいアイテムと交換できるポイントカードも存在しています
これらは使わずに縛りプレイとして楽しむこともできるほか、もったいなくて使えない等を気にせずにプレイすることができるものです
また、その他にも
非常に多い文章にもかかわらず、誤字や脱字は(自分には)見当たらなかったし
本当に素晴らしいサウンドも、オプションから全て音楽の説明と再生停止繰り返し、作曲者様のサイトへのリンクつきで
そういった細かい部分でも本当に楽しくプレイできるように力を込めたゲームです
グラフィックも綺麗で美しく、そこに何があったのか連想できそうなフィールドがたくさんあります
遺跡島の謎や文化を、自分で想像させる部分も多く、本当に探索というものを楽しませてくれます
モンスターや主人公たちのドットも素晴らしく丁寧で動き回り、いちいち楽しいものになっています
名前が名前なので強い相手でも愛らしさが芽生えます
キャラクターはとても可愛く、かつ島の雰囲気にとてもにあったものになっており
何度も言いますがどのキャラクターも非常に個性的です
一週目しかできなかったのが本当に悲しい…
ネタバレ防止にしては甘いかもしれません…
・ハマリ度:10/10
短時間でプレイでき、セーブ場所からセーブ場所までそう時間がかからない
アイテムの取り方がわからないのでその場で立ち往生、強いモンスターから逃げつつ進む
テンポが速く、飽きは全く来ませんでした、時間が空いたらやる、死んでもまたすぐそこまで戻れる
やっていてストレスのほとんど感じないいいゲームだと言い切れます
・グラフィック:10/10
ドット、キャラ、フィールド、村の背景、エフェクト、どれをとっても最高です
印象的で一切くどくなく、モンスターの数も本当に豊富なので一体何種類あるのやら…
10点以上を本当にあげたい最高のグラフィックだと言えるでしょう
・サウンド:10/10
もはや語るまでもないレベルで満点です、上と同じく10点以上をあげたい代物です
やっていない時でもタイトルサウンド、迷っているところのBGMを口笛で吹いてしまいます
特にカザネ、Departure is end of journey、バンバード、harvest danceは最高の一言です
でもCruel Fate、君は絶対忘れないからな!!!
まだまだ語り足りないことが多いです
少しだけ触れた二週目がとても楽しそうなこと、ニャルダのエピソード
まか、摩訶不思議な世界のことも考えるだけで楽しくなるものばかりです
ですが本当にもう時間がなく、一週目クリア程度で終わらせてしまうことを心より公開と反省しつつ、このようなレビューとなりました
決して甘い満点ではなく、しっかりとした満点だと自分は思っております
イヌビス神くん、ちょっとナイル川泳いできなさい