■シルフェイド幻想譚(げんそうたん)

シルフェイド幻想譚タイトル
作者[ SmokingWolf さま ]
ジャンル[ フリーシナリオRPG ]
DL容量[ 3.2MB・自己解凍EXE ]
使用ツール[ RPGツクール2000 ]
ダウンロード先 作者様のHPへ
※現在、Ver.1.23 (2007.06.30)
水棲竜 箱入り兵士 フォース「火炎」 あと5分



レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
ES 8/10 10/10 8/10 76 /90
B
ckck 10/10 9/10 7/10
ナンセンス♪マハラジャ 7/10 9/10 8/10

 《 ES 》  ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:8

旅立て!話はそれからだ!

ハマリ度:8/10
フリーシナリオRPGは、いかに目標を忘れさせないかが大切になる。
その点で、このゲームはかなりの高水準に達している。
グラフィック:10/10
前作「シルフェイド見聞録」でもかなりの高評価を受けたグラフィック。
本作で、そのクオリティはますますアップしている。
サウンド:8/10
シリアスでファンタジー色の強い曲がそろっている。
ただ、シナリオ自体がシリアスなせいか、バリエーションが狭いことは否めない。
数えてみると、前作「シルフェイド見聞録」のイチオシレビューから2年半近くもたっているんですね…。

■ ストーリー面

今作は、ギャグまみれの「見聞録」とはガラリと様相を変え、シリアス色の強いRPGとなっています。
敵も味方も町の人も、容赦なく死んでいくこの世界…。15日間と言うタイムリミットの緊迫感が否応なしに増していきます。
しかも、その一人一人にしっかりとした性格付けがなされているため、失った悲しみは、モニターの前の自分にダイレクトに伝わってきます。
どたばたホームドラマを演じていた夫婦と舅さんが、数時間後に物言わぬ亡骸となっていたのを見たときには、ものすごく後悔したのを覚えています。

その分、くずれ顔箱入り兵士などを見ると、

「ああ…やっぱりシルフェイドなんだ…」
と、とたんに安心してしまう自分がいたりします。

■ システム面

本作の戦闘システムは、「見聞録」のWILLシステムを、より発展させた形になっています。
集中からのクリティカルを求めるか、手数の方を求めるかといった、シンプルかつシビアな選択を基礎とする一方で、"WILL"と言う一発逆転の要素を持たせることにより、通常のシステムではとても太刀打ちできない敵にも挑戦できる自由度の高さも持ち合わせています。
また、この世界の魔法に当たる「フォース」は、集中力を一定量溜めないと使用できないため、(スケイルの場合は特に)使用するタイミングが重要になってきます。

戦闘システムも、それを支えるバランスも非常に整ったものです。しかし、本作の世界は意外と狭いため、後半になってくるとフィールドに強い敵が出てこなくなり、緊張感が薄れるといったRPGに付き物のジレンマもあります。
Ver.1.06で追加されたハードモードで、どのぐらい解決(というか難易度上昇)しているかが気にかかるところです。

本作の一番の良さは、一日一日が非常に濃密に過ごせるという所です。やり込みようによっては、1日で魔王を倒すことも可能です。
もちろん、そんなに急がなくてもかまいません。旅先の個性的な人物と出会い、そして彼らを助ける喜び、失った悲しみは、演出過多な昨今のゲームよりも大きく伝わってきます。
攻略サイト(※1)も充実しておりますので、 「難しそうだ」という方(いないと思いますが)も是非プレイしてください。


<ES的蛇足>
(※1)攻略サイト: シルフェイド幻想譚まとめサイト
某匿名掲示板の有志が作成した、本作の攻略サイトです。
ざっと流し読みしただけでも、有志の皆様の情報収集能力の高さと、本作の 小ネタの充実度が分かります。
というか、下の方にあるAA、クオリティ高すぎですwww

 《 ckck 》  ハマリ度:10 グラフィック:9 サウンド:7

ハマリ度に12点付けたいくらいです

ハマリ度:10/10
完璧なシステム周りにプラスして、自由度、やりこみ度の高さは驚 異。 RPGと言う分野で朝日が昇るまでプレイしたのは何年ぶりでしょうか。

グラフィック:9/10
SmokingWOLF様の描くキャラはどうしてこう魅力的なのでしょう。特にスケイルが。

サウンド:7/10
全体的にまとまっているとは思うのですが、インパクト不足の感は否めません。


ゲーム、特にRPGをおもしろくする最大の要因ってなんでしょう?
私は広 い意味でのシステムであると確信していま す。美しいグラフィックや、熱いストーリーも確かに重要かもしれま せんが、それらは調味料にすぎません。

縛られることの無い自由な冒険。ウェイトに無駄のない会話。戦闘の高速化。

そんな、プレイヤーが「やっていて楽しい」「ストレスを感じない」システムこそゲームに求められているモノであり、このゲームで提示されているモノなので す。(妄想)


最近のRPGで、延々と繰り返されるお使いイベントに嫌気がさしていませんか?一回の戦闘の長さや、レベル上げにうんざりしていませんか?
このゲームはそんなモノとは無縁です。自由で、そして快適な世界へ皆さんも一緒に旅 立ちましょう。

 《 ナンセンス♪マハラジャ 》  ハマリ度:7 グラフィック:9 サウンド:8

一発逆転大勝利!

はーいどうもーRPGを久しぶりにプレイしました。

昔は好きだったけど最近のフリソのRPGは会話が長ったらしかったり、バランスが悪かったりしてなかなか手を出していなかったのですが、この「シルフェイド幻想譚」は久々のヒットですね。


特執すべきはやはりシステムですね。

ナンは特にこのWillに感動を覚えました。基本的にRPGのキャラというのは強い敵に出会ったとき、勝てないときは勝てない、HPが少ないからもうダメだ、そんな状況下に陥ることが多々ありますが、それに光明を与えるシステム。こんなシステムを僕らは待っていた。

1ターンのみ全てのステータスを上げるWill。使用制限がありますがここぞと言うときの強みが素敵です。何度も助けられました。

あとは何と言っても自由度の高いシナリオでしょうか。一周目ではどうしようも無かったイベントも2周目、3周目と行くうちに時間軸等を理解し解決したり、選ぶトーテムで違ったプレイができたり、残虐プレイをしたり(実際やりました皆殺し)。非常に楽しむことができました。

フリーでこれ以上を要求するのはちょっとアレなのですが、プレイ中に感じたことを列挙して終わりにしたいと思います。

・後半がどうしてもダレる。

序盤は強くてかなわない敵も3日過ぎるともう雑魚でステータスすらアップしない状況。ボスに勝つためにS-EXPを貯めるために戦闘しなきゃならないことがあってもちょっと弱くて物足りない。3日目でこれでは・・・。某装備で解消されますが、敵自体が強くなるわけではないのでやっぱり新鮮味が足りない。無駄に強い敵しか出ないダンジョンが会ってもよかったような。

・日数が多い。

初回プレイでも9日。それでもプレイ制限は15日。

ノーヒントでも9日でクリアできるなら制限は10日でも良かったんじゃないかと思ったりする。

・Will

お勧めシステムなんだけどもそれゆえにちょっと思うところが。Will使用回数が多すぎて1日でもあまるくらい。ボス戦で連発したら瞬殺だし、もう少し減らしてもいいような。1~2回がいいと思うのだけれど。あとは主人公以外がWill使えるのもなんだかなぁと言った感じ。差別化を図って欲しかった。

とりあえずスケイルたんハァハァ!!

■ 編集後記


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