■ 三代目レビュー パズル 2 | ||||
Dragonsweeper |
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ジャンル [ マインスイーパー+ローグライク ] 作者 [ Daniel Benmergui さま ] 容量・圧縮形式 [ ダウンロード不要・ブラウザゲーム ] 製作ツール [ HTML5 ] 言語 [ 英語 ] 配布元 ![]()
13×10マスの暗黒の世界、君が英雄の道を照らすのだ!
「Dragonsweeper」は、その名の通り「マインスイーパー」を基本としたゲーム。マインスイーパーにRPG要素を加え、また別の思考能力・計算能力を要するゲームに仕上げました。
ゲームが始まると、中央に立つドラゴン、そしてランダムに配置された2つの水晶玉があります。最初の行動は、2つの水晶玉をクリックして計18マスの盤面を明らかにすること。そこから、JORGEこと貴方の冒険が始まります。
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- 盤面に書かれた数値は「周囲の地雷の個数」ではなく「周囲のモンスターのHP合計」
- モンスターを倒すと、JORGEはモンスターの数値分のHP(ハートマーク)を失い、同量のEXP(金の菱形)を獲得する
- EXPが満タンになればレベルアップが「できる」。HP最大値+1に加え、HP現在値の全回復と言うかなり強いボーナスとなる
- HPの回復方法は、レベルアップの他に、画面に点在するハートのスクロールを利用する。レベル2になった段階で、EXPの必要量が最大HPを上回るため、途中でスクロール使用が必須となる
- ゲームオーバー条件はHPがマイナスになること。すなわち、ちょうど0になった場合は生存となるが、モンスターも壁も破壊できない「ほぼ詰み」の状態となる
- →すなわち、HPができる限り0に近くなるようにモンスターを討伐してから効率よくスクロールを使えるか、そして、HPがピンチになる前にスクロールを発見できるかが攻略の鍵となる
- →また、レベルアップも任意で実行できる。できる限りHPをギリギリにしてからレベルアップすれば獲得HPが増え、スクロールの節約につながる
- 画面内にはHP100の地雷が点在する。触れれば当然、いかにレベルを上げようとも一発GAME OVER
- →すなわち、数値が100を超えるマスには、100の位の数だけの地雷が周囲に潜んでいる。地雷のあるマスは(10の位・1の位で分かる他のモンスターも含め)慎重に対処すること
- 右クリックの旗立てでは、1~10の数値と×印を切り替える。地雷の察知の他、モンスターの予測としても役立つため、確定した箇所・疑わしい箇所から積極的に立てていくこと
- 道中のヤクモノは、モンスター・地雷・回復スクロールの他、壁と宝箱が存在する
- 壁はランダム回数で破壊でき、中に少量の経験値が入っている。正直言って効率が悪すぎる(HP3消費して出たのがEXP1と言う事態がざらにある)ため、倒せるモンスターがいない場合のギャンブルでない限りは無視した方がよい
- 宝箱はほとんどが回復スクロールが入った役に立つマス。しかし、中に1つだけHP10のミミックが存在する。ミミックのHP10も盤面の数値に反映されるため、宝箱は数値をよく見てから開けること
- 盤面には特殊なボスがおり、倒した時に特典がもらえる。特にゲイザーは周囲のマスを「?」にして他のモンスターの存在を分からなくしてくるため、(HP5を確保したうえで)早急に対処すること
本作は「コツをつかむ」過程が大変で楽しい作品となっています。
- 盤面の数値がどのように振り分けられているか…11のマスの周囲に2つのブロックがある場合でも、HP5+6, HP10+1と様々なパターンが存在する。場合によってはHP11の中ボスが潜んでいる可能性もある。
- 現在のHPを見て、どのモンスターなら倒せそうかの判断
- 「?」の盤面の周囲からいかに状況をあぶりだし、ゲイザーの居場所を確定させるか
本作は、HPを15以上まで上げてドラゴンを倒せばクリアですが、それ以上の頂点を目指すスコアアタックも存在します。
道中のモンスターを倒していくほど上がるスコアですが、采配を間違えると回復スクロールが尽きてしまい「詰み」となる諸刃の剣。
JORGEが英雄となるか屍と化すか、全ては貴方の采配にかかっています。理詰めの要素が強いため、ローグライクらしく「運」に頼っていてはクリアできません。