■ 妖 ~あやかし~
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作者 [ もののふ さま (物怪工房) ] ジャンル [ 和風2D格闘 ] 容量・圧縮形式 [ 44.1MB・自己解凍EXE ] 使用ツール [ 2D格闘ツクール2nd ] 必須ソフト [ DirectX ] ダウンロード ![]()
- (補足)
- 2008.02.09:現在、続編「妖~あやかし~ 第ニ幕」が配布されています。
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レビュワー ハマリ度 グラフィック サウンド 合計 総合判定 ES 9 /10 9 /10 7 /10 71/90 ![]()
ckck 8 /10 8 /10 7 /10 或野 吟山 9 /10 7 /10 7 /10
あやかし大戦争
- ハマリ度:9/10
- 出し方も簡単で、キャラ全体で共通のコマンド、CPU戦の難度の低さなど、初心者向けの配慮が伺える。
しかし、そればかりではなく、ブロッキングなどの上級者向けの返し技も完備されており、対戦は結構楽しめる。- グラフィック:9/10
- 所々でタッチが違うのが気になるが、なかなかのレベルである。
EDの一枚絵がラフなのは、少々さびしいが、雰囲気は盛り上がる。- サウンド:7/10
- これはキャラボイスのみの評価である。BGMは…あるようだが、なぜか私の環境では聞こえないことが多い。
SoundBlaster使っているはずなのに…。■ 概要
このゲームの雰囲気は、端的に言えば、和風ヴァンパイア…大正時代を舞台に、天狗、鬼、覚りなどといった有名な妖怪たちが戦う格闘ゲームです。
しかし、このゲームには、「ヴァンパイア」に見られるようなコミカルな動作は何一つ無く、終始ダークでシリアスな雰囲気で進んでいきます。人間への復讐のために九尾(ラスボス)を復活させようとたくらむ妖…人に恩を感じ、人と共に暮らそうとする妖…そして、ただ己の望みのままに他を
蹂躙 しようとする者…
様々な思いが交錯し、「あやかし」の物語を展開していきます。■ システム面
大まかなシステムは、よくある体力+パワーゲージ型の格闘ゲームです。ただし、そのパワーゲージには、このゲームにしかない大きな特徴があります。
なんと、ゲージ0の状態では、通常必殺技すら使えないのです。
このゲームのパワーゲージは、丙(Lv.1)→乙(Lv.2)→甲(Lv.MAX)
の順番に溜まっていきます。
乙種必殺技(ヨガ+C)は、ゲージが1段階下がり、最低でも丙に戻るだけですが、ゲージ甲のみ使用可能な甲種必殺技(逆ヨガ+C)を使用すると、ゲージは無(Lv.0)に下がります。
この状態では、ゲージを使用しない丙種必殺技すら使えず、通常技だけでしばらく乗り切らなければなりません。
ゲージの状態はラウンド間で持ち越されるため、下手に初戦で甲種必殺技を決めると、後のラウンドが辛くなります。
かまいたちの閑など、丙種必殺技が強力なキャラは、特に注意しなくてはいけません。このゲームのもう一つの特徴は、相殺システムの充実です。
技を同じタイミングでぶつけるだけでなく、ブロッキングのような操作で相殺専用の技を出すことも可能です。
また、相殺によって、画面中央にある時計の針が進みます。この針が一巡した時、それがこのゲーム独自のシステム「逢魔が刻 」発動のときなのです。
「逢魔が刻」発動時には、ほとんどの丙種必殺技が強化されます。
いわば、ヴァンパイアのES必殺技出し放題タイムと言うわけです。
相殺から自動派生する技(いわゆる当て身投げ)を持つ覚り・名無しや、しもべを楯にして攻撃を受け流した所をコマンド技で投げる吸血鬼・エルネスティーネなど、このシステムを利用した戦法が得意なキャラもおり、なかなかに楽しいシステムです。■ プレイ感
はっきり言えば、オススメです。
特に、私のような最近の格闘ゲームに付いていけない人間にこそ。
一応、このゲームにもエリアルレイブなどのコンボシステムはありますが、CPU戦は、それを狙わなくともラスボスをクリアできるほど難度は低く設定されています。
各キャラの性能面での個性もしっかりと分けられています。正統派の「飛ばせて落とす」天狗・飛天坊、正拳突きからの派生技が強力な鬼・市丸、空中コンボが得意なネコ娘・コマ、モードチェンジによる多彩な技を持つ調伏師・九羅丸など、似た性能を持つキャラクターは誰一人としていません。
全キャラの丙種必殺技は波動・竜巻・↓↓の三種類に共通化されており、キャラごとに技表を見直す必要が無いというのも、初心者にとっては嬉しい措置です。しかし、対戦ツールとして見ると、少ないながらもアラが見られます。相殺システムを生かすせいか、全体的に飛び道具の硬直が短かめとなっており、飛び道具持ちの飛天坊・九羅丸・閑に距離を離されると、とたんに辛くなります。
また、他のレビュアーの言にもあるように、キャラの小ささもネックとなる部分です。
最も、これは、このゲームの欠点と言うよりも、格ツク2nd全体の問題なのかもしれません。
「指武利遊戯」や「CHAOS SIDE」など、他の格ツク2nd製ゲームも、キャラの大きさは似たようなものです。
場合によっては、「拳聖少女」や「スーパーコスプレ大戦」のように、キャラの頭身を縮めることで、相対的なモーションを大きくするという手もありますが、「あやかし」のシリアスなゲーム性では、実現するとかえって変になると思います。とはいえ、これ程初心者への配慮が大きい格闘ゲームは、今現在の格闘ゲーム市場では非常に珍しいものです。
今の格闘ゲームの複雑さ・マニアックさに付いていけないと言う人にこそオススメできる作品です。
《 ckck 》 ハマリ度:8 グラフィック:8 サウンド:7
易しいとは是即ち尊いものである
- ハマリ度8/10
- コンボがつながると気持ち良いのは当然。それでいて、技を単発で出していても何とかなるバランスは好感が持てる。
あとは超必殺技の判定に納得が行くか否か。- グラフィック8/10
- 個人的にカットインなどの演出は大好き。キャラも良く動く。
しかしキャラが幾分小さいため、多少動きが見切りづらいような気も。- サウンド7/10
- ボイスの充実具合は高得点。やはり格闘ゲームにはボイスが無いと。
欲を言えば、BGMの音質がもう少し高くても・・・。前置き
近頃の格闘ゲームと言うのはとかく敷居が高く、普通の人間にはプレイできないような気がするものです。コマンドが難しかったり、コンボの判定がシビアすぎたり、一旦コンボが始まるとなかなか抜け出せ無かったり。ゲームセンターの筐体にせよ、コンシューマーのソフトにせよ、「初心者のことをまったく考えていないのでは?」と疑ってしまいます。
先日、試しにゲームセンターの筐体の前に座ったら、20秒と待たずに瞬殺されました。
そんな難しいソフトの多い格闘ゲームの中、このゲームは大変輝いております。内容紹介
まず、技が大変出しやすいことが一番に挙げられます。
全キャラ技コマンドはシンプル。かつ共通であり、覚えるのに苦労しません。色々なキャラを使いたい場合、説明書とにらめっこしながら技を試す必要が無いというのは大変助かります。
また、コンボが簡単に繋がることも見逃せません。
タイミングよくボタンを押しているだけで通常攻撃が繋がりますし、深く考えなくても必殺技まで叩き込めます。さらに言えば、吹き飛ばしからの追撃コンボなども練習すればすぐ出来るレベル。
これらは、私のような初心者には非常にありがたい措置だと言えるでしょう。充実のシステム面は「相殺」・「逢魔が刻」などを装備。
「相殺」は相手の攻撃にあわせて攻撃をぶつけたり、方向キーの入力で発動。
比較的簡単に出せ、容易に相手の攻撃へカウンターを取ることが出来ます。
「逢魔が刻」は前述の「相殺」が一定数に達したとき両者が10秒パワーアップする一発逆転タイム。
単純にキャラの攻撃力が増加するだけでなく、性能が変わる技も多いため、使えないと思っていた技でも思わぬ方法で勝利をもぎ取れることも。ただ、その相殺システムが悪く働くこともあります。
お互いに技を「相殺」しあう場合、1ヒットの超必殺技よりも多段ヒットする通常技の方が強力なため、ゲージを無駄にしてしまうことがたびたび。
また、その超必殺技に無敵が薄いのも辛い。発動してから相手にヒットするまでに潰されやすいので、相手の攻撃に重ねて出すと一方的に撃ち負けることが多々あります。総評
難易度とシステムの充実具合のバランスは、フリー格闘ゲームの中でもトップクラスでしょう。
「格闘ゲームをあんまりやったことが無いけど、どんなソフトが良いんだろう。」そんな貴方にお勧めの一本。
《 或野 吟山 》 ハマリ度:9 グラフィック:7 サウンド:7
河童がおらへんやないか!(阿部サ○ヲ口調で)
一月振りです、或野吟山です。見渡せば世間は妖怪リバイバル。建築業もIT産業も伏魔殿、私は創刊時からの「怪」(※1)読者、てなわけで、「妖~あやかし~」のレビューに参りましょう。なんと今回は豪華特別3大付録付き!
ハマリ度について
本作で第一に目がいくのは、やはりその情緒でしょう。市販のゲームで言えば、この情緒とか雰囲気は「月華の剣士」シリーズ(※2)に近いでしょうか?
あかりたんはいませんが。
さらに加えて、「サイキックフォース」シリーズ(※3)を思わせる、悲劇や切なさに彩られた物語が、ゲームを盛り立てております。(もっとも、サイキッカーは死にますが、妖怪は死なずいずれ復活するようなので、心持ち気楽です。)
2次創作とかやりたくなる雰囲気、とも言えそうです。体験版等でこの世界観にはまった方には、文句なしにお薦め。
一方、肝心要のゲーム性の方は、「もうちょっと」という風に感じられました。
確かに、ちょっと複雑だが理にかなった「妖気ゲージ」と必殺技の関係や、「逢魔が時」の様なシステム(多分他のレビュワーによって解説されているので、そちらをご覧下さい)の独創性により生まれた、独特の駆け引きは高く買います。
また密かに、相手を追い詰めているときより、自分が画面端に追い詰められているときの方が、ふっ飛ばし攻撃がらみのコンボを入れやすいのも、一発逆転性がありgood。
ただ、通常技のリーチが短いためか、チェーンコンボがきちんと入らなかったり、飛び道具の隙が小さめなため連発が強かったりするように感じ、それが気持ち良いプレイの妨げになっているように思いました。
これは、今後のゲームバランス調整や、次回作以降で何とかして欲しいところ。
それでもこういう瑣末な点は、世界観にはまった方には大した障害にはならないでしょう。
グラフィックについて
キャラクターのアニメーションはなかなか健闘しております。太古の昔より数々の絵師によって描かれてきた、ただでこそ癖の強い(アクの強い、と言うべきか?)妖怪連中、現代の2Dドット絵の匠によって見事に再現されました。
猫又・神田コマ嬢が、せっかくの猫耳なのにあまり萌えないタイプなのも、世界観から考えて一向に構いません。
(一応、ツンデレに近い感じですが、徹底不足気味。元々狙ってないのか?)
というか、平成に現われた「萌え」という概念を、大正に持ち込む奴は、強制的国語&日本史赤点確定。マドンナ萩野先生(※4)に媚びても無駄ムダムダァ!
しかし、残念な面もちらほらするので、評価点を低めにつけさせて頂きました。
まず、キャラクターがちょっと小さめで、広い画面が少々寂しく感じられる点です。
実際遊んでいる内は、キャラクターが画面を走り回ったり飛び回ったりするので、あまり感じないことですが、もうちょっと大きめの方がキャラ立ちが良かったのではないかと思われます。
魅力的な妖怪の面々を、より多い画素数で見たいというのは、贅沢ではあるのですが、素直な要望です。 あるいは、背景自体物足りないのかもしれません。そこまで手が回らなかったのでしょうが・・・。余裕があったら、ステージにも依りますが、観客やオブジェクトなどを入れることで、背景にアクセントを付けていってもよかったのでは。タロー(※5)みたいなのをとは言いませんが。
そしてもっとも残念なのは、一部背景ですね・・・。とりあえず、次の写真を御覧あれ。
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右の方の遠景に注目。
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よく見れば、大正時代にしては、随分今風な家並みですよね?
さらに、あたかも田中角栄が列島改造を命じた結果のような護岸工事の跡も見えますし。
これが気になるあまり、夜しか眠れなくなってしまいました。
実写取り込みを多用するゲーム製作者の皆様! こうした時代劇に電柱が映ってしまう類の失敗(※6)には、くれぐれも気をつけて頂きたい!
サウンドについて
いいですね、雅楽器サウンド。オープニングで流れるもの哀しげな旋律に始まり、対戦時に流れる小気味の良いBGMが、雰囲気にマッチしております。
奇をてらうでもなく、情緒を生かすことを最優先する判断には、評者はあまりケチを付けるべきではないでしょう。
ただ、もうちょっと曲数が欲しいな、とは思いました。同じ曲を何回も聴かされると、ちょっとしつこいので。
あと、チャプタータイトル表示の際の、水面に雫が落ちるイメージの音が個人的にツボ。こういった細かいところのこだわりには好感がもてます。全体について(総括)
いや、いいもん遊ばせてもらって感謝しました。少し厳しい言い方になったのも、「なかなか面白いな」と思ったからで、次回作があればもっと良いものを作って欲しくて・・・。
って、もう次回作の開発が始まってるよ! コマ嬢が半パンで動いてるし! ってなわけで、第1作目をやりながら次をのんびり待つとしますか。次回作も期待しています!
おまけ1・次回作にはこんな妖怪
次回作に出して欲しい妖怪変化狐狸魑魅魍魎を、期待もこめて大予想。
- 麒麟
- 同名の首長草食動物や、吉本興業の万年M-1優勝候補ではなく、キリンラガーのラベルに描かれた馬状のUMA。中国で瑞獣として崇められていたのが日本に来たものです。
格闘ゲームにこの手の、擬人化されず、二本足歩行すらしない生物が出ることはあまりありませんし。(※7)- 座敷わらし
- 東北の辺りには、勝手に人の家に住み着くガキンチョがいるとの話。
もっとも、いれば金運に恵まれるらしいので、億を転がすデイトレーダーは見つけたら逃がすな!
こいつらが家を追い出され、憂さ晴らしに人間に悪さしようと飛天坊についてって、人間に可愛がられた市丸を嫉妬がてら攻撃する、ってのでどうでしょう。
- でえたらぼっち
- 名古屋近隣にお住まいの方には「浜乙女」のCMでお馴染みの、伝説の巨人。
自分は投げられることはないのに相手を掴んで目の前で放屁したり、臀部肉をバネに画面中を跳ね回ったりして欲しかったり、欲しくなかったり。おっほっほっほ!- お菊人形
- 人から大切にされたあまり、髪の毛が勝手に伸びるようになった人形。
ここから発想を広げ、病弱な娘が死後大切にしていた人形に憑依し、人間に仇なす妖怪共の手に、素性を知られないようにして渡っては、隙を突いて切り裂きまくる、ってのは、ダメ?
5作ぐらい映画ができるよ?- 丹波○郎
- 超必で相手を 大 霊 界 に 引 き ず り 込 み ま す 。
後はご想像にお任せしましょう。
おまけ2・お勧めコントローラーパッド
ところで、皆様はパソコンでゲームを遊ぶ際、どのようなコントローラーをお使いでしょうか。
私はフリーソフトで遊び始めてから1年位の内は、キーボードだけで遊んでおりました。
(キーボードだけで、『魔王のアクジ』もクリアしました。さすがに『洞窟物語』は無理でしたが。)
そんな人たちにもきちんとしたコントローラーを使って欲しく、特に本作の様な格闘ものでは必須なので、ここに書いておくことにします。
- 採用基準
- まず、格闘ゲームで遊ぶ際、次のようなコントローラーは極力避けます。
さて、これをメモして、ヨドバシだかビックだかのパソコン周辺機器売り場に行ってみましょう。
- 方向キーの真ん中が押せてしまう。(必殺技コマンドが入れにくい)
- ボタンが硬い。つまり、押すとき少ししこりがある。(タイミングよくボタンが押しにくい)
- 前面のボタン(右手の親指で押すボタン)の数が6個未満。(ストI以来、格闘ゲームの使用ボタン数は多いのが伝統)
- 大きさや形が手に合わない。(これは実際触ってみたほうがよいでしょう)
・・・あれ。こんなにたくさん種類があるのに、ほとんどがこの基準に引っ掛かるではありませんか!
そうです。パソコンのゲームパッドというものは、ほとんどが実際には使いにくいのです。
あたかも周辺機器メーカーがゲーマーの心理を全く理解していないかのように、ほとんどのパッドは方向キーの真ん中が押せてしまいます。私も失敗して5、6000円は無駄にしたはずです。
まあ、中にはゲーマーの要求にきちんと対応したものもあるので、興味がおありなら私を信じて次の製品を試してみてくださいな。
身銭を切った私の推薦、頼っても決して後悔はさせません。(が、責任も持ちようがないのが実情です。)
なお、選ぶ際に連射機能は考えなくとも構いません。必要なら、「JoyToKey」を使えばよいだけの話なので。
- Xbox360コントローラ
- 昨年(2005年)12月に発売された次世代ゲーム機、「Xbox 360」。恐らく皆さん持ってないでしょう。
私も持ってませんし、当面買うつもりもありません(その内欲しいけど)。
しかし、同時に発売が始まった専用コントローラーは、同人ゲーマーなら知って損はないと思います。なぜなら、Windowsでも使えるから。(USBポートに繋げます。)
まさかとは思いますが、2006年2月現在、本体よりコントローラーが売れているかもしれません。(有り得る。)
見れば分かりますが、通常の方向キー1つにアナログ方向キー2つ、わずかに硬いが慣らせば何とかなりそうな前方4ボタン(これが唯一の欠点)という感じの構成です。
多分、現状では一番入手しやすい、ほぼ理想的なコントローラー。ワイヤーのあるものとないものが選べます。
- SEGA復刻版セガサターンコントロールパッド
- アナログ方向キーが不要ならば(同人ゲームでは、必要だというものなど聞いたことがない)、最良のパッド。私も本作のプレイにはこれを用いました。
何が良いかって、「これでストIIかストZEROをやれ」と言わんばかりの前方6ボタン。
このパッドの使い手があまりによく、サターンを持ってないのにパッドだけ買って、改造してプレイステーションやパソコンで使う、せがた三四郎(※8)も困惑するような人もいたらしいです。
今回はセガが自ら、Windows用とプレステ(プレステ2)用を発売しているので、是非検討して頂きたい!
なお、発売されたのが少し前(2004年)なので、残部僅少につき入手しにくくなっております。私は去年の12月に、名古屋のビックカメラで買いました。ご参考までに。
- PS/PS2パッドコンバータ
- あーだこーだいっても、持っているプレステのコントローラーをそのまま使うのがいい、そういう人にはこれ。
数社から出ていますが、違いはよく分かりません。試したことがないので・・・。
ここでは触れなかったジョイスティックなどは、これを使ってプレステ用の物を流用するのがよいでしょう。
総括すると、どうせ買うならゲーム会社のコントローラーを買おう、ということに尽きます。やっぱり「餅は餅屋」、「ザクはシャア専用」ですね。
注釈
- 「怪」
- 角川書店のムック。世界の妖怪のことがこれで分かるという、妖怪界注目の、優れものの一冊。(シリーズですが)
2006年2月12日現在、21冊刊行されています。映画「妖怪大戦争」も、始めはこのムックの企画ものでした。
つい最近DVDが出ましたが、このレビューを書くための手間のせいで未だに見られんわい!(なら書くな)- 「月華の剣士」
- 旧SNK製2D剣術格闘。その舞台は幕末の日本で、そこに流れる情緒は、ちょうど「るろうに剣心」を思わせる・・・というか、ほぼそのままと思ってくださって構いません。
(この頃のSNKのゲームのストーリーは、やたらと少年漫画辺りからの既視感を覚えがちなものでした。)
シリーズ作はプレイステーション2に移植されています。斬鉄の声が渋い(CV・大友龍三郎)ので、是非。
- 「サイキックフォース」
- タイトー製3Dオールレンジ超能力対戦格闘。こちらの舞台は近未来の2010年(続編は2012年)。
超能力者たち(とサイボーグと高野山在住退魔士)が、己の信条の為に戦うというストーリーになっており、その様はちょうど「AKIRA」を思わせ・・・ません。全くのオリジナルです、多分。
どのキャラで遊んでもストーリー中最低一人は死者が出るという悲劇的お涙頂戴ストーリーが話題になり、OVAまで作られたものです。プレステ2とWindowsで遊べます。
ガデスの声が渋い(CV・大友龍三郎)ので、是非。
- 「マドンナ萩野先生」
- 河合塾の専属講師のはずですが、私は理科系なので、古文のことはよく分かりません。ゴメンネ!(なら書くな)
あと、まだ合格が決まってない大学受験生は、さっさとパソコンをやめ「速読英単語」を開くのこと。(私はZ会派)
なお、本文中では「萌え」についてあんなことを書きましたが、コマ嬢は普通にかっこよく、そこに惹かれるのまでは理解できるのです。それが「萌え」と表現されるべきものなのかなあ、と思ったまでの話。「或野吟山は萌えを知らない」との批判があれば、甘んじて受けます。- 「タロー」
- カプコン製怪物対戦格闘ゲーム「ヴァンパイア」シリーズで、彷徨う甲冑・ビシャモンのステージの後ろに必ずいて、タッタしながら試合を眺めていたやけに目立つワン公。
日本の寒村の一民家で飼われていたはずなのに、「ヴァンパイアセイヴァー」で、所有者不明のあばら家(in異界)にある布団の中で暴れていたのには驚かされたものでした。
「ヴァンパイア」のノミネートされた年のゲーメスト大賞で、ビシャモンより人気者だったのは割と有名な話。
- 「時代劇に電柱が・・・」
- 他には、「水戸黄門」の中で、うっかり八兵衛がうっかり「この店、さあびす悪いよ」と言ったとかいう都市伝説があります。
さあびす? 蘭学全盛期に、えげれす語で"service"とは、八も学があるじゃねえか!
- 「擬人化されず、二本足歩行すら・・・」
- 「鉄拳」シリーズの熊のようなのは、タッタもアンヨもできるので除外。
すると、比較的最近では「カプコンファイティングジャム」の生き残り恐竜・ハウザーと大王烏賊・クラーケン(←「ヌール」のことですね by 管理人)が知られていますが、何と言っても王者は「ファイティングレイヤー」でしょう。詳細は、調べてのお楽しみ。
- 「せがた三四郎」
- 今は昔、セガサターンの普及のために命を賭し、イヌイットの少年にサターンを届け、紅白歌合戦でも慮りなく宣伝し、遂にはセガ本社に飛んできたミサイルを阻止して果てた漢がいました。
そんな彼の姿を、この波乱の時代を生きる励みにしたいそこの貴方!
なんとテレビ朝日系火曜午後7時「Matthew's Best Hit TV」内の一コーナー、「早口道場」で、あの雄姿が拝めます!
一族郎党揃って見よう!
おまけ3・特別美少女的四駒漫画
(読む前に注意)
本漫画中に現われるキャラクターは、ゲーム中の同名のキャラクターとは性格・言動等一切関係ありません。
また、この漫画に対する批判や苦情を受ける責任の一切合切は、或野吟山に帰属します。
あと、物怪工房様、勝手なことをして本当に失礼しました。
「天狗の鼻は伸びたナニ」
飛天坊(右)「産婦人科ごっこ、始め! うひゃひゃ」
神田コマ(左)「なに、この天狗オヤジ・・・」
飛「陰部に異常は見られませんね、ハァー」
コ「見えてねェだろ、サラシ巻いてンだから!」
コ「ゴダゴダ嘘抜かしてンじゃねェぞ、このエロ天狗!」
飛「し、幸せじゃあ・・・」
コ「百年ぐらい黙って寝てやがれ阿呆ンダラ!」
飛「 極楽 じゃ、 花 園 が 見 え る ぞ い ・・・ (逝)」