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■ TypingDead

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作者[ あらやん さま ]
ジャンル[ タイピング ]
容量・圧縮形式[ 全て2MB弱 ]
使用ツール[ Click & Create ]
必須ソフト[ なし ]
ダウンロード ダウンロード

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↑画面写真提供:ES様


(補足)
2005.04:現在、"Typing Dead Reborn"としてリニューアル。2ステージまで遊べます。
2008.08.10:DL先をVectorに変更。
レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
上橋 7 /10 9 /10 7 /10 72/90 B
ES 10/10 7 /10 8 /10
士文文三 8 /10 9 /10 7 /10

 《 上橋 》  ハマリ度:7 グラフィック:9 サウンド:7

美麗グラフィックのホラータイピング

個人的に1月は、おジャ魔女が終了するわ休学騒ぎがあるわと、なにかと激動の月でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。拙者より幸せなやつはゆるさねえ。
というわけで、今月はレビューソフトが一つしかない『その他』ジャンルを厚くしようと、ジャンルはその他で決めていたのですが、タイピングは一度やったので外したかった。でも結局、またもやタッチタイピングソフトをやることになりました。それだけの完成度だったと言うことです。

タイピングデッド。タイトルでほぼわかりますように、タイピングソフト+ホラーという内容でして、政府の極秘ゴーストハンター的な組織の一員、主人公のトミー・カービン君(仮名)がゾンビに占領された学校に乗りこんで、腐った死体どもを蹴散らしまくるというのが大まかなあらすじ。それが、各パートごとにステージ分割されて、それぞれ別のソフトとして出ています(現在ステージ4まで公開中)。ステージ1ではゾンビから逃げまくり、2でも逃げまくり、3以降では撃ちまくってあの糞野郎どもを一掃する俺は正義のガンマンさゴーゴゴーといった展開で、友情や愛、小泉首相の問題発言などが絡み、このゲームのダークな世界観の根底を支えています(一部適当)。

その世界観を演出するのはフル3Dの華麗なグラフィック。中でも特に、POSERを使って作られたキャラクターたちは非常に存在感があり、拙者が全裸登山部とかをやってる最中に、こうやって同じソフトで真面目にゲームを製作されておられるのかと思うと同じ人として良いのかという疑問が沸いてこなくもないですが、多分気のせいでしょう。

ちなみに、これはフリーソフトではなくカンパウェアですので、遊んでみて気に入られた方はカンパとして全財産を口座に振りこむこと。もちろん拙者の口座に。
*機能大幅強化の製品版もあるらしいです(100円・作者サイト参)

ハマリ度7:実はタイピングは好きではない…
グラフィック9:文句なく美麗ですが、動きはもう少し改良して欲しかった
サウンド7:BGM控えめなため迫力はありますけど、採点的には低くなってしまいます

 《 ES 》  ハマリ度:10 グラフィック:7 サウンド:8

緊張(テンション)の源…それは恐怖。

ハマリ度:10/10
各レベルの明確な区別、ストーリーを追っていくごとに発展していくタイピングシステム…
並みのコンシューマゲームにも引けをとりません。
グラフィック:7/10
完全なポリゴンでなく、プリレンダー(3Dの絵をドット絵に落とす技術)を使用しているため、多少ガタツキがあるが、
タイピングソフト(フリーもコンシューマも含めて)にしては、かなり動きのある方であろう。
ただし、恐ろしげな雰囲気という点で言えば、ほぼ満点である。
サウンド:8/10
激しいロックと恐ろしげな悲鳴が、いやようにも雰囲気を盛り上げる。
すべて作者・あらやん氏の自作であり、その点でも評価できるゲームである。

タイピングソフトに最も重要な要素とは何か?それは、
どれだけプレイヤーの目を画面にクギ付けにさせるかということであります。
ほかのゲームでは、例えば「OZAWA-KEN」のように、打つたびに軽快に、多彩に動き回るアニメーションで、
タイピングソフトの元祖「特打」シリーズなどでは、銃撃などの小気味いいサウンドで、
もしくは、最近アンチウイルスソフトにも出演している某世紀末救世主を起用して、

「あ~たたたたたたたたっ!!ほあった!」
「北○百烈拳!!」

…と言ったように、様々な工夫が凝らされております。

そこら辺をいくと、このゲームは、第1話を見ただけではこういったアトラクションは弱いと言わざるを得ません。
タイピング時の効果音もなく、問題数もあまり多くないせいか、同じ単語が何度も出てくることさえありました。
正直、第1話のみなら、上の評価はそれぞれ1~3点下がると言っていいでしょう。

ただし、その弱点も、回を進めていくごとにどんどん克服されていきます。
2話では、ただ後から追われるだけだった画面に、バイオハザードのようなサプライズを付け加えることにより、緊張感を盛り上げ、
3話では、「弾の装填数」というパラメータを加えることにより、画面に注目する必要性と、タイプミスのリスクを同時に増加させることに成功し、
4話では、文章のタイピングを導入し、段階的なスキルアップを目指していけるようになりました。

実は、この「文章タイピング」が、このゲームのキモとなる部分であると言えます。
初心者向けの「EASY」では、この「文章タイピング」は行われず、単語のみの練習となります。
「NOMAL」でやっと導入されますが、この段階では、ただの長い打ち込みに過ぎません。
「HARD」以上では、単語ごとのスペース、最後のピリオドや!、?、そして、途中の’(アポストロフィ)も入れなくてはいけません。
これにより、日本語入力中心のソフトとは違うアプローチでレベルの差をつけられるようになっています。

もう一つの要素としては、第一話から綿々と貫かれているストーリー性があるでしょうか。
キャラに感情移入することにより、ハマリ度も加速度的に高まっていきます。
事実、私も第3話までは「VERY EASY」でさくさく進めていたのですが、第4話でボス戦がないと分かった瞬間、すぐに「NOMAL」に切り替えましたから。
と言うか、第4話の続きが気になって仕方ありません。第5話の発表が本当に待ち遠しいです。

 《 士文文三 》  ハマリ度:8 グラフィック:9 サウンド:7

ゾンビよりチーフが怖い

本作品はタイピングの練習と英語の勉強が同時に出来てしまいます。
まずは一石二鳥。
さらにストーリーも楽しめます。
これで一石三鳥。
素敵なチーフから愛にあふれた指令をいただけます。
これで一石四鳥。
まさに盛りだくさんですね。
定食屋のメニューに例えるならば、ボリュームたっぷりのレバニラ定食といったところでしょうか。
どうもごちそうさまでした。

編集後記

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