■ キャプテンボイジャー
作者 [ パープルハート さま ] ジャンル [ 18禁 ] 価格 [ 1,500円 ] 製作ツール [ YaneuraoGameSDK 2nd ] 必須ソフト [ 特になし ] 入手先 [ 作者サイトをご覧下さい ]
《 上橋 江上 》
余は如何にして提督(キャプテン)ボイジャーを入手せしか
イキな看守のはからいで、さいかわさんとお会いできることになりました。
秋葉原で待ち合わせをし、神田の喫茶店に移動。
軽く挨拶からはじまり、いつのまにか業界黒い噂大会となって、大盛り上がり。 で、いつの間にやら数時間が経過し、すっかり日が暮れていたので、しょうがないからお開きですかと会計に行くと、なんと、
「余に払わせたまえ」
とマントの中から、ヒョウ柄の財布を取り出し、ケーキとコーヒーをおごってくださいました。ただでさえ、さいかわさんの癒しヴォイスにメロメロ状態でリーチがかかっていた上に、こんなことされたのでは、もうたまりません。
その後はもちろんラブホに直行。さいかわさんのテクとカイゼルひげ攻めに、一晩アッフィーアッフィーあえいでいました。翌朝神田駅で別れ、岐路に着いたのですが、どうもぽんぽんに違和感が。近所のプラモ屋の2階の肛門科に行って調べたところ、直腸の中に何か入っているとのこと。
スキンヘッドの黒人先生に腕を挿入され、異物を取り出してみたら、それが、パープルハートのエロゲー「紫刻」と、「キャプテンボイジャー」でした。
さいかわさんも粋な手渡し方をしてくれたものだと感心するやら、そこまでしても気づかせないテクに驚き呆れるやら、今日食った「納得のビーフシチュー」というやたら安いレトルト食品は、まあ83円だなと納得するやら。そんなわけで、今回は「キャプテンボイジャー」のレビューをしたいと思います。
どのようなゲームか
同人界が熱い視線を注ぐ、今注目の超実力派ゲームサークル「パープルハート」が送る、超ハイクオリティ18禁同人ゲーム。 いわゆる「戦艦ゲーム」に勝つたびに、個性的で魅力的なオリジナル女の子キャラが、あんなことやこんなことになる内容。
*戦艦ゲーム:9×9マスとかのマップに、戦艦を適当に配置し、「2のE」とかの任意のマスを交互に攻撃しあい、全部沈没させた方が勝利というアレ。このゲームでは「特殊攻撃」も存在し、ド派手なグラフィックで反則的な技が炸裂します。
一つのエピソードの流れを簡単にまとめると、
- 女の子キャラ導入
- いろいろあって、主人公と戦う流れに
- いわゆる「戦艦ゲーム」で対決(ミニゲーム)
- 勝利するとエロシーン
- 事後エピソード
という構成になります。
ちなみに、なんと通信対戦機能も装備しているらしいですが、まだ実行してないので、どんな感じかは未確認です。
ギャル
18禁ゲームの良し悪しは、ギャルの良し悪しで決まります。
つまり、その肝心な点について書くこの章こそが、このレビューの出来を左右するわけですので、最初のゲイ妄想以上に力を入れなければならないぞと自分を鼓舞するためにこの段落を書いてみました。ファイト、アスカっ!!(誰!?)えー、登場キャラクターを、萌え10進分類法で大雑把に分けますと、
- エステル:大人の綾波というかルリ。
- ミミコ:ロリねこみみ。ターゲットは拙者?
- キュアー:ナースで狂人。
- 高天原静音:天然ボケ巫女。
- ゆりっぺ:ネアカ女子高生。幼なじみ。
- 雪恵様:人妻。脳内で井上喜久子の声がアフレコされてしまう。
なんか、どこをどう切ってもお約束な感じですが、みんないい感じ人格破綻しており、キャラ立ってて萌えます。しかも全員処女ですので、マニアの方も安心。
*一部定義的に怪しい人アリ。
雪恵様
全キャラの魅力を語っていると、長くなりすぎますので、一キャラを熱く語ることで、むしろ他のキャラの魅力も暗示するという高等表現を使ってみたいと思います。
というわけで、今回個人的に一番のヒットだった、ほぼラスボスの雪恵様について。
巨乳!! おっとり!! 家庭的!! 天然!! ロングのストレート!!
という、男が抱く「家庭的女性」のイメージの結晶として、大天才・藤島康介により生み出された大キャラクター「ベルダンディー」を始祖とし、その後、声を当てた天才声優、井上喜久子女史の代名詞となって、ステロタイプとして定着。 悠久の萌え史の中で洗練されていった「おねえちゃんキャラ」の系譜を受け継ぎつつ、さらに「人妻」「淫乱」「メイドみたいな服」の要素を追加!!
伝統の良さを継承しつつも、同時に新たな風を吹き込み、新時代を創る「萌え」として、さらなる高みに押し上げられたキャラクター。それこそが雪恵様なのです。経験豊富な淫乱人妻でありながら、諸事情により、年下。しかも処女。
処女という定義として、もはやどうなのかという気もしないでもない上、ネタバレなので書けないことも含めると、もはや萌えるのか萎えるのか微妙な設定にも関わらず、その破壊力は、当ゲーム中ナンバーワン。
これは、結局、人が人を愛するのは、設定などという瑣末な部分などではなく、「人柄」に尽きるのだというパープルハートの静かな主張であり、設定主義者ばかりの萌え界に対するアンチテーゼであるとも言えましょう。などという文を、テキトーにアドリブで書けるくらいエロいです。
買うべきか、買わざるべきか
エロのことしか書いてませんが、エロ以外の部分も、さすがはパープルハートだけあって極めてレベルが高く、同人の域えを超えたクオリティに、1500円という価格設定は、文句なく「買い」と言えるでしょう。
改良願い
各キャラのエロ量を、もうちょっと増やして下さると、モアベターかと思います。
各キャラ一回しか、例の白い液体(ミスノンのことですよもちろん)を出さないんじゃあ、エロゲとして、ちょっとあっさりしすぎかなあと・・・