■ 投稿レビュー アドベンチャー 39 | ||||
私の大好きな、サブカルクソ野郎 | 彼岸邸 | 友愛 | ハッピーエンドクローゼット | あめがふるとどこかへきえたくなるの。 |
今宵は隣人と | 沈黙の海 | Call~toybox | Arcanum Museum | 赤い森の魔女 |
レビュワー [ シュン ] ジャンル [ サブカル女子とサブカル野郎がいちゃつく話 ] 作者 [ HIJIKI さま ] 容量・圧縮形式 [ 23.9MB・ZIP ] 制作ツール [ LiveMaker ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード 注:2人のサブカル系がいちゃついているだけの話です。
この作品は選択肢無しで、10~20分くらいで読み終えられるほど短い話です。
それ故か語られない過去や明かされない出来事もありますが、あまり気にしないで2人の話を見ていきましょう。
ネタバレになる要素が多く、「気になったら実際にプレイして確かめてみて!」と言っておきます。
大学生の主人公はサブカル系女子であるにも関わらずサブカル系が大嫌い。
あることがきっかけでサブカルからは離れていましたが、大学に入ってからはサブカル趣味に再燃しています。
ある日のこと。彼女はとある人物と出会います。自分は知らないはずなのに何故か構ってくる「彼」。
そんな彼もサブカル系でした。主人公がサブカルの次に嫌いなのがサブカル野郎。
徹底的に無視しても構ってくる「彼」。同じ大学、同じ学部というだけでそんなに構うとは思えません・・・。
そしてある出来事が主人公の忘れていた過去を呼び起こすことに・・・。
まず、主人公がサブカル系に興味を持った経緯がこの作品の鍵になります。
詳しいことは語れません。が、高校生の時に何かあったようで・・・。
また、主人公が本気で錯乱するある出来事が起こります。それはやはり高校生の時のことが関わってきます。
それを見て自分が思ったのは「もっと話を聞いてみるべきだったのでは?」でした。
ヘッドホンで音楽を聴いて人の話を聞かないようにしてる一面もありましたし、聞こうともせず関わろうともせず・・・ではなくて、
もっと自分から歩み寄るべきなのではないかと思いました。
それも「彼」と出会ってから少しは変わったようですが。エピローグも2人がリア充過ぎていてもうお似合いのカップルに見えてきます。
もう人目も気にせずずっとイチャついていればいいよ!(ぇ
ちなみに、2人の名前はここでは伏せていますが、作品内でちゃんと明らかになるのでご安心を。
他にもスタッフロールやタイトル画面などに色々な演出が見られます。
ちょっと奇妙なタイトルも最後まで読んでみれば理由が分かるはずです。
管理人コメント人間、何かにハマっているときには、そのカルチャーのメインとかサブとかはどうでもよく、むしろ、「メジャーになって人が集まると困る」と考えている人さえ珍しくありません。
ただ、人付き合いを始めるとなると、自らの趣味とその没頭ぶりを客観視せざるを得なく、その中で趣味から離れてしまう人も少なくありません。
この物語の「彼女」がどのようにサブカルに触れ、どうして離れていったのか、趣味人ほど、そしてかつて趣味人だった人ほど刺さる話になるのでは?
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 王道ホラー探索ゲーム ] 作者 [ 戸塚 さま ] 容量・圧縮形式 [ 16.8MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 12歳以上推奨 ] ダウンロード 館の謎も呪いも、全てを解き明かそう。
今どきちょっと珍しい王道のホラー探索ゲーです。
きっかけを作り、閉じ込められ、探索や謎解きを行い、真実を知り、そして・・・。
途中で出会う人物も敵か味方か・・・主人公は何を見るのでしょうか?不思議な洋館に閉じ込められてしまったちょっと怖がりな女子高生、相沢日和(あいざわ ひより)。
途中ユキという謎の少年と出会いつつ、洋館の探索を行うことになります。
彼岸花・・・町の伝承・・・呪い・・・この館に一体何があるというのでしょうか?
途中読むことが出来る日記や手紙でここで何が起こっていたか・・・断片的ながら明らかになります。
この館は何か呪われているような・・・そもそも何故呪いが起こっているのか・・・その呪いとは何か・・・。
また、途中である人物の視点に切り替わり、ひよりと同じ時間軸でどう話が動いていたかが分かるようになります。
話はほぼ一本道で、途中バッドエンドが5つあり、それらを回避することにより真エンドに当たる結末へ行けます。
エンド名にはそれぞれ漢数字の一から六までの漢字が入っているのが特徴です。
バッドエンドを回避するには選択肢に正しく答えたり、アイテムを回収することが必要になってきます。
無論、謎解きも用意されており、途中提示される謎かけは答えそのものよりもその答えをどう答えるかが重要です。
基本的には探索でアイテムを集めることが目的となります。何も無さそうな場所にもあるので色々な所を調べましょう。
終盤のアレはかなりの初見殺しであり、分からなければ絶対分からない要素があります。怪しいと思ったらとにかく調べることが突破の鍵です。
一見するとユキと一緒に脱出すると思われる話ですが・・・っとこれ以上は語れません。
この館の真実を解き明かし、皆を幸せへと導くことが出来るのでしょうか。
本当に、探索ゲームの基本となる要素が詰まっていると言えますね。
管理人コメント道中の資料や仲間との会話から、様々な謎を楽しませてくれる、ホラーと言うよりもミステリーやサスペンスの要素が強い作品です。
謎解きは少なめですが、シュンさんのレビューの通り、中盤の時点でEND分岐にかかわる選択肢が出てくるので、セーブは細かく分けましょう。
ただ、私は、途中の箇所で詰まってしまい、進めない状態です。子供部屋の5体の人形の謎を解くシーンで必要な「指輪」が見つからないのです。作者様HPにもヒントが書いていない点を見ると、普通に道なりに進んでいれば見つかるはずなのですが。どこにあるのか、誰かメールフォームで教えていただけないでしょうか。
- (補足)
- 2018.11.11:リンクを変更
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 女子高生たちの様々な「愛」 ] 作者 [ HIJIKI さま ] 容量・圧縮形式 [ 12.9MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 15歳以上推奨 ] ダウンロード 「愛」が悲劇になるって・・・そんなことがあるのでしょうか?
過去にこのサイトでリンクだけは出ていた作品ですが、改めてここでレビューを。
この作品の「友愛」は本当に言葉通りの意味を持っています。
しかし、それが正しい方向へ導けるとは限りません。今作のような悲劇になることもあるのです・・・。ごく普通の女子中学生、理佐は親友の美音が3日も学校を休んでいることを心配し、彼女の家に見舞いに来ました。
すると家から「助けて」という美音の声が・・・。理佐は美音の家に入り、彼女の家の探索を行うことに。
この家で起きていた出来事、そしてこの家で起きた悲劇とは・・・?
美音(みお)に一体何があったのか・・・録音機や日記に秘密が隠されているようです。
理佐(りさ)は探索を行いながら真実を探っていくことになります。
うっかりするとあっという間に即死する為注意してください。幸いにも追いかけられる要素などはありません。
エンドは5つ。アイテムと選択肢によって「愛」がつくタイトルのエンドに分岐します。1つを除き、救われないバッドエンドです。
唯一救いがあるエンドも決して幸せなエンドだとは言えないのでちょっと複雑な気持ちになると思います。
特定のエンドはあるキーアイテムを手に入れると見られなくなるので注意。
タイトル画面は始めはほとんどモザイクがかかっていますが、特定のエンドを見た後はモザイクが外れ、真相が明らかに。
・・・せめてこの悲劇を回避出来ていれば・・・と思いました。
正直言うと、女性の方が彼女たちの心理に共感できるかもしれません。
女の子同士の友情というのはそんな些細なことで崩れてしまうのでしょうか・・・とは思いますが、男の自分にはやはり理解し難いです。
現実では流石にこの作品のような悲劇にはまずならないとは思いますが、実際に起こりかねないというのがまた怖いですね・・・。
作者様の他の作品はこの作品のように暗くシリアスなものが多いですが、少年漫画のあるあるネタ満載の超短編コメディなど明るい作品もあります。
メタ系ギャルゲーや百合ゲー、乙女ゲー、推理ゲーもあるので興味があるのならチェックしてみては。
管理人コメント私もずっと前にプレイしたゲームですが、シュンさんのレビューを見て「モザイクが解ける!? そんなシーンあったかなぁ?」と思っていました。
真ENDのキーとなる最後の謎が解けないまま、バッドエンド4つだけを見て、コンプリートしていたと勘違いしていたようです。
真ENDが見れない状態での4つのバッドエンドは、どれもこれも残酷で胸糞悪いものばかりです。真ENDの条件となる謎も、解き方はかなりの変化球で、間違えてもはっきりと間違いとは語られず、解いたと勘違いしたまま進んでも最後までいけてしまいます。私みたいな目にあわないよう、楽譜の謎にはご注意を。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ ありがちな脱出ゲーム(作者曰く) ] 作者 [ くそむしフレンズ さま ] 容量・圧縮形式 [ 63.7MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード そのクローゼットを開けたらどんな結末が待っているのでしょうか?
『外に出たいなら きみのだぁいすきな クローゼットを開けてどうぞ』
作者曰く「王道を目指した」とのことで、話も分かりやすく現実的なものになっています。
「見事こけたクソゲー」と作品に否定的な一面もありますが・・・「言うほどこけてはいませんよ!」と念を押しておきます。主人公はとある男子高校生。目覚めるとクローゼットのある部屋の中。
自分の身に何が起きたのか、何をしていたのか、何かを忘れたのか、そもそもここはどこなのか・・・。
クローゼットを開けると・・・ウサギ?みたいなきぐるみが入っていました。
自分を知る鍵はそのクローゼットの中にあるようですが・・・。
クローゼットのある部屋と、クローゼットの中を探索し、自分に関する記憶を取り戻していきます。ちょっとしたミニゲームもあり。
セーブする場所がちょっと特殊なので注意。部屋を色々調べればすぐ分かるはずです。
次第に自分に関する記憶を取り戻していきますが・・・そんなことがあったというのですか!?
エンドの分岐は「部屋から出るタイミング及び特定の選択肢」。早過ぎると報われず、中途半端だと救われない結末です。
理由を知らずに終わるエンドもまた一興。幸せなエンドも用意されていますので是非。
スタッフロールもエンドによって2種類のパターンがあり。
「おまけ」にはCG鑑賞や音楽鑑賞も用意されています・・・がある条件を満たす必要があります。難しいですが救済措置もあるのでご安心を。
ここではあるエンドの後日談を見ることも出来ます。どのエンドかは・・・見れば分かりますよね?
余談ですが、前作のキャラクターがどこかに登場します。・・・にしてもなんでそんなところに?
管理人コメント主人公・ガールフレンド・ウサギと、登場人物も舞台も限られていますが、そんな彼らの関係、およびそれがどこまで明かされるかは、プレイヤーの行動によって大きく変わります。
場合によっては、解くべきフラグが足らずにバッドエンド。また場合によっては、いらん事まで知ったせいでバッドエンドと、ハッピーエンドへの道はタイトです。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ ホラー系脱出ゲーのふりしたクソゲー(作者曰く) ] 作者 [ くそむしフレンズ さま ] 容量・圧縮形式 [ 13.8MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] 備考 [ 12歳以上推奨 ] ダウンロード 外は雨。今はこの場所から逃げ出したい。
「ある あめのひ ひとりぼっちに うんざりした ねこは にげだすことに きめました。」
作者曰く「クソゲー」、途中のVerで追加された回想は「茶番」、など、作品に対して否定的な一面が見られますが・・・
「普通に面白かった!」と自分からも念を押しておきます。
主人公はとある黒猫。ここはとある部屋。外は雨。
こんな狭い所でひとりぼっち・・・流石にうんざりした主人公は部屋を抜け出します。
とはいえ何か目的があるわけでも無く、彷徨いながら探索を行うことに・・・。
一体どんな建物なのか・・・何故自分は部屋に閉じ込められていたのか・・・そもそも自分は何者なのか・・・
何も分からぬままこの場所を探索していきます。謎解きもいくつかあり。
訳分からぬまま途中終了(バッドエンドやゲームオーバー)になることも。
謎解きで難しかったのは金庫の番号。メモを元に法則を探し出さないと全く解けないでしょう。
この謎解きは作者様ブログにヒント(と答え)があるのでそれを見るのもアリです。
3つのエンドもどれが幸せなのか、どれが本当の話か推測が困難で、想像の余地を残したまま終わります。
本当に逃げ出すのも良いし、真実を知ってしまうのもまた良い話かもしれません。
途中読むことが出来る猫の絵本。探索の途中で続きのページを拾うことが出来、最後まで読むことが出来ます。
これもまた、何が言いたかったのかちょっと分からない内容です。
しかし、この絵本はこの作品の本質を示しているのかもしれません。
最後になりますが、バッドエンド1よりバッドエンド2が先に見られるのは仕様でしょうか・・・。
管理人コメントひらがなの多い語り口、ファンシーな登場人物、それでも出てくるバイオレンス表現と、「メルヘンな残酷童話」を表現した作品です。
謎解きはそれほど難しいとはいえませんし、もしものときの攻略情報も充実しています。ただ、解くカギとなるアイテムが遠くに離れていることが多く、屋敷内を隅々まで探索することが求められます。
各種登場人物の正体についても、エンドの内容によってどこまで明かされるのか変わります。より真相に迫るためには、これまた隅々まで探索して重要アイテムを集める必要があります。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 2人の隣人に翻弄される乙女向けファンタジーADV ] 作者 [ 織吾 さま ] 容量・圧縮形式 [ 34.1MB・ZIP ] 制作ツール [ 吉里吉里2/KAG3 ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード 2人の「隣人」・・・に色々と翻弄されて。
まず最初に、タイトルは「こよいはきみと」と読みます。「隣人」→「きみ」と読むのでご注意。
このサイトの作品も久々のご登場です。タイトルからも分かるとおりこの作品で特徴的なのが「隣人」。
それはただの(?)お隣さんという意味なのか、それとも・・・?
貧乏で身寄りの無いカロン(名前変更可)はマジシャンで生計を立てていますが失敗ばかり。
その腕前の下手さはいつも手品を披露している酒場の客から毎回のように笑われるほどでした。
そんなある日、隣人で上級貴族のエルネストが「仕事で」主人公を舞踏会に招待します。彼曰く、
「失敗するなら思い切りやってくれ。客を大笑いさせて、いい余興になるよ。」
失敗することが前提・・・いつも彼に嫌味を言われている主人公はギャフンと言わせてやろうと決意したのでした。
そして舞踏会当日。家に帰ってきた主人公にベルフェという見知らぬ男が現れました。彼曰く、
「お前のばーさんが魂のカタにお前をくれるっつーから、嫁にもらいにきてやった。」
2人の「隣人」に挟まれた主人公の運命はいかに?
選択肢は難しくなく、2箇所にある選択肢で分岐します。それにより4つのエンドへ。
内2つは2つ目の選択肢でのみで決定され(共通エンド、エルネスト関連)、残り2つ(キャラエンド)は最初の選択肢と2つ目の選択肢で決定されます。
バッドエンドは存在せず、大体主人公が幸せになる(?)エンドのみです。超展開な結末もあって笑ってしまいました。
共通エンド2つ→ベルフェエンド→エルネストエンド の順で見るのが良いでしょう。
キャラの掘り下げが良く分かる順だと思います。ここでちょっとキャラ語りを。
主人公のひねくれっぷりは見てて笑ってしまうものです。というより表情で本心がバレバレのような気も。
そこまで意地を張る理由は自身の境遇もありますが、実際は何としても本心を知られたくないという部分が多そうです。
特に身分の全然違う幼馴染の隣人に対しては・・・。意地張ってる(?)とはいえ流石に「(エルネストを)殴りたい」はどうかとも・・・(笑)。
エルネストも長らく主人公と隣人でいるからなのか、主人公の本心を分かりきっている部分があり、嫌味を言って散々主人公をからかっています。どうやら悪意は無さそうです。
こちらのルートは主人公のひねくれ度が特に顕著に表れます。そしてエルの「幸せ」。
あのスチルはもう笑うしか無かったです・・・だから早く素直になっておけば・・・(笑)。
主人公の祖母は生前色々やらかしたそうで、悪魔であるベルフェも笑ってしまうほどです。
祖母はどんな人物だったか、どういう意味でベルフェの「隣人」だったかは実際に彼の話を聞いてみて確認してみましょう。
こちらのルートはベルフェの強引さに笑いました。エルネストがちょっと気の毒です・・・(笑)。
エルネストもベルフェも、主人公に負けず劣らずのひねくれ者・・・なのでしょうかね・・・。
主人公に嫌味ばかりの隣人に、主人公を弄ぶ隣人・・・はい、間違っては無さそうです。
後日談に当たる「おまけシナリオ」も是非チェックしてみてください。
「Extra」には「QandA?」という項目があります。これは各キャラに質問できる、というもの。
あのキャラこのキャラの素顔が明らかになるかも?
特定のエンドを見たり、後日談を見なければ質問出来ないものもあります。
この質問を全て見ることによって(QA履歴を全て埋めることによって)コンプとなります。
コンプイラストは3人の性格が一目で分かるもので笑ってしまいました。「○○○トリオ」って・・・!
管理人コメント選択肢2つのみ、1時間以内でコンプリート可能と言う短編ですが、その中で物語を回す3名の濃さはインパクト抜群です。
特に、攻略対象の片割れである悪魔・ベルフェは、乙女ゲーとは思えないほどの濃い悪人ヅラを見せてくれます。製作時期から考えると、かの「武内P」にインスパイアされた可能性も無きにしも非ずです。
ただ、私が最初に見たENDは、シュンさまは「最後に見て欲しい」と言ったエルネストのEND。予備知識の無い状態では、本当に甘々なLOVE ENDだったのですが、他のENDを見ると、この乙女ゲーらしいENDも違った印象が出てきます。
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レビュワー [ 鋏 ] ジャンル [ 何もないところからはじめるゲーム ] 作者 [ はなまめ さま ] 容量・圧縮形式 [ 1.83MB・LZH ] 制作ツール [ HSP ] 言語 [ 日本語 ] 配布元 極限極まりないSF世界
作者自身が「何もないところからはじめるゲーム」と説明する通り、全くの前知識無しで体当たりするべき作品だと思います。
オススメのHARDモードを選択すると意味不明な画面が出迎え、何を意味するのか、何をするべきなのか、それこそ自分が今何をしているのかさえ、この作品は理解させてくれないでしょう。しかし、それもゲームの思惑通り。
訳がわからないまま、もがき続けるのもストーリー。
難易度を下げてしまうのもADV的選択肢の一種。
くだらない、詰まらないとゴミ箱へ投げてしまうのも用意された終末、EDのひとつだと思います。私はヌルゲーマーな為早々にEASYへ逃げ、下調べを重ね、チャートを練りこんでクリアしましたが、それでもこの作品の緊張感は相当で、ひいては疑似体験感、主人公との一体感は凄く、加えて、無事EDを迎えた時の感触はたまらないものがありました。
あの○○渡った気分といえば、、、素晴らしい作品です。一度はプレイしてみて下さい。
管理人コメントEASYであっても、19×19マスの世界で、どこに何があるのかは、自力で虱潰ししないといけません。そして、プレイヤーの体力には限界があり、時間を掛けるごとに状況は悪くなる一方です。
これがHARDになると、各種数値はおろか、操作コマンドでさえモザイクが掛かり、文字通り右も左も分からない状態に置かれます。よっぽどのマゾか、先にEASY, NORMALをクリアした人以外には、全く持ってオススメできません。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 【音色】をさがすADV ] 作者 [ コーヒー さま ] 容量・圧縮形式 [ 11.2MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード おもちゃ箱から届けられる「音色」と「想い」とは・・・。
それはとあるおもちゃ箱での話。失われた音色と会えなくなった「あの子」。
白ウサギは色んな「想い」に触れることになります・・・。
いつのことでしょうか?
…なかよしだったあの子と、会えなくなったのは。
あのオルゴールを鳴らして、知らせたなら…
…また…会えるでしょうか?(ふりーむ!作品ページより抜粋)
白ウサギ「Snow」がおもちゃ箱の中を探索し、「音色」を探すのが目的となります。
但し、「音色」を探すことだけが目的ではありません。姿を消した「誰か」を探すことも目的となります。
探索により、おもちゃの兵隊が無くした太鼓を手に入れたり、
ピンクのくまのぬいぐるみに嫌われた(?)黄色のくまのぬいぐるみの背中を押したり、
迷子になった木馬の弟を探したり・・・と色々な出来事が巻き起こります。
どのタイミングでおもちゃ箱から出るかで4つのエンドに分かれます。
選択肢によって展開や出来ること、手に入れられるアイテムが大きく変わり、エンドにも影響が出ます。
真エンドに当たる結末を迎えると、タイトル画面にとある項目が追加されます。これはスタッフロール。
スタッフロールをタイトル画面から見られるというのは地味にありがたいことです。
この作品の鍵となる音色についてですが、「これで全て揃った!」と思ってもまだ足りないものがあります。
「想い」を届けられる真エンドに必要なものは「全ての音色」と「会えなくなったある存在」。
みんな一緒になれば、きっと願いは叶えられるはずです。
管理人コメント謎解きに必要そうな箇所は、かなり序盤から出てきますが、重要なのは解く順番。ある箇所の依頼を達成しない限り解けない謎がほとんどです。逆に言えば、何度調べても鍵が見つからない箇所は、別の謎を先に解くのが攻略の手順です。
そして、一部の謎には、音色を全て集めた時点でも解けていないものがあります。その謎を解く鍵は…『真相』が暴かれる謎だけに、中々に複雑です。作者様のHPでは、本当に「さわり」程度のヒントしかないので、自力で色々と調べましょう。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 博物館探索アドベンチャー ] 作者 [ むさわら さま ] 容量・圧縮形式 [ 67.2MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード この博物館は不思議と謎ばかり。果たして脱出できるでしょうか?
それは不思議で謎だらけな博物館の話。大学生と少女が博物館を探索していくことになります。
そして明かされる過去。提示された謎は全て解けるのでしょうか?
博物館に興味が無かった大学生の主人公、トモヒロが目覚めると不思議な博物館の中にいました。
面接の帰りの電車の中にいたはずなのに・・・しかも出口は閉まっていて出られません。
途中で出会った少女、キティと一緒に博物館の中を探索し、脱出を図ることになるのですが・・・。
探索の途中展示品に追いかけられたり、絵が話しかけてきたり、船の中に入ったり・・・何かと謎の多い博物館です。
トモヒロの過去も語られたりして色々な謎が明かされていきます。
本編とは直接関係ありませんが、キティと会話することも出来ます。時期によって話せることも変わります。
エンドは5種類で、キティへの好感度と最後の選択肢で分岐します。好感度が足りない場合、特定の選択肢が消えてしまいます。
昔のバージョンでは序盤の謎解きがほぼノーヒントで自分も解けなかったり、メッセージスキップが無かったり、
すぐやり直せない箇所があったりと色々不安な点がありましたが、それらもいくつかは改善されています。
ヒントの追加、キティからヒントを聞きだせる、メッセージスキップの実装、などなど。
この博物館は何かの心情を映しているようにも見えます。それはトモヒロの過去に隠されています。
キティも謎が多く、とあるエンド以外で正体が明かされることはありません。
この正体は察しが良ければ推測できるかも・・・?
管理人コメント本作の枝分かれは意外と深く、最初の1Fからして、一部の謎を解かずに2Fに進むことが出来たり、特定のフラグを立てないまま後戻りの出来ない箇所に来たりと、「全てのフラグを極めたい人」には不都合極まりない構成になっています。セーブはこまめに取ることを、いつも以上に心がけましょう。
最新版をDLしても、まだまだ導線が混乱していました。私が詰まったのは2F中盤のキーボードを手に入れる箇所。取り付けられそうな箇所に来ても全く話が進まず、作者に問い合わせた所、「先に『ちょっとだけ怖い博物館』を解く必要がある」という身も蓋も無い解答が返ってきました。
その重要な「ちょっとだけ怖い博物館」の場所にフェイントがあり、1時間近くも迷ってしまいました。案内のそばにあった「ロックされている扉」ではなく、「2Fに入ったばかりの段階では何も反応しなかった扉」でした。
作者のHPでは、解答に手間取りそうな箇所だけにヒントがあり、大まかな順路は記されていません。作者HPにヒントの無い箇所でも詰まる可能性があるため、本当に細かい所までチェックすると言う、レトロなADVのような攻略が必要になります。
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レビュワー [ シュン ] ジャンル [ 木こりの少年と森の魔女の交流 ] 作者 [ KNIT豆 さま ] 容量・圧縮形式 [ 15.7MB・ZIP ] 制作ツール [ WOLF RPGエディター ] 言語 [ 日本語 ] ダウンロード 少年と魔女の交流。赤い森の真実・・・。
なんかもう・・・色々予想と期待を裏切られた作品でした。
そういえば少年と魔女がある有名な双子にそっくりなのですが・・・作者様も言及してる通り・・・まさか・・・?
ここはとある小さな村。そこでは木こりの少年が叔父と共に暮らしていました。
そんなある日。少年は赤い実しかならない森の中で魔女と出会います。魔女は一切喋らず、表情も変化することがありません。
しばらくして少年は魔女のことをもっと知りたいと思うようになります。こうして交流が始まることとなりました。
少年と魔女の交流の先にあるものとは・・・?赤い森や赤い実、魔女の秘密とは・・・?
最初は1本道。途中から魔女と交流したり、アイテムを買えたり、頼みを聞くことが出来ることになります。
魔女との交流は「触れてみる」、「持ち物を見る」、「語りかけてみる」のコマンドで行えます。
3回まで魔女に触れてみたり、アイテムを渡したり見せたりすることで好感度を上げていきます。
交流は4日目の夕方から行えますが、交流できるのは7日目までで、魔女と交流できるのは朝だけなので、交流の回数は実質3回。
エンドは5つ。一定の好感度のほか、ある行動や頼みを全てこなすことがエンド分岐の条件になることも。
ここで注意点が1つ。ED5は必ず最後に見るようにしてください。確実に衝撃を浴びる展開です。
それ以外のエンドは悲劇になったり未来に期待がかかるエンドになっていますが、このエンドは予想を裏切られてしまうでしょう。
話の展開やキャラクターから童話風の雰囲気が感じられるので、この結末もある意味間違っては無いとは思いますが・・・それでも・・・!
いや・・・まさか本当に裏切られたと・・・それが真実だとしてもこの結末は・・・!
各エンドを見ていくうちに誰もが「最後は2人が仲良くなれてめでたしめでたし」という展開だと思ってしまうでしょう。
2人の交流の結末は果たして・・・?
管理人コメント舞台は非常に狭く、基本的に村・仕事場・魔女の森を行ったり来たりするだけです。しかし、魔女との触れ合いはかなりのパターンがあり、それによって結末も大きく変わると、狭い舞台・限られた登場人物ならではのストーリー運びが光る作品です。
魔女との交流で用いるアイテムは、金銭の都合上、限られた個数しか購入できません。「好感度が大きく上がるアイテム」に関しては、実際に使用して魔女の反応を見るか、攻略サイトを参照するしかありません。
かなりの取捨選択を要求されるので、分岐が開始される4日目夕方のセーブは、絶対に消さないようにしましょう。