■ 投稿レビュー アドベンチャー 11
閉ざされた雪の中 ロスト ロマンサー 苦情 空木物語 唄ウ人形三話
空想怪奇 Heaven
…誰モ君ヲ知ラナイ…
オシチヤ 学校の殺人ピエロ きゅうけつきのよみち

【 閉ざされた雪の中 】

この描写がいかにも「かまいたち」
レビュワー [ ヅサィエヂム ]
ジャンル [ 本格推理ゲーム ]
作者 [ 三谷はるか さま ]
容量・圧縮形式 [ 9.9MB・ZIP ]
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ハマリ度:7 グラフィック:6 サウンド:6

かまいたちの夜的なシチュエーションの推理ゲームです。
旅行で大雪の中、人物がシルエットなのも「かま」を連想させる。

推理ゲームで選択肢総当りしてクリアなんてウチでは許さない!
と言わんばかりに推理シーンでは大量の選択肢があります。
間違った選択をしても推理選択肢は発展するのがいやらしいっ。
ちゃんと集める情報を選ばないと推理不成立なのもいやらしいっ。

ちょっと最初のモノローグが長い。推理に入れずに死にすぎ。
気になるところもまぁありますが、かなり推理ゲーしてる作品。
エンディング、死に様も豊富。推理AVGが好きならば是非に。


 管理人コメント

事件に巻き込まれる素人探偵的な「琴美」と、遠く離れた場所で推理を行う安楽椅子探偵的な「孝治」の2人の主人公を切り替えて進む推理アドベンチャーです。…そうです。「閉ざされた雪の中」は、明らかに「選択肢付きのサウンドノベル」ではなく「アドベンチャー」なのです。
その選択肢は陰湿極まりありません。一つの選択肢が後に響くような構成になっており、一つのルートにはまったら後に何を選んでも死亡確定という殺生さです。正直、推理編に入ることすら一苦労です。
時には、一週目からピンクのしおりとか鎌井たちのよる並みのギャグルートにハマってしまう場合もあります。
時には、先のシナリオでキャラクターの情報などのフラグを立てておかないと発生しない選択肢まであります。
以上の理由から、「ゲームオーバーを気にせず、色々な選択肢を試してみる」ことこそが、このゲームの楽しみ方だと考えます。もちろん、複数セーブは必須です。場合によっては、栞の数が足らなくなるかも!?


(補足)
2010.11.03:DL先をVectorに変更

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【 ロスト ロマンサー 】

お風呂にもロマンを。
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ 彷徨える魂の、近未来黙示録 ]
作者 [ 沙良竜司 さま ]
容量・圧縮形式 [ 65.2MB・ZIP ]
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ハマリ度:8 グラフィック:6 サウンド:7

原作 鳥瓦十郎

どこか、もう一つの日本。

黄昏の世紀。
世界情勢は混迷し、固定化した階層社会に倦んだ人々は、デスゲームを容認し、熱狂していた。

一方、街には不穏な分子が暗躍し、次々と路上に浴槽を設置してゆく。
彼らの目的とは・・・。

下流を生きる佐藤は、ゲームの駒として、黙示録的世界の、明日無き日常を彷徨う。

路上入浴。感染。革命。全裸。記憶の女。
湯気の向こうの御伽噺・・・。

30分程度。

↑以上、付属の紹介文。これを貼る以外の説明方法が見付かりませんでした。
付け加えると、このゲームには流血・暴力・突然の悲鳴・男性の猥褻物・30代を迎えようとする男の哀愁と喪失感と何かよく判らないもの――的な表現が含まれております。
苦手な人は注意してください。

内容としましては、シュールの一言。
独特なストーリーと片付けてしまえばそれまでなのですが、どこかそれ以上、重厚な世界観の奥底に潜み此方を覗き込んでいる怪人を見た気がします。
形式として主人公の独白的な内容が続くのですが、そのラストがこれまた豪くアレで逆に現実的というか…
「僕は今日も、こんな所に居る。」と告げられた時、これは社会派ノベルなのかな...と。

↓ネタバレ注意の総評
全編にわたって描かれるのは喪失の連続であり、死の運命に束縛される佐藤は実に救われません。
解放され自由になったものといえば、彼の息子ぐらいでしょうか。しかし、それも路上入浴という限られた範囲内でのものです。
並行宇宙において変わり果てた日本ですが、そこにも私達を取り囲む一般大衆という無形な壁は同じく存在しているようで、路上入浴という行為もまた自由という名の喪失なのかもしれません。
「現在に不満がある訳じゃない。」それは誰に向けた言葉なのでしょうか?
いったい誰が彼に失う程、与えたというのか?
非常に考えさせられた作品です。

原作・鳥瓦十郎作品として現在この他にも3つの作品が公開されており、どれも実に素晴らしい作品です。
某有名レビュワーをして「なぜネギ・・・」と言わしめた「雷雨」のエッセンスは今作「ロスト ロマンサー」にも受け継がれています。
そして新作「futari wa ossan」は今年発表予定。
氏の作品は私のつまらない冗談と関係なく面白いので、是非。


 管理人コメント

この作品、いや、鳥瓦十郎 氏 & 沙良竜司 氏 コンビの作品全体において、ジャンル分けという物が非常に困難であります。
「ロスト ロマンサー」だけでも、ゾンビと佐藤たちの戦いを描いたサバイバルホラーでもあり、その戦いを「娯楽」として消費されるディストピアSFでもあったり、そんな苦難をただ流されるままに生きる人間ドラマであったりと、独特の世界観が溢れて止まりません。
しかし、作品の本質は、そんなドラマの中に隠された数々の(パロディ含む)ネタであることは、言うまでもありません。某メカ耳メイドっぽい形状の清掃ロボットに始まり、シリアスなドラマに突如乱入してくるタイガーマスク(全裸)などが、われわれ読者を余計に混乱の渦に叩き込みます。
しかし、そんな混乱までも含めて楽しめる作品であることは、私も保障いたします。

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【 苦情 】

このコマ、まるっきり比喩でもない。
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ 3分で読み終わるシンプルなショートノベル ]
作者 [ わいわい☆工房 さま ]
容量・圧縮形式 [ 2.05MB・ZIP ]
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ハマリ度:7 グラフィック:10 サウンド:8

 ショートノベルとなっていますが、ショート・ショートに近いです。
 ショートとはいえ話の運びにそつが無く、グラフィックはパンチが有るというか刺激的。サウンドは全くありませんが、どこか演出的です(個人的にあったら困ります、心臓的に)。
 あらすじとかキャラ一覧みたいな前知識吸収作業が必要ないので、ACTやSTGで脳が疲れた後などに気軽に楽しめるものだと思います。

 ↑は私の個人的な意見ですが、実際ADVを名作・良作限らず拒絶している方は多い筈。そのような方にこそ。


 管理人コメント

ショートショートらしい乾いたタッチが特色となっている作品です。音声が皆無という点も、この乾いたタッチを助長しており、雰囲気作りとしては最適な選択と言えます。
本作は、選択肢が無く、それこそ「小説を読む」感覚で楽しむ作品ですが、同作者の「魔夏~MANATSU~」は、選択肢やホラー的サウンドが揃った、マットウなサウンドノベルになっています。本作でサウンドノベルの楽しみ方に触れてから、色々なサウンドノベルを試してみるのも乙でしょう。

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【 空木物語 】

語り部として、その感想は無いんじゃない?
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ 和風怪奇短編集 ]
作者 [ 511 さま ]
容量・圧縮形式 [ 7.74MB・LZH ]
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ハマリ度:7 グラフィック:10 サウンド:9

未だ古い因習の残る町、空木町(うつぎまち)
この町で起こるのは、人の影に潜む怪異。

というわけで、実に味のある和風ホラーです。

ホラーというと目新しさの為にゾンビも祟りも神話もごった煮にする昨今、
こちらはブレがない綺麗に枠におさまった和風ホラーなので、恐怖や派手さを好む人には眠たくさせる効能があるやもしれません。
それでも不思議な読後感はスッキリと清涼感があり、ビックリ系やサバイバル系のホラーとは違った魅力があります。

全四話+番外編、どの話からも読み始められます。
各話異なる人物の主観で進み、よって、前話の主人公が客体で見れたり、客体だった人物の心情が次の話で見れたり――
人物の内面にもライトが当たっているゲームだけに、その関連性が面白いです。


 管理人コメント

ホラーという「感情」が要となる作品にしては、本作の語り口は、かなり散文的になっています。
その分、語り手の「感情」をストレートに出した作風になっており、それが鋏 さまの言う「読後感はスッキリと清涼感」に繋がるものになっています。
また、舞台の空気も、ホラーに付き物な血生臭さや生ぬるさを排除したものになっています。作者様ご自身で描かれたキャラクターグラフィックも、その清涼な空気に華を添える物になっています。
スリラー的な盛り上がりが無いため、夜中のプレイは眠気的な意味でオススメできませんが、その爽やかな読後感は、一度味わってみることをオススメします。

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【 唄ウ人形三話 】

本作で最も「ビジュアル」なシーン
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ 和風味の短編怪奇サウンドノベル ]
作者 [ ZERO さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.25MB・LZH ]
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ハマリ度:8 グラフィック:7 サウンド:7

和風怪奇ものです。
舞台は和風味の国だが、現実とは異なり江戸から現代までの時代が混ざる世界。
主人公は大人の心を持つ少女と子供の精神な女性。
二人は相談人として様々な奇なる出会いや事変に巻き込まれてゆく。

と、いったもの。
全三篇+隠しシナリオ(条件を下部に書きます)からなり、作者が淡々節と言うとおり展開や派手さでみせるシナリオではないですが、独特な雰囲気が魅力です。

全体として、内面描写や事象説明が控えめ。全六話では語られない部分も多く、過去やその後を匂わせる描写もあっただけに、若干消化不良をおこすかも。
私としては挿絵のない小説のように、そのぶん想像の余地があって面白かったです。

隠しシナリオ↓
一話、二話の文上。【隠しシナリオのタイトル】をそこから探して押せば、後書きに追加されます。
しおりを挟まずに終了すると、次回初期タイトルから始まりますのでご注意。


 管理人コメント

作者自ら「淡々節」という通り、この作品には、「恐怖を盛り上げる」要素を徹底的に排除しています。文面自体は、かなり恐ろしいことが書いてありますが、BGMをおどろおどろしくしたり、グロい効果音やビジュアルを表示することはありません。うっかりすると見逃してしまいそうになります。
また、この作品では、本来ビジュアルで表現すべきことも、文章で表記してあります。もちろん、これも前出の淡々と流される恐怖表現と同じく、作者があえて付け加えた要素です。文章から読み取れる情景を、頭の中で思い浮かべながら読み進めることこそ、この作品の楽しみ方なのです。

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【 空想怪奇 】

「問題」は、一度しか見れません。セーブ&ロードを除く。
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ 不思議系彼女サウンドノベル ]
作者 [ ZERO さま ]
容量・圧縮形式 [ 4.26MB・LZH ]
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ハマリ度:7 グラフィック:7 サウンド:7

【ストーリー】
 自分の目の前から姿を消してしまった同居人『明子』を想い、最後に暮らした四日間を振り返る『わたし』。
 その間交された幾つかの不思議な質問――彼女は人と比べて突飛な気質をもち、その行動は誰にも理解できない――に思い当たるが、はたして彼女は何を伝えたかったのか?
 そして、わたしは何と答えてやったのか?

 EDは三つ。彼女に対するプレイヤーの理解度が基準となります。ギャルゲーみたいなものです
 が、この彼女の質問というもの、解り難く既に暗号に近い。まぁ、少々電波を飛ばす人ですが攻略してあげてください。

 個人的には、
 明子さんを見て、人事だとは思えないのは私だけでは無い筈
 bestエンドなのに主人公の反応…


 管理人コメント

日にちごとに『明子』が投げかける質問は、まさに「怪奇」な物ばかり。時には悲鳴入りのカセットテープを聞かされ、時にはクロスワードパズルを一瞬だけ見せられて、「どう思う?」と聞かれても、普通の人は「意味が分からなかった」としか答えようがありません。
無い知恵振り絞って選択肢を選んだのですが、訳も分からず選択したために、『明子』や『ミズキ』のバックストーリーが見られないままエンドになってしまいました。何より、見たエンドがベストかどうかさえ分からずじまい。
…もう少し、暗号を見直す必要がありそうです。

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【 Heaven …誰モ君ヲ知ラナイ… 】

知る物の記憶
レビュワー [ 鋏 ]
ジャンル [ 探索心理アドベンチャー ]
作者 [ たご さま ]
容量・圧縮形式 [ 5.04MB・ZIP ]
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ハマリ度:10 グラフィック:8 サウンド:8

どうすれば、自分の命を大切に思えますか?

実に淡々と、しかし丁寧に作られたツクール製ADVです。
淡々と…ええ、実に淡々としています
記憶喪失、見知らぬ風景、既視感に襲われる情報(特にプレイヤーが)、フラッシュバック、襲撃
イベント挿入が多く、メッセージ色の強いゲームなのに、くどくない
もしストーリーに共感ができなくても、一種の脱出ゲーとして楽しめるつくりになっています。

プレイ時間もそう長くはいらず、
難しい謎解きもストーリー重視の方は作者のHPにある攻略を見てかまわないと思います。


 管理人コメント

アイテムやイベントを探し彷徨う…というコンセプトは、まさに脱出ゲーに近いですが、このゲームのマップは意外に広大です。
まさに「彷徨う」という雰囲気を体現したものであるため、ストーリーにのめり込んでる内はそれほど気になりません。しかし、問題は、謎解きが解決せずに無駄足を踏んでいる時です。雰囲気命なこのゲームでは、冷めたとたんに、この長い道のりがとても退屈に感じてしまいます。
幸い、色々とマップを巡ってさえいれば、イベントやヒントなどの怪しい所を見つけられる仕組みになっています。新聞など、重要そうなヒントは、必ず紙のメモを取っておきましょう。これだけで、ヒントを確認するための冗長な時間が減り、よりストーリーにのめり込めます。

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【 オシチヤ 】

前作と見比べてみよう!
レビュワー [ 雨村津雲 ]
ジャンル [ 和風ホラー脱出ADV ]
作者 [ oumi さま ]
容量・圧縮形式 [ 3.02MB・LZH ]
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ハマリ度:10 グラフィック:8 サウンド:4

妖怪だらけの場所で、貴方はどうしますか?

●ハマリ度 10/10
マルチエンディングやサブイベント、即死場所等のおかげでで、ノーヒントでは相当のヤリコミが可能です。
一つの行動や道具で大きく変わりますので、ヤリコミ性はかなり高いと思います。

●グラフィック 8/10
メニュー画面や主人公選択画面等、オリジナルなのが評価されます。
妖怪や置物、イベント等も和風ホラーの世界にあうようにしっかり作りこまれています。

●サウンド 4/10
これまた和風ホラーの世界にあうようにサウンドもチョイスされています。
ですがホラー要素を全面に出したいのは理解できますが殆どの場所では無音なのが残念です。
しかし無音だからこそできるホラーもあると思います。
しかし、サウンドの評価ですので泣く泣く4の評価にさせていただきました。

お久しぶりです、雨村津雲です。

今回は「オシチヤ」というゲームを引っ提げて参りました!

さて、今回レビューするゲーム、「オシチヤ」は
「マヨヒガ」を製作されたoumi様の脱出ゲーム第二段です。

前作の和風ホラーは失われておらず
メニュー等も前作のRPG風味よりVerアップされました。

では、近作で特筆すべき場所を紹介していきます。

少々軽いネタバレを含みます。
ネタバレを含む場所は

★ネタバレ注意報★

を表示しますので読みたくない方は飛ばしてお読み下さい。

☆物語

目が覚めると、女の子は見知らぬ部屋に居ました。
部屋を調べていると、提灯のお化けに驚き部屋を飛び出してしまいます。

すると、廊下から何かの声が聞こえます。
女の子はその声に怯えますが、走ってきたその声の主を見て恐怖心が安らぎました。
それが今回のもう一匹の主人公「すねこすり」だったのです。

女の子は帰りたい。すねこすりはたくさんのすねをこすりたい。
この二人組は屋敷から脱出するために協力する事になりました。

☆主人公が二人

今回も和風ホラー脱出ADVですが、今回は主人公が二人(一人と一匹)います。
主人公の女の子一人とある妖怪「すねこすり」が一匹。

主人公と妖怪にはそれぞれ長所も短所もあり、
それぞれが進めないところを交代しつつ進んでいく必要があります。

女の子は

という器用な面を持ちますが、
前作通り女の子だと妖怪に見つかったり下手なことをしてると 即死 してしまいます。
そうなるのを防ぐためにすねこすりが居るのです。

すねこすりは

といった前衛を頼む事が出来ます。
ですが、 大きい道具 や 複数の道具 を持つ事が出来ないという欠点を持ってます。
すねこすりに道具を持たせる場合や預かる場合は何を持たせたりするかよく考える必要があります。
すねこすりや女の子でお互いの道を切り開いてあげましょう。

★ネタバレ注意報★

☆二つの世界

女の子とすねこすりはそれぞれ陰と陽の世界に飛ばされます。(表と裏の世界)
同じ様な地形(実は反転してるだけ)ですが、居る妖怪やあるものは全然違います。

ゲーム中主人公の二人組は例外を除いて一緒の世界に居る事は出来ません。
のでうまく入れ替わったり視点変更しながらゲームを進めていく必要があります。

また、世界を入れ替える時に鏡が必要ですが
同じ場所の鏡同士じゃないと世界を入れ替わる事が出来ません。

また、ある場所だけ陰と陽の差が無い場所があります。
うまく活用しましょう。

☆全七個のマルチエンディング

全てで七個のエンディングがあります。
このエンディングの多さがハマリ度をあげた最大の要因です。
エンディングを全て見るには最低でも7回の攻略が必要です。
その上ノーヒントとなると七周ではおおよそ足りません。

全てのエンディングで、二人の主人公が歩む道は大きく変化します。
時には、プレイヤー自身がどちらの道を歩かせるか選ぶ必要があります。

☆大きくリニューアルしたシステム

第二段になるにつれ、システム画面も大きく変化しました。

・道具一覧
前回使用していたRPGの道具画面とはうって変わって見やすく変化しました。
周を重ねていくごとに紙等にメモすれば足りないものが何か分かるように
それぞれアイテムの名前が表示される場所が決まっています。
更には使用中、すねこすりが持っている等も分かりやすく表示されるようになりました。

・手に持つ
手に持つシステムも、改装された為何個も同時に装備できなくなりました。
今回は、手に持つ物とすねこすリが持つ物の2種類です。

★ネタバレ注意報★

☆総評(残念な場所)

今回のゲーム「オシチヤ」はヤリコミ性が高い!
ホラーは殆どといって無いっていって良いです。

ただやはりホラーをコンセプトに作られているので
無音や妖怪の出現には多少なりともホラーを感じると思います。

そして、ヤリコミ性が大きいがためにそれだけプレイ時間も多めに必要です。
のでノーヒントで挑戦するのならじっくりプレイする事を理解してください。

そして、注意すべき点があるのですが
このゲームには一部 ハマり が存在します。

はまってしまうと やり直す 以外に手立てはありません。
はまってしまうと一部のエンディングがその周では見れなくなってしまいますので、気をつけて下さい。
こまめにセーブする事をお勧めします。

しかし、この点を覗けばよりこみ性の高い良いゲームになると思います。
30種類以上用意されている妖怪も魅力の一つだと思います。

昔話好きや妖怪好きは「あ!」と思ってしまうアイテムや妖怪に出会えます。
好きな人はプレイしてまず損はないと思います。

ではでは、長文失礼いたしました!

PS.作者様は現在「冠を持つ神の手」という育成ADVを製作されています。
よろしければ皆さん応援よろしくお願いいたします!


 管理人コメント

この「オシチヤ」の舞台は、前作「マヨヒガ」と全く同じ場所です。道中の所々にも前作のネタを踏まえたセリフが出てくるので、両方とも未プレイの方は「マヨヒガ」からプレイすることをオススメします。
もちろん、肝心の謎解きについては、雨村さまの言にある通り、前作とは全く異なっています。管理すべき主人公が「女の子」と「すねこすり」の2体に増えたことで、難易度は飛躍的に上がりましたし、表と裏の世界など、一体では不可能だった謎解きも追加されました。
もちろん、今回も、ベストエンドを目指すほどに伏線や謎が解かれていく仕組みになっています。シナリオのギミックを解き明かすために、ベストエンドを目指して頑張ってください。

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【 学校の殺人ピエロ 】

暗闇に浮かぶ、殺人鬼の姿。
レビュワー [ AXL ]
ジャンル [ ホラー系サウンドノベル ]
作者 [ tobiryu(とびりゅー)さま ]
容量・圧縮形式 [ 7.6MB・LZH ]
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ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:10

「大切な人のために、あなたは命を掛けられますか?」

えー、どうもーAXLでーす。
恥ずかしいコンテントは笑って許してください。

このゲームは2005年に発表されました。

ネタバレが嫌な人はゲームをやってから見てね。

まぁ、コンテントとゲーム本編は多少関係があるっちゃありますよ。
つまらない話はともかくゲームせつめー。
このゲームの内容
・中学生のカズミ(男)、アキラ(男)、マコト(女)、ミナ(女)の4人が、
繰り広げる学園物です・・・!

はい嘘ですすいません。(-_-;)
正しくは、心霊スポットとされている廃校に行ってみよう!的な展開で最初が進んでいきます。

このゲームは約30分位で終わると思います。
ただ、グロテスクな表現があるので嫌いな人には注意。

キャラクターの大体の見た目とかそんなの

カズミ
男であるがものの、まるでカ○ー○のような女っぽい名前のためからかわれているらしい。
ちなみにスポーツ万能系。
(このゲームの主人公。馬鹿な事をしてるとすぐに死にます。)

アキラ
よくいる文学少年系の男の子。心霊スポットが大好きで、本で見た場所はあっちゃこっちゃ行っている。
(とある所で変装した奴と出会う。本物はどこに・・・?)

マコト
スポーツ万能系の女の子。結構な楽天家でカズミをからかっていたりちょっとした喧嘩をしたりしている。
(途中ではぐれる。どこに行ってんだか。)

ミナ
頭の良い、これまた文学少女。意思は強く、自分の意思を貫いて他人を守ろうとする。
(自分だけが助かろうとすると助からない恐れのあるキャラクター。)

謎のピエロ
ゲーム序盤において、誰かを殺しキーホルダーの顔を真似てピエロの顔になっている。
4人を斧を持って追い掛け回す変人。

AXLの一言
ゲームをプレイしていてとある物を見るまではミナは某ホラー系アニメの某古手さんみたいなキャラクターだと思っていた。

Q.キャラクターの外見は見れますか?
A.HappyEndさえ見れればね。

Q.殺され方のバリエーションは?
A.少ない。殺す奴は2種類しかいないもん。

Q.HappyEndのヒントをお願い!
A.一人のキャラクターを信用し、最後は後の二人を探し出すこと。
↑ネタバレですがスイマセン。

Q.クリアすると何か良い事がありますか?
A.おまけが見れます。おまけは謎のピエロとカメラマンの会話が見れます。
残念ながらCGコレクションは無いようですが・・・。

Q.何でもいいからエンディングを見たいんですけど!?
A.う~ん。そんな時は落ち着いて。ランランルーでもしてみたら?

トドメの一言
昔からの長い付き合いの友達と楽しい青春を過ごしていた頃を思い出してみませんか?

エンディングによって変わること
見たエンディングによってカズミの心境が変わっています。
ヒントを出さないようにっと・・・。
ノーマル 引き篭もりがちになる
トゥルー まぁ、幸せなんだろうか…?
ハッピー 生きてて良かった~!

ぜひとも、ハッピーを見た後もう一回やってみましょう。
キャラクターの外見とともにこのゲームを楽しめるでしょう。

文章の構成力が無いのは許してください。


 管理人コメント

作者のtobiryuさまは、元々ツクラーでした。パートナーであるクラバーさまと共に、「bad spirits+」などの作品でコンテストパーク受賞も果たしています。
しかし、tobiryuさま自身は、シナリオ製作の方に重きを置いていたようです。RPGツクール作品は、ほとんどシナリオ製作のみで、「水草」などのほとんどの作品は、クラバーさまがほとんど製作されています。その分、サウンドノベルの方は、tobiryuさまのシナリオを前面に出しています。
ただ、この作品、ホラーと言うべきかは少々疑問が残る作品です。怪物である殺人ピエロは、登場以前に正体と人となりが判明しているため、ぶっちゃけ、あまり怖さは感じられません。


(補足)
2010.11.03:DL先をVectorに変更

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【 きゅうけつきのよみち 】

そういう貴方は、まさか…。
レビュワー [ AXL ]
ジャンル [ 絵本系血描写ありノベル ]
作者 [ 神波裕太(たぶんおそらくきっと) さま ]
容量・圧縮形式 [ 13.2MB・LZH ]
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ハマリ度:8 グラフィック:10 サウンド:10

「他人を生かすも殺すもあなた次第。」

また恥ずかしいコンテントを…。
まあ、別にいいでしょう。

えっーと・・・。この場を借りて神波裕太様に一言申し上げます・・・。
何故か目の黒い部分の無い人たちを見てると怖く感じるのは気のせいですか!?
そのせいで包丁さんとかも可愛く見えるんですけどね…。

包丁さん・・・萌え。いえなんでも御座いません。

脱線しかかるところだった。
えー、このゲームはやはり例によって選択肢を選んでいくだけのゲームです。

試しに神波裕太様による解説を入れてみましょう。

わたしのなまえはアイ

わたしが帰るこのみちは夜になるととってもくらくなる
一人で帰るのはとてもこわい
それにね、
さいきんこのみちには
きゅうけつきがでるんだって

一体、きゅうけつきとは何なんでしょう~?

このゲームにおいては、あまり解説するところは少ないような…。

あっ、一言忘れるところだった。
グロ表現が苦手な方は要注意です。

次も他の方のレビューしていないゲームをレビューしたい所ですが・・・。
短編でもいいですか?


 管理人コメント

絵本風のシンプルなシナリオで、作者様の可愛い絵柄もあって、直接的なホラーとしては、あまりインパクトはありません。
その分、本作「きゅうけつきのよみち」は、暗喩的なホラーと意外性としてのホラーに重点を置いた作品です。
主な登場キャラクターである3人は、選択肢によって、その正体も運命も全く異なってしまいます。主人公・アイの言う「きゅうけつき」とはいったい誰のことなのか…色々と探ってみて、シナリオコンプしてみましょう。

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