■ 三代目レビュー アクション 4
Gold mermaid Moss Moss

【 Gold mermaid 】

Gold mermaid
ジャンル [ 短編探索アクション ]
作者 [ すあま さま ]
容量・圧縮形式 [ 256MB・ブラウザゲーム ]
製作ツール [ GB Studio ]
言語 [ 日本語・英語 ]
備考 [ ダウンロードファイルをプレイするには、ゲームボーイのエミュレータが必要。ブラウザ上でのプレイを推奨。 ]
配布元 https://suama.itch.io/goldmermaid

戦慄のマリンフォーム

プレイヤーは若き女性冒険家。お宝の噂を聞きつけ、この湖の調査に訪れた。道中には、奇妙な模様が彫られた壁と、同じような模様が描かれたスイッチが点在していた。
より詳細を調査するためには、この湖に潜る必要がある…そう考えた冒険家は、ためらいも無く湖に飛び込んだ!
そう、彼女は人魚! しかしそんな彼女でも、この湖は手に余る難所であった! 鋭い鍾乳石と狂暴な肉食魚が行く手を阻むこの湖。果たして人魚は、この湖を踏破し、お宝を見つけられるだろうか?

Gold mermaid

本作は、30分程度でクリアできる短編の探索アクション。ただし、道中の難度はかなり高いです。その最大の原因が水中移動! 本作のジャンプは、ボタンの強弱などでの調整ができないようで、頭上の鍾乳石や肉食魚を回避しにくい仕様。
左右2箇所にある水中アスレチックステージはどちらも難所です。特に上図にある左側コース、私の積み重ねたリトライは両手両足でも数えきれないほどです。
鍾乳石は動かないため、ジャンプの上昇幅を測れば「飛んでもぶつからない距離」は大まかには分かります。問題は3連続の肉食魚。「視野が狭く、一番底だと上側の肉食魚が見えない」「2匹を同時に見れる一段上の地面では、下側の肉食魚に頭を嚙まれる(本作にしゃがみ回避はありません)」「すり抜け至難(ほぼ不可能)な2匹の高度差」「上の肉食魚に当たらないようにとジャンプを押しすぎると、天井の鍾乳石にぶつかる」「2匹を潜り抜けたスイッチ上にもう1匹」と、短編お手軽アクションとは思えないほどのガチレベルデザインとなっています。
その上で、「スイッチON/OFFなどの状態は、女神像でセーブして初めて反映される」仕様が追い打ちをかけます。そう、一度スイッチを押しても、帰り道でミスすると、スイッチを押す前の状態まで巻き戻ってしまうのです!
往路と復路は、マップ画面としては同一ですが、罠を潜り抜けるタイミングが意外と異なります。ベストのタイミングは、ミスを繰り返して覚える他ないのです。
本作の水中面では、ジャンプ連打は厳禁! 罠に当たらないギリギリまで、ジャンプボタンは我慢しましょう!

本作、「GB Studio」製であるため、ゲーム終了後のセーブは有効です。しかし、私としては最後までぶっ通しでプレイすることを推奨したいです。タイミングなど手触りがクリアに重要な本作、プレイ時間を空けてしまうと、そのタイミングを忘れてしまう可能性が高いです。
短いながらも手ごたえ十分な本作、貴方も人魚冒険家をお宝まで導いてください。

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【 Moss Moss 】

Moss Moss
ジャンル [ 戦わないメトロイドヴァニア ]
作者 [ Noel Cody さま ]
容量・圧縮形式 [ 11MB・ZIP, ブラウザゲーム ]
製作ツール [ PICO-8 ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ ダウンロード版は、Windows用, Mac用, Linux用が同梱されている ]
配布元 https://noelcody.itch.io/moss-moss

草生えるメトロイドヴァニア

「Moss Moss」の操作方法はシンプル。左右キーの移動、Xキーのダッシュ、Cキーのジャンプのみ。
「Moss Moss」の目的もシンプル。各マップにある土壌を踏み、草を生やしていきます。マップ内の全ての土壌に草を生やすと、「WELL MOSSED!」でマップクリア。クリアフラグとなる緑の葉っぱ(など)が出現します。
以上の知識は、最初のマップで十二分に学べます。土壌は側面・天井も余さず踏むこと。その側面・天井を、Cキー押しっぱなしである程度歩けること。クリアする上で必要となるテクニックも、同時に学べます。

Moss Moss

それでいて、歩みを進めるたびに様々な仕掛けが待ち受けています。
まずは特殊な土壌。双葉が生えている土壌を踏むと梯子が掛かり、水色の土壌を踏むとシャボン玉(上昇するリフト台)を定期的に放出するようになります。
マップによっては、1回だけ空中ジャンプができるオレンジの光を利用する箇所も。
壁の中に「よく見ると違う」ブロックがある場合は要注意。思わぬ通路が隠れています。
思わぬ繋がり方を見せるマップでセンス・オブ・ワンダーを味わう、シンプルでレトロチックな画面に「メトロイドヴァニア」の醍醐味が存分に詰まった作品です。

本作は短編…初見でも30分程度でクリアできるアクションですが、求められるテクニックは意外と高くなっています。
表クリアである「緑の葉っぱ」のコレクションに掛かるテクニックはそれほどでもなく、隠し通路を含めたマップの巡回をしていればクリアできます。
しかし、真クリアの「白い芽(葉?キノコ?)」のコレクションに必要なテクニックは天井知らず。「そんなん知らん!!」みたいな隠し通路の先…「ジャンプ→ダッシュ→オレンジを取って再ジャンプ」と言う緻密な操作(もしくは表クリア後に解放される能力)を求められるトラップゾーンを潜り抜けた先…非常に到達難易度が高くなっています。

そんな本格かつ短編のメトロイドヴァニアである本作、イチオシ候補に挙げていました。しかし、ある一つの欠点があり、やむなく取り下げた作品でもあります。
その欠点は「セーブができない」こと。本作は終了・リロードしてしまうと、必ずニューゲームとなってしまいます。Escで出るメニューにも、「RESET CART」(最初に戻る)はあるものの、「Save」は存在しません。「RESET CART」を選択してしまうと、それまで獲得していた葉っぱもゼロの状態でニューゲームとなってしまいます。
表・裏ともに一気にクリアできる短編とはいえ、操作を落ち着かせるためのセーブは欲しかったところです。特にダッシュが求められる地帯は指を酷使するので、筆圧の強い私のような人は、休憩用のセーブが欲しかったです。

※ ちなみに、本稿のスクリーンショットとして掲載しているGIF動画、「Moss Moss」本体の機能(PICO-8独自の機能?)で撮影できます。
F9キーを押すと、押した時点から15秒ほど前のリプレイを、GIF動画としてデスクトップに出力してくれます。

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