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■ いかちゃん

タイトル画面
作者[ 作者様HPへ開発室Pixelさま ]
ジャンル[ アクション ]
容量[ 150KB ]
使用ツール[ 不明 ]
必須ソフト[ 最新のDirectX ]
ダウンロード 作者様HPへ

序盤のイベント 激流を進む Level Up! チャージアタック! VS ヌシ Level 6
↑画面写真提供:ES様


(補足)
2005.04:現在、Ver. 1.4.2までバージョンアップ。
2015.12.13:リンク先を変更
レビュワーハマリ度グラフィック サウンド合計総合判定
上橋 10/10 10/10 9 /10 110/120 a.gif
ES 8 /10 7 /10 9 /10
士文文三 10/10 10/10 10/10
いな 9 /10 10/10 8 /10

■イラスト:びるま

 《 上橋 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:9

波に流され、砂浜に打ち上げられた砂まみれコンブのような人生を送りたいキミに最適!!

▼ゲーム紹介

いや実はですね、このゲームの存在自体は、某レビューサイトさんでみたので、大分前から知ってたのですよ。ですが、プレイしたのはたった数週間前。レビューのジャンルがアクションに決定し、ソフトの情報を募集していたときに、ある方の推薦を受けてからで、それまではプレイしようと思いませんでした。
だって、タイトルが『いかちゃん』ですよ? 例えば、かの手塚治虫のライフワークも、『火の鳥』と格調高いからいいですが、もし『いかちゃん』だったら、今ほど普及してたでしょうか? もし仮に、ドストエフスキーの『罪と罰』が『いかちゃん』だったりしたら、それだけで人類屈指の名作が、なかったことにされていたかもしれません。ですから、この作品も、タイトルを『いかちゃん』でなく、『沈黙のイカ』とか、『覚悟のイカ』とか、『ヒゲのOL薮内イカ子』とかにすれば良かったのですよ。

などというわけで、知ってからプレイするまでに1年くらいブランクがあいてしまいました。
で、プレイ後の感想としては…

…もう永久にこの海を漂っていたい…

というわけで、上のキャプションになりますた。

▼見どころ

実は拙者、このゲームをものすごく気に入ってまして、上の画面写真のうち、レベルが6というのだけは拙者が用意したものです。クリアはもっと低いレベルでできたのですが、「何か隠し要素はないかな~というか拙者は上橋などではなく、しがないイカですよ~」というわけで、プラプラと蠢いたりしているうちに、あのレベルになってしまいました。

魅力を語っていくなら、まず絵がイイ! 作者さんサイトのイラストを見ていただければわかりますが、基本的に絵が非常に上手い。デッサンも上手いし、質感表現も上手いし、背景も小物も、色彩設計も上手い。動かしても上手いし、しかも独特な空気を持っている。そういう人がコツコツと打ちこんだドット絵なんですから、もう見ているだけで心が洗われるような気がします。オラの心は水洗便所のようにきれいだべ(チチ)。
続いて、サウンドがイイ! つい本日、部屋の模様替えをして、パソコンの出力を、今までの安物のスピーカーから、高級オーディオにつなぎ変えたのですが、そうしたら、いかちゃんがじつは、微妙にしゃべってると言うことがわかりました。泳ぐ時は「ハイ」、溜め泳ぎは「ウッ ハッ!」と言ってるんです。嘘だと思うなら、ヘッドホンで聞いてみてください。癒されるBGMももちろんですが、こうした芸の細かさも魅力的。
さらに、世界観がイイ! プレイしてみればわかりますが、なんというか、哀れな捨て猫を探しだして、濃い目のカルピスでもあげたくなるような優しげな世界観で、癒し力十分です。

そして、これらの魅力をまとめあげるのが、異様に説得力のある波間漂い感です。海の底でゆらめく襟裳コンブのように、海中をあっちへフラフラ、こっちへフラフラ… ああ、拙者はクラゲのように波間を漂うしがないイカなんだな。もう性に合わなすぎる大学に行く必要も、漫画の下手糞さで苦しむこともないんだな… ぼかぁイカだから…
というか…上橋って誰だっけ?

 《 ES 》   ハマリ度:8 グラフィック:7 サウンド:9

緊急指令!! スペースハンター(嘘)烏賊(いか)ちゃん!

ハマリ度:8/10
このゲーム、ちょっとずつマターリと進めていくのがいいのか、それとも、一気にタイムアタックに挑戦するのがいいのか…。
決めるのは、あなた自身です。
グラフィック:7/10
上の画面写真を見てもらえれば判るが、意外とこじんまりしている。
まあ、コレもといったところであろう。
サウンド:9/10
まさに、「海」のイメージにぴったりの曲ばかり。
でも、そんな牧歌的なイメージばかり抱いていると裏切られるのも、「あざらし」同様この作者の特徴である。

烏賊(初期型) ほの暗い海の底…そこにたたずむ一杯の烏賊…
←というには、かなり無理のあるお姿ではあるが。
正直、齧りかけのタコさんウインナーにしか見えなかった。
…って言うか、こうして見ると、脚四本しかないし。

…あれっ?このゲームってこんなツッコミをするゲームじゃないはずなんだだけどなぁ…。
バカゲー脳となりつつある我が頭部を小突きつつ、とりあえず目の前の道を進んでみる。
すぐそばに何か意味深なヒトデ(型生物)がいるが、 どうしようもないので無視。

…………………………………………………………………

……死ぬかと思った(実際、一回死んだ。)…ナニが悲しゅうて、初回からこんな針山ばかりの危険な道通らなくてはならんのか…(アクションだから)
烏賊(弐式) とりあえず、何とか無事にイカらしい姿になれた。→
相変わらず、脚は四本だが。
とりあえず、コレで頭突き攻撃が出来るようになり、攻略範囲もぐっと広がるのである。

ここからが、このゲームが俄然と面白くなる所であります!
方向+ジェット噴射だけと言う操作方法による独特の浮遊感と、海中を自由に歩きまわれるという楽しさ。
当てにくい頭突き攻撃も、攻撃メインで無いこのゲームではなんら問題なし。
最初の針山地帯も、今となっては、この操作方法を真剣に覚えこませようとする作者の厳しいながらも優しい心遣いだと確信できます。
でもそんな楽しいゲームも、後半となって、また大きなツッコミどころが…

ラスト近くになって、やっとあのヒトデ型生物の謎が判る

…のだが…

!!!???

いっ…意外とかっこいい本名だ!烏賊!!
ここから、物語は俄然シリアスに!海底の生き物たちの生命を一身に背負い、

烏賊、駆ける!

…と、まあ詳しいことは、実際にプレイして確かめてください。お時間もそんなにとらせませんし。

 《 士文文三 》  ハマリ度:10 グラフィック:10 サウンド:10

とにかくやってみて!

容量が少ないからダウンロードが楽。
短い時間で出来るから、気軽に遊べる。
操作がシンプルで、すぐに馴染むことができる。
素晴らしい操作感で動かすだけでも面白い。

最高でした。どうもごちそうさま。

 《 いな 》  ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:8

イカさん天国

とにかく凄い、何が凄いってこの脱力感である。
ほどよく脱力感を味わえるグラフィックに、どこかぽよ~んとしたサウンド。
しかしそれでありながら白熱してしまうのが凶悪。
しかもイカになりたくなる新しさも。
とにかくプレイしてくださいませ。
我が人生、最初の感覚を味わってしまいましたよ。
このゲームを一言で言うならば、さしずめ「マグロなのにイカの味」ってところ
でしょうか。

 《 びるま 》 (イラスト)

0211-4.jpg

↑4コマで特別参加していただきました。相変わらず病んだステキな4コマありがとうございます~

編集後記

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